やっと出ます。嬉しくって踊り出しそうです(基本運動神経音感リズム感に問題があって踊れません!が)
..........。
DVD出るまでになんとか最後まで行きたいですが、なかなか時間がとれません。
ものすごーく、間があいちゃいましたが何とか書いた文だけ。今回は殴り書きメモも確認してない超え加減版あんまり細かく見ないでね...。
以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その10)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。
ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。
「よお、フリッツ元気か?アッハッハッハ...」
ゲーリングは妙にご機嫌で、訝り驚く招待客達も意に介さないように我が物顔で大笑いする。
ゲッベルスは、ゲーリングから逃げるように、(玄関の下手から一番奥まった)上手の鏡の前の椅子に座り、苦々しくその様子を見ている。
ゲーリングは部屋を見回す。
「...相変わらず下品な装飾だな。3分いれば反吐が出る!アハハハ...」
「ゲーリング元帥!」
レニがにこやかにゲーリングに歩み寄る。
「レニ?レニ・リフェンシュタール!あー久しぶりだ!アーハッハッハ。あー懐かしいな...」
ゲーリングはレニと親しげに抱き合い挨拶する。
「...あー君!”タンホイザー”2幕4番、『入場行進曲』!」
上機嫌のゲーリングはピアニストに指示を出し、曲にあわせて歌い出す。
「パッ、パパパパパラッ〜パパパパラッ、パパパパラッ、パラパラ...」
舞台中央の階段を、踊るようにステップしながら、上ったり下りたりして歌い続ける。
「...僕の名前はゲーリング元帥、君の名前はレニ・リーフェンシュタール!
グリュンドゲンスはおじいちゃん、マグダは可愛いね、マグダー!
僕とフリッツは...(突然怒鳴る)おーい!」
ピアノ演奏が止む。
「何故、俺を止めない!」
↑ここの歌詞は日替わり(?)で何種類かありました。
プレビュー(1日目)と初日は「パラパラ」のみで、終わりの台詞は「もういい、止めろ!」でした。
3月28日は途中から”ゲーリング一家の紹介”
「...僕の名前はゲーリング元帥、パパの名前はエルンスト、弟2人に兄1人、従兄弟はアルベルト...」で「何故、俺を止めない!」とノリ突っ込みに変化。
4月3日(パルコ千秋楽)、は5月1日(KAAT千秋楽)と同じく途中から”パーティー客の紹介”で「何故、俺を止めない!」でした。
”タンホイザー”はリヒャルト・ワーグナーのオペラ。
ナチスの関係者はヒットラーを始めワーグナーが大層お気に入りだったそうで、ナチス政権時代のドイツでは頻繁に演奏・上演されていたようです。
それもあってか現在もワーグナーの作品の演奏を拒否する指揮者や演奏家、オーケストラがいます。実際にワーグナーはドイツ国粋主義の色濃い作品を発表し、反ユダヤ主義の論文を書いた事は事実ですが、生前自作の初演にユダヤ人指揮者を起用するなど、生粋の「反ユダヤ」ではなかったようです。また養父(一説には実父)はユダヤ人でした。
ワーグナーがナチスと同時代の作家でナチスに取り入っていた、と、言うなら排除の対象となるのも当然ですが、1883年に没しており、後から勝手に「ナチス御用達」になったので、ある意味正当な評価の妨げになっているといえなくもありません...。(この話題は書き始めると止まらなくなってくるので、とりあえずここでストップ。ワーグナーについては、また日を改めて...。)
素に戻ったゲーリングは、少しばつが悪そうにあたりを見回す。
「...パーティーは終わったのか」
「これからだ!」
ゲッベルスは苦々しく答える。
「(笑いながら)間に合って良かった」
「あなたを呼んだ覚えはない!」
「俺も呼ばれた覚えはないさ。グリュンドゲンスから話を聞いてね、様子を見に来たんだ」
ゲーリングはグリュンドゲンスに歩み寄り、手を握り肩に手をおいて、ゲッベルスに語る。
「ヨゼフ!グリュンドゲンスはいい役者だぞ」
「あなたに言われなくても分かってる」
親しげにファースト・ネームで呼びかけるゲーリングだが、せっかくのパーティーの出鼻をくじかれて怒り心頭のゲッベルス。
↑大人げなくだだっ子のようなゲッベルス博士かわゆくて萌え(爆)
続きは(以下省略)
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