2011年10月04日

【non-rp】小日向文世/ザ・プレミアム・モルツ/「新・ざんまい」篇




いつもはナレーションのみですが今回は画面に登場!
コンビニのレジで嬉しそうな表情がたまりません(じゅるる)←こらっ
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2011年09月30日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年10月)

10月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

金曜ドラマ「専業主婦探偵〜私はシャドウ」
TBS
2011/10/21〜(毎週金曜)
※藤元泰介 役


NHK大河ドラマ「平清盛」
NHK
2012/1〜(予定)
※源為義 役


単発ドラマ

ステキな隠し撮り〜完全無欠のコンシェルジュ〜
フジテレビ
2011/11/5
※脚本・総合演出:三谷幸喜(映画「ステキな金縛り」関連)


ドラマスペシャル「警視庁失踪人捜査課」
テレビ朝日
今冬放送(予定)
※法月大智 役(2010年放送のシリーズのスペシャル版)


その他

映画「ステキな金縛り」 メイキング
フジテレビNEXT、フジテレビONE、フジテレビTWO(CSなど)
2011/10/1 他(ほぼ毎日)
※三谷幸喜監督最新作メイキング


メイキング・オブ・「ステキな金縛り」(仮)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/10/2 他
※三谷幸喜監督最新作メイキング


映画「スマグラー おまえの未来を運べ」の世界 #1 危険人物編
WOWOWシネマ(BSほか)
2011/10/4 他
※映画「スマグラー」宣伝


映画「スマグラー おまえの未来を運べ」の世界 #2 取扱注意編
WOWOWシネマ(BSほか)
2011/10/4 他
※映画「スマグラー」宣伝


ぴったんこカンカン
TBS
放送日未定
※ドラマ「専業主婦探偵〜私はシャドウ〜」番宣


以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

犬飼さんちの犬(2011)
アニマルプラネット(CSなど)
2011/10/7(一挙放送)
※犬飼保 役(主演)


ハチワンダイバー
フジテレビTWO(CSなど)
2011/10/26〜(月〜金2話連続帯放送)
※鈴木歩人 役


新・科捜研の女2(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2011/10/19,20
※第9話「どうするマリコ! 灼熱50度の監禁状態」楠見純一 役(ゲスト)


単発ドラマ

夏樹静子・作家40年記念サスペンス特別企画「Wの悲劇」(2010)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/10/15
※中里右京(刑事)役


たったひとつのたからもの(2004)
日テレプラス(CSなど)
2001/10/17
※田丸慎二 役


仕掛人 藤枝梅安(2006)
時代劇専門チャンネル(CSなど)
2011/10/23
※彦次郎 役


新・女検事 霞夕子11
「家族写真 行方不明の夫を待ち続ける美談の妻が犯した二度目の過ち」(1997)
ファミリー劇場(CSなど)
2011/10/25
※池川 敦夫(夫)役


恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love StoriesW〜(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/10/10
※「殺したい女」刑事(聞き手)役


映画

おとうと(2010)
WOWOWシネマ(BSなど)
2011/10/4
※小宮山進 役


サイドウェイズ(2009)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/10/12 他
※斉藤道雄 役(主演)


がんばっていきまっしょい(1998)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/10/4 他


そのときは彼によろしく(2007)
チャンネルNECO(CSなど)
2011/10/13 他
※遠山悟朗 役


ザ・マジックアワー(2008)
フジテレビ
2011/10/29
※長谷川謙十郎(マネージャー)役


みんなのいえ(2001)
WOWOWシネマ(BSなど)
2011/11/3
※喫茶「エプロン」のマスター役


その他

オケピ!(2003)
WOWOWライブ(BSなど)
2011/11/2
※ピアノ(誉さん)役(三谷幸喜作・演出の舞台)


12人の優しい日本人(2005)
WOWOWライブ(BSなど)
2011/11/3
※陪審員NO.9役(三谷幸喜作・演出の舞台)


加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏ぐらい(希望...笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演




他にフジテテレビで「古畑任三郎」シリーズ2,3シーズンが下旬から、ラスト3本が毎週末に再放送予定。コヒさん出演の話もありますが、再放送なので予定としてはあまり当てにならないかも(映画のプロモ関連)
映画「ステキな金縛り」と「スマグラー」宣伝露出ありますがコヒさんが出るか、は…。


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2011年09月29日

【non-rp】「国民の映画」その10(ネタバレ注意)

「国民の映画」DVD11月22日発売決定!
やっと出ます。嬉しくって踊り出しそうです(基本運動神経音感リズム感に問題があって踊れません!が)

..........。

DVD出るまでになんとか最後まで行きたいですが、なかなか時間がとれません。
ものすごーく、間があいちゃいましたが何とか書いた文だけ。今回は殴り書きメモも確認してない超え加減版あんまり細かく見ないでね...。


以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その10)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。



ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




「よお、フリッツ元気か?アッハッハッハ...」
ゲーリングは妙にご機嫌で、訝り驚く招待客達も意に介さないように我が物顔で大笑いする。

ゲッベルスは、ゲーリングから逃げるように、(玄関の下手から一番奥まった)上手の鏡の前の椅子に座り、苦々しくその様子を見ている。

ゲーリングは部屋を見回す。
「...相変わらず下品な装飾だな。3分いれば反吐が出る!アハハハ...」

「ゲーリング元帥!」
レニがにこやかにゲーリングに歩み寄る。
「レニ?レニ・リフェンシュタール!あー久しぶりだ!アーハッハッハ。あー懐かしいな...」
ゲーリングはレニと親しげに抱き合い挨拶する。

「...あー君!”タンホイザー”2幕4番、『入場行進曲』!」
上機嫌のゲーリングはピアニストに指示を出し、曲にあわせて歌い出す。

「パッ、パパパパパラッ〜パパパパラッ、パパパパラッ、パラパラ...」
舞台中央の階段を、踊るようにステップしながら、上ったり下りたりして歌い続ける。
「...僕の名前はゲーリング元帥、君の名前はレニ・リーフェンシュタール!
グリュンドゲンスはおじいちゃん、マグダは可愛いね、マグダー!
僕とフリッツは...(突然怒鳴る)おーい!」

ピアノ演奏が止む。

「何故、俺を止めない!」



↑ここの歌詞は日替わり(?)で何種類かありました。
プレビュー(1日目)と初日は「パラパラ」のみで、終わりの台詞は「もういい、止めろ!」でした。
3月28日は途中から”ゲーリング一家の紹介”
「...僕の名前はゲーリング元帥、パパの名前はエルンスト、弟2人に兄1人、従兄弟はアルベルト...」で「何故、俺を止めない!」とノリ突っ込みに変化。
4月3日(パルコ千秋楽)、は5月1日(KAAT千秋楽)と同じく途中から”パーティー客の紹介”で「何故、俺を止めない!」でした。

”タンホイザー”はリヒャルト・ワーグナーのオペラ。
ナチスの関係者はヒットラーを始めワーグナーが大層お気に入りだったそうで、ナチス政権時代のドイツでは頻繁に演奏・上演されていたようです。
それもあってか現在もワーグナーの作品の演奏を拒否する指揮者や演奏家、オーケストラがいます。実際にワーグナーはドイツ国粋主義の色濃い作品を発表し、反ユダヤ主義の論文を書いた事は事実ですが、生前自作の初演にユダヤ人指揮者を起用するなど、生粋の「反ユダヤ」ではなかったようです。また養父(一説には実父)はユダヤ人でした。
ワーグナーがナチスと同時代の作家でナチスに取り入っていた、と、言うなら排除の対象となるのも当然ですが、1883年に没しており、後から勝手に「ナチス御用達」になったので、ある意味正当な評価の妨げになっているといえなくもありません...。(この話題は書き始めると止まらなくなってくるので、とりあえずここでストップ。ワーグナーについては、また日を改めて...。)



素に戻ったゲーリングは、少しばつが悪そうにあたりを見回す。
「...パーティーは終わったのか」
「これからだ!」
ゲッベルスは苦々しく答える。
「(笑いながら)間に合って良かった」
「あなたを呼んだ覚えはない!」
「俺も呼ばれた覚えはないさ。グリュンドゲンスから話を聞いてね、様子を見に来たんだ」

ゲーリングはグリュンドゲンスに歩み寄り、手を握り肩に手をおいて、ゲッベルスに語る。
「ヨゼフ!グリュンドゲンスはいい役者だぞ」
「あなたに言われなくても分かってる」

親しげにファースト・ネームで呼びかけるゲーリングだが、せっかくのパーティーの出鼻をくじかれて怒り心頭のゲッベルス。

↑大人げなくだだっ子のようなゲッベルス博士かわゆくて萌え(爆)


続きは(以下省略)



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2011年09月01日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年9月)

9月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

ブルドクター
日本テレビ
毎週水曜日(〜2011/9/14? 全11話)
※武田伸生教授 役


金曜ドラマ「専業主婦探偵〜私はシャドウ」
TBS
2011/10/21〜(毎週金曜 予定)
※藤元泰介 役


NHK大河ドラマ「平清盛」
NHK
2012/1〜(予定)
※源為義 役


単発ドラマ

ドラマスペシャル「警視庁失踪人捜査課」
テレビ朝日
今冬放送(予定)
※法月大智 役(2010年放送のシリーズのスペシャル版)


その他

その時、私は
BSフジ(BSなど)
2011/9/10


映画「ステキな金縛り」 メイキング
フジテレビNEXT、フジテレビONE、フジテレビTWO(CSなど)
2011/10/1〜
※三田に幸喜監督最新作メイキング(シリーズ?)


メイキング・オブ・「ステキな金縛り」(仮)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/10/2 他
※三谷幸喜監督最新作メイキング


以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

犬飼さんちの犬(2011)
アニマルプラネット(CSなど)
2011/9/25、26(一挙放送)
※犬飼保 役(主演)


JIN−仁−(2009)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/9/19、20(一挙放送)
※勝海舟 役


風林火山(2007)
チャンネル銀河(CSほか)
毎週木曜日 他
※諏訪頼重 役(出演分(9〜16話)は終了…)


新・科捜研の女2(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2011/9/23
※第9話「どうするマリコ! 灼熱50度の監禁状態」楠見純一 役(ゲスト)


単発ドラマ

たったひとつのたからもの(2004)
日テレプラス(CSなど)
2001/9/4
※田丸慎二 役


仕掛人 藤枝梅安(2006)
時代劇専門チャンネル(CSなど)
2011/9/28
※彦次郎 役


恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love StoriesU〜(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/9/25
※「引きこもりの女」父親 役


夏樹静子・作家40年記念サスペンス特別企画「Wの悲劇」(2010)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/10
※中里右京(刑事)役


恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love StoriesW〜(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/10
※「殺したい女」刑事(聞き手)役


映画

おとうと(2010)
WOWOW(BSなど)
2011/9/1
※小宮山進 役


銀のエンゼル(2004)
V☆パラダイス(CSなど)
2011/9/4 他(2011/9/4はスカパー!無料開放日で契約者以外も視聴可)
※北島昇一 役(映画初主演作)


眠る男(1996)
衛星劇場(CSなど)
2011/9/7 他
※ワタル 役(小栗康平監督作品)


必死剣鳥刺し(2010)
東映チャンネル(CSなど)
2011/9/7 他
※保科十内 役


HERO (2007)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/9/8 他
※末次隆之 役


サイドウェイズ(2009)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/10/12 他
※斉藤道雄 役(主演)


がんばっていきまっしょい(1998)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/10/4 他


そのときは彼によろしく(2007)
チャンネルNECO(CSなど)
2011/10
※遠山悟朗 役


その他

加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏ぐらい(希望...笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演




映画「ステキな金縛り」と「スマグラー」宣伝露出あるかな…。


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2011年07月29日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年8月)

8月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ


ブルドクター
日本テレビ
毎週水曜日
※武田伸生教授 役


金曜ドラマ「専業主婦探偵〜私はシャドウ」(仮)
TBS
2011/10〜(予定)


NHK大河ドラマ「平清盛」
NHK
2012/1〜(予定)
※源為義 役


以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

犬飼さんちの犬(2011)
アニマルプラネット(CSなど)
毎週土曜日 他(〜2011/8/18)
※犬飼保 役(主演)


太陽と海の教室(2008)
フジテレビTWO(CSなど)
〜2011/8/1(2話連続帯放送)
※神谷龍之介理事長 役


あしたの、喜多善男(2008)
2011/8/3〜8(2話連続帯放送)
ホームドラマチャンネル
※喜多善男 役(主演)


風林火山(2007)
チャンネル銀河(CSほか)
毎週木曜日 他
※諏訪頼重 役


新・科捜研の女2(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
毎週金曜日 他
※第9話「どうするマリコ! 灼熱50度の監禁状態」楠見純一 役(ゲスト)
 放送は9月下旬頃


あいのうた(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/8/8〜23
※飯塚英樹(刑事)役


3番テーブルの客 〜超解像版 〜(1996)
フジテレビNEXT(CSなど)
2011/8/13
※三谷幸喜脚本 和田誠監督


単発ドラマ


たったひとつのたからもの(2004)
日テレプラス(CSなど)
2001/9
※田丸慎二 役


映画

リング2(1999)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/8/12 他


HERO (2007)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/8/7 他


木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/8/1 他


木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/8/2 他


ALWAYS 三丁目の夕日 (2005)
WOWOW(BSなど)
2011/8/15


ALWAYS 続・三丁目の夕日 (2007)
WOWOW(BSなど)
2011/8/15


おとうと(2010)
WOWOW(BSなど)
2011/8/17



その他


加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏ぐらい(希望...笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演




今月から「チャンネル銀河」も範囲に含めたが、スカパー!e2は受信できません...。
諏訪頼重見たい...。



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2011年07月01日

【non-rp】「国民の映画」その9(ネタバレ注意)

映画「犬飼さんちの犬」にかまけて、少々間があいてしまいましたが、以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その9)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。



ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




「フリッツ」
ゲッベルスはフリッツを促す。

「皆様、お食事の支度はできております」


ゲッベルスは中央に立ち、招待客に挨拶をしようとするが、下手ソファーに怪しい人物を見つける。
「ひょっとして君は、ヒムラー君ですか」
黒いマスクをかぶり、まるでまじない師のような扮装をしている。

「そこで何をしている」
「見てわかりませんか、占いですよ...映画を見ない代わりに未来を見るんです」
ピアニストが怪しげな曲を奏でる。

「何かわかりましたか」
ツアラが聞く。
「...不思議なカードがでている...(カードをつまみ上げながら)招かれざる客...」
「あんただろ!」
すかさずツッコむゲッベルス。

「まだ誰か来るんですか」
ヤニングスがゲッベルスに尋ねる。
首を振るゲッベルス...。

「...それはこの家の主人が最も会いたくない人物...」
「私が?」
半信半疑のゲッベルス。
「...そして...発砲!」
「発砲?」
「今夜この部屋で、誰かが誰かを打つ!」
「随分具体的な内容ねぇ」
レニは呆れたように呟く。

「当たるんですか?長官の占いは」
フレーリッヒが興奮気味にヒムラーに聞く。
「はっきり言って当たったことはない」
「何なんだ!」
怒るゲッベルス。
「だからこそ、そろそろ当たるような気がする」

「私の未来はどうなったの?」
不満そうなツアラ。

ゲッベルスはヒムラーが広げている占いのカードを並べている布の端をはね上げカードに被せる。
「もう十分だろう」

↑ヒムラーの”当たらない”占いにつき合わされたゲッベルスは、怒りを通り越して呆れている様子。
この先何が起こるかは、神、ならぬ作家のみぞ知る、です。つまり必ず当たる予言も可能(笑)。この辺で”楽屋落ち”の笑いを取リに行かなかったのは勿体ない気が...。
というより、ソレがないなら、このエピソード丸ごと不要では?
段田さんの見せ場って訳でもないし、伏線としても機能してないし...。


気を取り直した、ゲッベルスは中央に立つ。
「それでは皆さん、食事の前に一言ご挨拶を」
「宜しくお願いします、ゲッベルス博士!...拍手!」
すかさずヤニングスが盛り上げる。

にこやかに招待客を感慨深く見回し、一呼吸おいて話し始める。

「今日はお忙しい中ありがとうございます。集まっていただいた理由は食事の後にお話しするとして...私は昔から映画が大好きでした...」

ピアニストが静かに威厳あるメロディーを奏で始める。
ゲッベルスは舞台中央の階段を振り返り、話を続ける。
「...この階段...何か見覚えはありませんか...そう!『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラが下りてきた、あの階段にとてもよく似ているんです。それで私はこの屋敷を買った。初めて見た映画はルビッチュの『僕の恋人はどこ?』...学生の時でした。他愛のない恋愛喜劇でしたが、こんなに面白いものが世の中にあるのかと、びっくりしたのを覚えています...」


↑『僕の恋人はどこ?』は、監督として有名となる前のエルンスト・ルビッチュが俳優として主演したコメディ映画『商会の誇り』シリーズの一本。(原案もルビッチュ自身)何をやっても失敗ばかりの店員が、ひょんな事から大活躍、最後には店の主人の娘と結ばれて...といったお気楽なコメディ。


ゲッベルスは、にこやかに、誇らしげに演説を続ける。
「...そんな私がこうして映画製作に携わるようになるとは思ってもいなかった...映画人の皆さんとお近づきになれて、これほど嬉しいことはありません...私は、映画は総合芸術だと思っています。音楽、美術、文学、優れた俳優達、そして監督、映画は全ての芸術が集まって出来ています。映画こそが、芸術の最高峰だと私は思います。映画、万歳!」

ゲッベルスの演説に率先して一際大きな拍手を送るヤニングス。
客達の拍手に満足げなゲッベルス。
「...では食事を楽しんでいってください」

「皆様、こちらでございます」
フリッツが招待客を案内しようとするその瞬間、玄関から大きな歌声がしてきた。

「パパパパパパ...パパパ、パパパ、パッパァ〜」

「なんだ?」
ゲッベルスは、不愉快に玄関を伺い、フリッツに様子を確かめさせようとする。

「...パラッ、パラパラパラァ〜、パラパラァ、パラパラパラ...」
白い軍服を着た巨漢が大声で歌いながら入ってくる。

「アッハッハ...よう諸君!お揃いのようだね!」
やけにご機嫌な、ゲーリング元帥(白井晃)が呆気にとられる一同を気にする様子もなく、ズカズカとサロンに入ってくる。

「ゲーリング閣下」
フリッツが出迎える。


続きはまた今度...。


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【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年7月)

7月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ


ブルドクター
日本テレビ
2011/7/4〜 毎週水曜日


NHK大河ドラマ「平清盛」
NHK
2012/1〜(予定)
※源為義 役


その他

アナどきっ!
日本テレビ(デジタルのみ アナログは別番組)
2011/7/1
※ドラマ「ブルドクター」特集


徹底究明!水曜ドラマ「ブルドクター」魅力を大解剖SP!
日本テレビ
2011/7/2


ゴゴドラ 「今夜究明!水曜ドラマ『ブルドクター』徹底解剖SP!!」
日本テレビ
2011/7/6




以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

犬飼さんちの犬(2011)
アニマルプラネット(CSなど)
毎週土曜日 他
※犬飼保 役(主演)


新・科捜研の女2(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2011/7/29〜
※第9話「どうするマリコ! 灼熱50度の監禁状態」楠見純一 役(ゲスト)
 放送は9月下旬頃


相棒 Season5(2006)
テレ朝チャンネル
2011/7/29
※第5話「悪魔への復讐殺人」村木重雄 役(回想のみ)


あいのうた(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/8
※飯塚英樹(刑事)役


単発ドラマ

瑠璃の島スペシャル2007 〜初恋〜(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/7/8
※米盛照明 役


恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love StoriesU〜(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/7/3
※「ひきこもりの女」父親役(特別出演)


恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love StoriesW〜(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/7/25
※「殺したい女」刑事(聞き手)役


たったひとつのたからもの(2004)
日テレプラス(CSなど)
2001/7/23


JIN-仁-(2009)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/7/16,23 一挙放送
※勝海舟役


説得(1993)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/7/10
※主演 ビートたけし TVドラマ(実質)デビュー作


映画

リング2(1999)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/7/7 他


HERO (2007)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/8/7 他


木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/8/1 他


木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/8/2 他


g@me.(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/7/4 他
※警官 役


必死剣鳥刺し(2010)
東映チャンネル(CSなど)
2011/7/10 他


沈まぬ太陽(2009)
WOWOW(BSなど)
2011/7/9


ALWAYS 三丁目の夕日 (2005)
WOWOW(BSなど)
2011/8/15


ALWAYS 続・三丁目の夕日 (2007)
WOWOW(BSなど)
2011/7/3


おとうと(2010)
WOWOW(BSなど)
2011/8/17



その他

ドラナビ「JIN-仁-」(2009)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/7/16


加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏ぐらい(希望...笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演



ドラマ「ブルドクター」情報ほとんどチェックしてません。
犬飼さんにかまけておりました...。


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2011年06月25日

【non-rp】映画「犬飼さんちの犬」初日舞台挨拶@シネマスクエアとうきゅう

犬飼さんちの犬@シネスクとうきゅう0.jpg映画「犬飼さんちの犬」初日舞台挨拶@シネマスクエアとうきゅうを観ました。
相変わらずつやつや笑顔爆発の小日向文世さんをたっぷり堪能させていただきました。

舞台挨拶は、小日向文世さん、ちはるさん、小野花梨さん、矢部光祐さん、亀井亨監督、主演犬の”サモン”(チリ)、MCは襟川クロさんでした。


以下、小日向さん中心に、例によって一観客の(妄想を含んだ)感想、雑感です。大部分を記憶に頼っておりますので、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。
なお、上映後の挨拶のため、多少のネタバレが含まれます。が、余り神経質にならず、もふもふ(笑)、と行きましょう...。

一回目の上映後、プレスの方々が入り、舞台挨拶は和やかに始まりました。

MC襟川クロさん:
では小日向さんから、主演の犬飼さんちのお父さんご挨拶をお願いいたします。

小日向文世さん:
えー今日は本当に朝から、公開初日に新宿までお越しいただきましてありがとうございます。
今日公開されるいろんな映画がありますけれど、アメリカ映画では「SUPER 8」、日本では「アンダルシア」と強敵が沢山そろっている中で、この「犬飼さんちの犬」を見に来てくださって本当に感謝しています。ありがとうございます。一目見るだけで皆さん顔がほころんでいるのが分かりますが、本当にこのサモエド犬、本当に可愛くて、僕らどれだけ撮影現場で癒されたか、サモンと犬飼家のたわいもない、大した事件も起きないお話だったんですけれども、少しでも「ほっこり」した気持ちになっていただければ幸いです。本当にありがとうございました。

つづいて、ちはるさん、小野花梨さん、矢部光祐さん、亀井亨監督、主演犬の”サモン”(を演じた”チリ”の代わりにトレーナー北村さん)が挨拶。

MC襟川クロさん:
今回犬が嫌いな犬飼さんという設定だったのですが、実はワンちゃんとは大の仲良しだったというお話を、チラッと伺いましたが...。

小日向文世さん:
家にトイプードルの雄で”きなこ”って言うのがいるんですけど、この子(と、チリとアイコンタクト)に会ってから僕の頭の中から”きなこ”がいなくなっちゃいました。去年12月半ばから、今年の1月いっぱいまで、ずっと撮影で一緒だったんですけど、うちに帰っても”きなこ”が全然目に入らなくって(笑)上書きというのか、とにかく”サモン”が可愛くって、本当にハードな日々だったんですけど、精神的に、ほんとに癒されまして...僕が映画の中でどんどん仲良くなっていくのを、ただそのまま撮ってもらっただけなんです。そのぐらいにもう”サモン”とのシーンが大好きで...それから家族のみんなも、子供達も”サモン”の取り合いで
したからね。撮影の合間合間、誰が”サモン”に触るのかって、独り占めしたくなるほど可愛かった。本当に僕は”サモン”に助けられました。

MC襟川クロさん:
どんな名優さんも動物や子供達にはかなわない、といいますが、小日向さんクラスの大名優...

小日向文世さん:
(笑いながら)いやぁ、何言ってるの

MC襟川クロさん:
...でも困っちゃったなぁってことありましたか?

小日向文世さん:
いや、全然ないんですよ。本当に、NG出したってそれも全部許せちゃうって言うか(と笑顔爆発)...全然何もこの子に腹が立つってこと一回もなかったです。

MC襟川クロさん:
素晴らしいですね

小日向文世さん:
ほんとに、それも北村さんの...

突然”サモン”のトレーナーに話を振るコヒさん。
段取りと違っていたのか、マイクをめぐってあたふた。
会場は笑いに包まれる...。

”サモン”こと”チリ”のトレーナー・北村さん:
...犬と役者さんを絡ませるっていうのは、役者さんが犬に歩み寄ってくださらないとできないことなんです。(映画のワンシーンの)室内のドッグランで、皆さんがご覧になった、「座れ」とか「伏せ」とかっていう演技をしているのは、リアルに私たち(トレーナー)が入れない空間なので、小日向さんと”チリ”の信頼関係に任せるしかなかったんですが...もう驚くほど、スムーズにいったので、リアルに私は凄く嬉しかったんです。

それを聞きながら、嬉しそうに声をたてて笑う小日向さん。


長男役の矢部光祐くんは撮影中かなりハイテンションで、”サモン”をいじり回し過ぎだと”ママ”(ちはるさん)に叱られ怖かった(といいつつ笑顔)、お父さん(小日向さん)はとっても優しかった...でも実は、お父さん(小日向さん)が「ちはるさん、ちょっと言ってよ」と、”ママ”を悪者にしていたらしいことがバラされてしまい、客席も舞台上も笑いが...。


MC襟川クロさん:
(矢部光祐くんに)どんな俳優さんになりたいですか?

矢部光祐くん:
”パパ”(小日向さん)みたいに色々な役を演じられる俳優さんになりたい、”パパ”みたいに優しい人になりたい

会場から拍手が...。
少々出来すぎの答えに小日向さん大笑い。

小日向文世さん:
うちでなんか練習してきたんじゃないの(笑)

MC襟川クロさん:
特訓してきたの?

矢部光祐くん:
少ししました

会場大爆笑。


MC襟川クロさん:
監督、この作品を撮るにどんな事を心掛けてお撮りになったんでしょう

亀井監督:
テーマが「笑顔」であったり、犬が自然体であればいいなと。
小日向さんの笑顔が自然体でればいいなと...映画そのものが全部がそうなんです。無理矢理泣かせたりとか、無理矢理感動にもってたりとか、こじつけなく、自然に、ふっと笑顔が出るような映画になればいいなと。
それが、この家族と”サモン”ということで、うまくいくといいなと撮ってました。


舞台挨拶の間、”サモン”はすっかりリラックスして、舞台上にねそべって、大物ぶりを発揮。(可愛い!)


プレス関係者のためのフォトセッション。
”サモン”を中心に犬飼さん一家と監督...みんな笑顔です。
例によって、”サモン”(チリ)のカメラ目線のため、トレーナーさんが会場内を走り回る。

”サモン”をなで回して笑顔フルスロットルの小日向さん思わず「皆さんに触らせてあげたい」って...。
小日向さんは、”サモン”に「ほら(はあと)」と笑いながらカメラを見るように促したり、「お手」したり、楽しくてしょうがないって感じが、見ているこっちにも伝わってきて、会場内終始和やかに。

スチルからムービーと、延々と続くフォトセッションで”サモン”の口元から涎が...すると小日向さん”サモン”に「お腹空いてるわ、暑いわで大変だよね...涎なのか汗なのかわかんないよね」と語りかけます。(勿論会場爆笑)


そして小日向さんから最後のメッセージ
控え室で襟川さんとお話したんですが、年間600本映画をご覧になるそうなんですが、そのなかで最近のワンちゃんの映画を沢山観ていて、その中でこの「犬飼さんちの犬」の、家族愛、”サモン”との心の交流を誉めてくださいました。是非口コミで、一人でも多くのかたに観てもらいたいと思いますので、今日ご覧になったあと、お友達や、親戚のかた(笑)に宣伝よろしくお願いします。本日はありがとうございました。


舞台上には”サモン”のもふもふの毛が...(欲しい!っていってる人も)

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2011年06月14日

【non-rp】映画「犬飼さんちの犬」試写会@スペースFS汐留(2011/6/13)

110613-180241.jpg舞台挨拶は、小日向文世さん、ちはるさん、小野花梨さん、矢部光祐さん、亀井亨監督、主題歌のSEAMOさん、主演犬のチリ(+カメコが途中から乱入)、MCは襟川クロさんでした。


以下、小日向さん中心に、例によって一観客の(妄想を含んだ)感想、雑感です。大部分を記憶に頼っておりますので、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。


犬飼保役の小日向文世さんの挨拶:
本日は「犬飼さんちの犬」完成披露試写会にお集まり頂いてありがとうございます。

今年になって、犬を題材にした映画やドラマが次々、公開されまして、ここに来て「また犬か」と思われている方も結構多いかと思うんですけれども、この「犬飼さんちの犬」は登場する、サモエド犬の”サモン”の可愛さは、他の犬作品の中でも群を抜いておりまして、特に、ふかふかの毛並みが必見だと思います。

更に犬嫌いな、犬の苦手な犬飼さんが、家族のごり押しによって苦手な犬と、一つ屋根の下暮らさなければならないという設定の面白さ、ユニークさはかなり面白い特色だと思います。

今月25日に公開初日になりますが、同日公開の中でも、織田裕二さん主演の、オール・スペイン・ロケ「アンダルシア」がライバル作品になると思います(会場爆笑)
こちらは千葉は房総、神奈川は三崎、東京は深大寺とオール首都圏ロケで(会場から笑いと拍手)

どうか宣伝よろしくお願いいたします。



妻役のちはるさん、長女役の小野花梨さん、長男役の矢部光祐さん、主題歌のSEAMOさん、亀井亨監督、の順で挨拶。


続いて、Q&Aの時間(小日向さんがらみ部分中心に抜粋)

MC:映画の台本を手にしたときどんな事を感じましたか

小日向:家にも”きなこ”というトイプードルがいるんですが、女房が勝手に犬を決めて「決めちゃった」って写メが来て、そのシュチュエーションがとてもよく似ているな、と。
トイプードルは、小さいんですが、雄だったんです。女房の取り合いになりまして、僕のベッドを独占し始めて、「僕を取るのか、”きなこ”を取るのか」と女房に詰め寄ったことがあるんです(笑)
”きなこ”と犬猿の仲になりまして、本当にうちに帰るのが嫌な時期がありました(笑)
「犬飼さん」の台本を読んだときに正にこれは僕だなと運命的なものを感じまして、是非出させていただきたいと思いました。

MC:あ、ではドキュメンタリーのような?

小日向:ホントそうなんですよ。僕の枕に○ンコのついた肛門のあとをつけたり(会場爆笑)嫌がらせかと。
家の中で”きなこ”と大喧嘩したりとかよくやってました。

MC:えいがの中では”サモン”くん、最初は同じように...?

小日向:(笑顔全開で)いや。もう”サモン”が滅茶苦茶可愛くて、正直僕も撮影中”きなこ”より全然いいって(笑)

MC:実は嫌いな役ですよね?

小日向:怖がる芝居をしなくちゃいけないのが、しんどかったですね。どうしても「ちょっと顔が笑ってます」って(笑)
もうホントに、可愛かったですね。
かなりハードなスケジュールだったんですけど”サモン”のおかげで僕は毎日本当に癒されて、1ヶ月半、乗り切ることができました。

MC:本当に大親友のような関係に?

小日向:大親友というか、娘のような...うちの”きなこ”は雄なんですね、”サモン”は女の子なんですよ...もう空気感が全く違って...(小日向さんがほんわか笑顔になって、つられた一同も和んで笑う)
もう本当に可愛くて、ずっと撫でてるときに、雌とは知らず、お腹を撫でてて、なんかゴミがついてるなと思って、ゴミをこうやってひっぱって...乳首だったの(会場大爆笑)


妻役のちはるさん曰く、小日向さんは、”サモン”を演じたサモエド犬のうち”カメコ”(中サモン)がお気に入りだそうです。

よく、「動物と子供には勝てない」と言われるが、”サモン”を演じた犬たちが芸達者で、小日向さんも「やられた」とか「持って行かれた」と悔しがっていたとか。

小日向:僕は本当に助けられました”サモン”に。

MC:(小日向さんと”サモン”の)ダブル主演ですものね

小日向:いやー、本当に「すいません、お邪魔して」って感じで(笑)


長女役の花梨さん曰く、小日向さんはいつも、とっても良い匂いがした、「とってもあま〜い匂い」だそうです。

長男役の”おにぎりくん”(笑)こと光祐くんも(今日も)「あま〜い匂い」がしてると(会場から可愛いの声)
光祐くん曰く、”サモン”は”パパ”にそっくりで、特に鼻が高いところ凄い似てると、「ホントか(笑)」と小日向さんが笑いながら、すかさず突っ込み。光祐くん続けて、全体的には笑っている優しい顔が”サモン”と”パパ”は似ていると。

小日向:僕は昔から笑って誤魔化す癖があって、サモエド犬は”サモエド・スマイル”って言われる、口角が上がっていつも笑ってる顔に見えるんです。僕は似ているって言われるのは、凄く光栄で...こんなに可愛い”サモン”に似てるっていわれるのはとっても嬉しいです。

MC:いつでもホントに...(小日向さんの笑顔を見て思わず笑いながら)笑ってらっしゃいますよね。

小日向:(ニコニコ笑顔)

笑顔につられて一同笑う...それを観た小日向さんが更に声を立てて笑い、会場中、段々笑いが広がる。

小日向:(オクターブ高い声で)笑っておけば間違いないかなぁと思って(会場大爆笑)


”サモン”(大サモンこと”チリ”)が”パパ”へのプレゼントの花を首にかけて登場。その可愛さに、会場内盛り上がる。
小日向さんも笑顔爆発で、モフモフな毛並みをなで回して歓迎。

小日向:ほんっと可愛い!見てるだけで癒されます。僕なんかどうでもいいって感じです(笑)

”サモン”と小日向さん、ラブラブ(笑)ペロペロ小日向さんの顔を舐めます。


SEAMOさんが生歌で主題歌”ワン☆ダフル”を披露。


プレス向けのフォトセッション。
小日向さんお気に入りの”カメコ”も登場。
興奮した”チリ”と”カメコ”がじゃれ合ったり、なかなかカメラ目線にならなくてトレーナーさんがカメラさん達の間を駆け回ったり大騒ぎ。

”サモン”と小日向さんを中心に集合写真。
サモエドに負けない笑顔フルスロットルの小日向さん「この写真ほしいなぁ」に会場爆笑。


最後に皆さんに向けメッセージ。

小日向:犬が嫌いなのに、家にいぬがいて困っているお父さん、ご主人が愛犬に冷たくて困ってる奥様方、家族の中で孤立しているお父さん、是非、そういう人たちに見てほしい。心を開いて、人に、犬に接すればみんな仲良くなれるそういう映画になりました。是非ご家族そろって見ていただけたら幸いです。宣伝よろしくお願いします。本日はありがとうございました。



相変わらずつやつや笑顔お元気そうで何より。
やはり、舞台で”ゲッベルス博士”を演じてたときとは別人(笑)←当然、です、が...

全般に「サッパリ夏仕様で、”裏のない笑顔”搭載の小日向文世(!)」でした。
(なんのこっちゃ...)

映画の内容についてはまだ公開前なのでまたの機会に。
ただ、小日向ヲタとしてはラスト近くに、コヒさん2倍増量(当社比)なシーンがもうタマラン(爆)



映画「犬飼さんちの犬」
2011年6月25日〜
シネマスクエアとうきゅう 他

上映館など詳しくは「犬飼さんちの犬」オフィシャルで
http://inukaisan.info/

前売り券絶賛発売中。今なら、クリアホルダーがもらえます。
(一部劇場窓口、セブンネットなど)

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2011年06月09日

【non-rp】「国民の映画」その8(ネタバレ注意)

以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その8)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。



ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




ツアラはヒムラーにしなだれかかる。
「本当に映画は全然ご覧にならないんですか」
「ええ、見ません」
「面白いですよ」
「所詮、絵空事ではないですか...他人(ひと)が作った物語に興味は有りません」
「ご趣味は?」
ツアラはヒムラーにすり寄ってくる。
「(動揺しつつ)ありません...強いて言えば仕事が趣味...」
「(色っぽく)お家にいらっしゃるときは何を?」
ヒムラーに更に絡みつくツアラ。
「ああぅ...じっとしています...うあああ」
思わずニヤケてしまうヒムラー。
「...すいません、面白味のない男で...うはあ」
ツアラに弄ばれて我を失いかけるヒムラー。
「...あ、あと、えー、(ツアラを振り払おうとしながら)ちょっと、あはあ...占いをしています...」
されるがまま、だらしなく脱力するヒムラー。
「占いをされるの!」
途端に身を起こすツアラ。
「(まだ脱力したまま)占いは...」
「何占い?」
興味津々のツアラはヒムラーの誘惑を中断して身を乗り出す。
「...私の場合はカードを使います」
「じゃあ今度占ってくださいよ」
「(嬉しそうに)実は持ってきてるんですよ」
ヒムラーは鞄を手に取る。

↑ここでのヒムラーは、だらしない。(フリッツとは別の意味で)常に冷静なヒムラーが、実は女性に弱い、という伏線、でしょうか...。
実際、ツアラは本気でヒムラーを誘惑しようとしているようには見えない。
パーティーの主(ゲッベルス)がいない間の暇つぶしに、堅物、真面目なヒムラーを弄んで楽しんでみた、だけ、か(笑)


フリッツが来客を告げる。
「皆様、エーリッヒ・ケストナー様が、お見えでございます」

「ケストナー?」
「あの、ケストナーが?」
「本当に?」
「ケストナーって誰だっけ...」

ヤニングス、グリュンドゲンス、ツアラ、フレーリッヒが口々に、言い合う。

「大臣は、一体何をお考えなんだ」
ヤニングスは驚いて叫ぶ。

「すいませんでした...お出迎えまでしていただいて」
玄関から、ゲッベルスと連れだって人気作家・エーリッヒ・ケストナー(今井朋彦)が現れる。

「フリッツが表でそれらしい人影を見たというので、慌てて飛び出しまして」
ゲッベルスはご機嫌だ。
「タクシーを捕まえればよかったんですが、今は経済的にかなり余裕のない状態なので...電車で来ました。...そんなわけでタキシードも持ってないんです、やあーお恥ずかしい」
パーティーには似つかわしくないコーディロイのジャケットにセーターっといった普段着のケストナーが皮肉たっぷりに語る。
「大先生に来ていただけただけで十分ですよ」

↑笑顔全開のゲッベルス、今日一番のとっておきの笑顔です。
愛人(!)にも見せない、こんな笑顔でお出迎えなんて本当に博士、分かりやすすぎ(爆)

「皆さん!遅れて申し訳有りませんでした。駅から歩いてきたもので...なにしろ政府から仕事をしてはいけないと言われてるんで金がないんです...危険分子の、エーリッヒ・ケストナーです」
招待客を見回しながらゆっくりと舞台中央に出てくるケストナー。
皮肉たっぷりに語るのを、一同どうしたらいいのかわからいのか、目を合わせないようにしている。
ゲッベルスだけは笑顔で、皮肉も気にしていないようだ。

「それでは、ご紹介しましょう...」
「(遮るように)いや、結構です!どうせ一度には覚えられない...追々、ということで」
「そうですね、では、大雑把にに言って全員映画人です」

ヒムラーが反応する。
「私は違う」
「あの人は違うといってますが」
「忘れて結構」
ゲッベルスは例によってヒムラーを無視する。

「まぁーだ居たのか!」
ゲッベルスは不機嫌にヒムラーを罵倒する。
「熱いんだよ」
ホット・ミルクがまだ熱くて飲めないようだ。

「...たしかにそのケバケバしい、というか、禍々しい姿は映画関係者には見えませんねぇ」
ケストナーの軽口にゲッベルスも愛想笑い...。

ヒムラーは持っていたカードの箱を怒ったように叩きつける。
その剣幕に(ゲッベルスとケストナー以外)全員が凍り付く。

下手ソファーからケストナーの方へ歩み出すヒムラー。
「(静かに)親衛隊長官のハインリッヒ・ヒムラーだ」
「(おどけて)これはこれは御高名なヒムラー長官!といっても悪名の方ですが」
「面白い男だな」
緊張感は漂うが、なにも起こらない。

マグダとレニが階段をおりてくる。
「(マグダに)お見えになったぞ」
ゲッベルスはマグダの様子をうかがっている。

「マティーニでございます」
フリッツが飲み物をもってくる。
「(大げさに驚いて)...毒入りの?」
「毒は入っておりません」
「では頂きましょう」

↑一々おどけて、皮肉で傍若無人、怖いもの知らずなケストナー。
敵だらけのゲッベルスのパーティーにわざわざやって来たのは何故なのか...。

「私、あなたの御本ほとんど読んでいます」
エルザがテンション高く売り込んでくる。
また見え透いた嘘、かと失笑寸前の空気に慌てるエルザ。
「...本当よ...『エミールと探偵たち』、『点子ちゃんとアントン』...『飛ぶ教室』!」
「それはうれしいなぁ...君は14歳?」
「えっ?」
「大人が読む本も書いてるから是非そっちも読んでみて...今はどこの本やさんでも売ってないから隠し持ってる人から貸してもらってください」
困惑して笑うエルザ。


↑エーリッヒ・ケストナーはナチスに反発し作品は発禁、梵書の対象になった。が、人気作家だったため逮捕、拘束は出来なかった。また子供に配慮して子供向けの本については目こぼしされていたようです。
エルザが「読んだ本」は全て児童文学。(ケストナーの代表作、でもあるが...)


「ケストナー先生、まさか貴方とお会いできるとは思いませんでした」
ヤニングスが少し皮肉っぽく挨拶する。
「私も貴方に会えるとは思いませんでしたよ...どちらさん?」
ケストナーの小馬鹿にしたような態度にむっとするヤニングス。
「(気を取り直して)エミール・ヤニングスと申します」
「ヤニングス!知ってますよ!確か悪魔に魂を売って100万の富を稼いだ映画監督!」
「(諦めたように)好きに仰るがいい...」
今度はヤニングスがケストナーを皮肉る。
「政府に目を付けられ、日々の生活もままならなくなった流行作家と、どちらの生き方が利口かは、後世の人間が判断することですよ」
「確かに僕は政府を批判し、僕の本は全て発禁処分。新作を発表することすら出来なくなった。決して頭のいいやりかたではない。でもそれが、僕、なんです」
おどけてヤニングスを見つめるケストナーに、戦意喪失のヤニングス。

ツアラも皮肉っぽくケストナーに尋ねる。
「今夜は、どーしてお見えになったの?」
「(ツアラの真似をして笑いながら)どーしてって、呼ばれもしないのに来るわけないでしょ。ゲッベルス大臣から手紙を頂きましてね...(テーブルにあった食べ物を口に入れながら)どーいう風の吹き回しか知らないけどパーティーに招待してくれると...んー(うまそうに食べながら)何か魂胆が有るのは決まってるが、ここ数日ロクな物食べてないんでね、食い物にひかれたというわけです」
食べ物を口に入れつつ、ジャケットのポケットにもつっこむケストナー。

ゲッベルスはマグダをけしかける。
「...だめよ、今は」

「そこにいる方は僕のファンかな?」

「何をしている、来なさい」
ゲッベルスはいやがるマグダを引っ張ってケストナーの前に出る。
「大先生、私の家内です...ご挨拶しなさい」
後ずさりするマグダ。

ゲッベルスは愉快そうにケストナーに耳打ちする。
「ここだけの話、妻は貴方の大ファン。家には貴方の本が何冊もあるんです」
「んん?」
大げさに驚くケストナー。
「(マグダを振り返り)本棚の後ろに隠してあるだろう」
驚くマグダ。
「これは面白い!僕の本を大衆の面前で燃やしたゲッベルス大臣の奥方が僕のファンとは」
「(ニヤリとして)国家機密ですよ」
「(大げさに)バレたら大変だ」
笑う二人。

「マグダ!」
ゲッベルスはマグダをケストナーの前に押し出す。
ピアニストに合図をするゲッベルス。
ロマンチックなメロディーを奏でるピアニスト。

「初めまして奥さん」
なかなか言い出せないマグダ、やっとうつむき加減に挨拶する。
「マグダ・ゲッベルスです」
恥じらう様子に笑うケストナー。

「(興奮したように)こちらの方は知ってますよ!レニ・リーフェンシュタールさんでしょ!...」
階段踊り場にいたレニに気が付いたケストナーはマグダを放って階段を駆け上る。
「...新聞でお顔を何度も拝見しました」
「はじめまして」
「『意志の勝利』は素晴らしかった」
「ありがとうございます」
「プロパガンダとしては完璧でしょう...この僕があそこに出てくる愉快な独裁者を崇拝しそうになったぐらいですから...」
やっぱり皮肉たっぷりなケストナー。

「大先生!これを!」
ゲッベルスは持っていた本をケストナーに渡す。

「...オリンピックのドキュメンタリー、あっちは今一つだったな。スポーツの躍動感と選手の肉体美が前面に出過ぎていた...」

話しながらゲッベルスから受け取った本にサインをする。
「...(少しガッカリして)これ僕の本じゃない」
「私の本です」
「...貴方の?」
ゲッベルスは少し照れくさそうに笑う。
「大作家を前にお恥ずかしいお話なんですが、若い頃小説家を目指していた時期がありまして。随分昔に書いたものですが、出版社が、出せ出せとうるさいものですから」
「『ミヒャエル』か!知ってますよ」
「若書きですが、確かに文章に勢いがあります。お時間がある時に、読んでみてください」
「時間は山ほど有りますから、読ませていただきます。結構売れましたよね、これ」
「6万8千部」
「それは凄い!売れた割には誰も読んでいないという、不思議な本ですよね。有りがたく頂戴します」
頂戴します、といいながらそばにいたフリッツに本を渡してしまう。

↑思いっきりな皮肉の有る限りを浴びせかけるケストナーに、終始にこやかなゲッベルス。他の人が同じ事、いやこの十分の一でも怒り心頭で屋敷から叩き出すレベルの罵詈雑言なのに、ケストナーには許している。許すどころか喜んで、更には、煽ててさえいる。当代随一の才能を手中にした余裕からなのか...。

エルザがケストナーに聞く。
「ケストナー先生はどんな時にアイデアが浮かぶんですか?」
「大体日常生活が多いですね...」
「そういうのって、ストックしておくんですか?」
「勿論!今は書かせてもらえないから(頭が膨れる見振りをしながら)ストックばかり増えて大変だ...ボン!」
笑うエルザとケストナー。

↑口を開けば皮肉ばかり。でもゲッベルスはにこやか...。

「なにか面白い話ししてくださいよ」
ツアラが話しに割り込む。
「面白い話し?」
「聞きたいな」
フレーリッヒも便乗する。
「(寂しそうに)毎日親しい友人が捕まったり、殺されたりしてるんでねぇ...面白い話はないなぁ...」
ゲッベルスやヒムラーをうかがうケストナー。
少し気まずいゲッベルス。(でも笑顔)

「よし!それじゃ俺がとてつもなく面白い話をしてやろう」
ヤニングスが”主役の座”を取り戻そうとしゃしゃり出る。

「...最近ある人から手紙が届いてね...」
ケストナーは静かに語り始める。
すごすご引っ込むヤニングス。
「...僕のことを誰よりも理解してくれている人、僕の一番大事な人...」
ピアニストがロマンチックなメロディーを奏で始める。

「...手紙の文面はこんな感じ...貴方は人を信じようとしない、だから誰も君を信じない。君は過去を懐かしむこともしないし、未来をおそれもしない。だから、友達も敵も沢山居るのに、この世に現れた最初の人間みたいに、貴方はひとりぼっち...」
客達を見回しながら饒舌に語るケストナー。
「...僕は直ぐに返事を書いた。ついさっき、郵便配達が手紙を届けてくれた。身近かな人からもらう手紙は良いもんだね...考えてみたら僕たちほど近い関係もない、だって君は...僕自身だから...」
呆気にとられる一同を無視して、むなしく高笑いするケストナー。
「...(寂しそうに)つまり僕は僕自身に手紙を書いたんだ...」
直ぐにおどけて叫ぶケストナー。
「おしまーい」
ケストナーは笑いながら中央の絨毯に大の字で寝ころぶ。

静まりかえるなか、ヤニングスが口を開く。
「(不満そうに)今の話の面白さは何なんだ!誰か説明してくれ」

「面白いと思うかどうかは人それぞれ、無理強いはしないよ」
起きあがって胡座をかくケストナー。
「ケッ」
しょうもない話ししやがってとばかりに、ヤニングスは腹を立てる。

「面白い!」
一同えっと振り返ると、声の主は、ゲッベルス。
「...そして深い。流石はケストナー先生考えることが違いますね」
「ありがとう」

↑ゲッベルスが「面白い」と言った瞬間ヤニングスちょっと怯んでいます。他の客は始め自分に同調していたのに、ゲッベルスが認めると途端に雲行きが怪しくなってしまいます。何とか大臣の一番のお気に入りの座を取り戻したいのに、裏目裏目になって可愛そうです。



続く...。


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2011年06月08日

【non-rp】「国民の映画」その7(ネタバレ注意)

以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その7)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。



ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




レニは何か思い出したようだ。
「そういえば表にグリュンドゲンスがいたわ」
「ほらやっぱりそうよ!グリュンドゲンスが来てるのよ」
さっきは信じてもらえなかったツアラが話に乗る。
「雪も降ってきたのに表をうろうろしてたわ」
呆れたようにレニ。

「どうして入ってこないのかしら」
「あの男らしいな」
ヤニングスがつぶやく。
「どういうこと?」
「やつは知ってるんだ。パーティーの主役は一番最後に来ることを」
決まり悪そうなツアラ。

「グリュンドゲンスって誰だっけ?」
一人首を傾げるフレーリッヒ。

↑フレーリッヒだけでなく観客も「グリュンドゲンスって誰?」って人が大部分のハズだけど...。
他の登場人物が皆知ってるのに彼だけ知らない、お馬鹿な野郎ってキャラを印象づける台詞。


フリッツが来客を出迎える。
「グスタフ・グリュンドゲンス様が、お見えです」
舞台俳優・グスタフ・グリュンドゲンス(小林勝也)がもったいぶった足取りで現れる。

舞台上手奥のソファーでエルザといちゃついていたゲッベルスが、足を引きずりながら飛ぶように走ってくる。
「先生!」
「(重々しく)申し訳ない、道に迷ってしまいました...」
顔を見合わせるツアラ、レニ、そしてヤニングス。
「...大臣!本日はお招きに預かり恐悦至極」
グリュンドゲンスはまるで芝居の一場面のように大げさに挨拶する。
「(フリッツに)体が冷え切ってる...(グリュンドゲンスに)どうぞ暖炉の前に」
「大丈夫。私は老人なので体温が低いのです」

フレーリッヒは持ってきたスツールを暖炉の前に置く。
「(座りながら)フッフッフ...恐悦至極」
グリュンドゲンスは笑いながらご機嫌だ。

「随分大芝居だな」
苦々しくヤニングスがつぶやく。
「生きた化石ね」
”主役の座”を取られたツアラが皮肉を言う。

「あぁ!」
振り返ったゲッベルスが二人を牽制するようにどやしつけ、睨む。

↑グリュンドゲンスには笑顔爆発(エルザとは別の意味で...)のゲッベルスだが、ヤニングスとツアラを振り返った瞬間ものすごく怖い顔です。
しかも、どやしつけるなんて、どんだけ上から目線で見下してるんだか...彼らも一応招待客ですよ(汗)

「まさか、あの、名優・グスタフ・グリュンドゲンスが我が家にお見えになる日がくるとは!」
「あのように熱のこもった手紙を頂いては年寄りの重い腰も上がろうというもの」

「さあ!」
ゲッベルスは客に紹介する。

グリュンドゲンスは重々しく見回わしながら名前を呼ぶ。
「ヤニングス」
「ご無沙汰しております」
白々しく殊勝に挨拶するヤニングス。

「ツアラ・レアンダー」
「お元気そうで」
一応にこやかに答えるツアラ。

握手して愛想を振りまくフレーリッヒだが...。
「...君は誰だっけ?」
「グスタフ・フレーリッヒと申します」
「...『メソポタミア』の?」
「はい!...正確には『メトロポリス』ですが...」

「レニ・リーフェンシュタール」
「今晩は」
「君の『意志の勝利』...」
「はい」
「...あれは”クソ”だ...」
「(不満そうに)ありがとうございます」
「...あんなものは映画では、ない...芸術ですら、ない」

ゲッベルスはそれぞれのやりとりを、愉快そうに、声をたてて笑いながら見ている。

エルザが売り込んでくる。
「(テンション高く)エルザ・リッターと申します。グリュンドゲンス先生、作品はほとんど見ています」
ゲッベルスの顔色が曇る。
「そうですか...例えば?」
うろたえ、答えられないエルザ。
「(愉快そうに)お若いの、見え透いた嘘は身を滅ぼすよ」
一同失笑する。

「...これで全部、かな?」
下手ソファーのヒムラーが腰を浮かす。
「全部です」
ヒムラーを無視するゲッベルス。

暖炉の前に落ち着いたグリュンドゲンスにフリッツが聞く。
「何かお飲みになられますか」
「体が温まる物が良い」
ゲッベルスはフリッツに指示する。

「では、”ひぃなっぷひ”を」
「は?」
聞き取れないフリッツ。
「ひひなっぷひ」
言い直してもやはり聞き取れない...。
「(強く)”ひひなっぷひ”を頂戴したい!」

「”ひひなっぷひ”...?」
「”ひひなっぷひ”?」
フリッツとフレーリッヒが繰り返すがよくわからず、ゲッベルスと三人で顔を見合わす。

「シュナップスだろ!」
ヤニングスが呆れたように怒鳴る。

「(思い当たって)シュナップス!...ただいまお持ちします」

腑に落ちないツアラ。
「どういうこと?」
「入れ歯がういてるんだろ!」
苦々しく吐き捨てるヤニングス。

満面の笑みのゲッベルスはフリッツと内緒話。
「おめでとうございます」
「これでゲーリングを越えられるな」

↑勝手にライバル視で張り合うゲッベルスの得意満面につき合うフリッツ。
招待客の中には語れる相手はいない...友達は少なそうなゲッベルス。

暖炉の前のグリュンドゲンスの背中のあたりから、白い煙が立ち上る。
気が付いたツアラが悲鳴を上げる。
一同騒然。
フリッツとフレーリッヒがグリュンドゲンスの両脇を抱えて暖炉から離す。

一人我関せずのヤニングス。
「暖炉に近づきすぎなんだよ!」

慌てて駆けよるゲッベルス。
「湯気だ!水分が蒸発してるんだ...大丈夫ですか先生!」

煙の上がるコートを脱がせるフリッツ。

仰々しく一同に詫びるグリュンドゲンス。
「皆さん、驚かせて申し訳ない。しかし、一番驚いているのは私です」

「何か上に羽織ったほうがいい...フリッツ!」
「はい」
「...いや、私が行こう」
ゲッベルスは何か思いついたようだ。

「おう、申し訳ない」
相変わらず芝居ががったグリュンドゲンス。

ゲッベルスは何かフリッツに耳打ちする。
「かしこまりました」
足を引きずり階段を駆け上るゲッベルス。

↑ものすごい勢いで階段を上るけど、足を引きずりドタドタ必死。
ゲッベルスが実際に幼少時の病気が元で足が悪かったのを研究したんだろうけど、足を引きずりよろけながら歩く様は演技には見えない...。
そういえば渋谷で見たとき、後ろの列の客達が「コヒさん足怪我しちゃったの?」って勘違いして本気で心配してた(爆)

「何者だ?」
ヒムラーはフリッツに訪ねる。
「ラング監督の『M』という作品をご存じではありませんか」
「だから、私は映画は見ない」
「グリュンドゲンス様はその映画でギャングのボスを演じて世界的な評価を受けました」

「我が国を代表する名優です」
レニも断言する。

↑レニは自分の作品をけなされたけど、グリュンドゲンスには一目置いているようです。ヤニングスやフレーリッヒに対するのとは明らかに違う態度。

「しかし、グスタフ・グリュンドゲンスといえばやはり舞台で演じた『ファウスト』のメフィストでしょう」

↑グスタフ・グリュンドゲンスをモデルにした映画『メフィスト』でも舞台俳優として描かれてました。主演のクラウス・マリア・ブラウンダーの鬼気迫る快演(怪演?)が素晴らしい映画でした。正にこの舞台「国民の映画」と同じ、時代の渦に巻き込まれる芸術家のお話、でもありました...。
フリッツ、映画だけでなく舞台も見てるのね(笑)


「よくもまあ俺の前に出てこられたな、大先生!」
ヤニングスが皮肉たっぷりにつっかかてくる。
「君は...おう、ヤニングス君か」
「俺に向かって『権力に媚びを売る卑怯者』と罵ったのは誰だ」
「無論、私だ...そして今もその認識は変わらないよ」
「そのあんたが、ゲーリングにすり寄って国立劇場の芸術監督だからなぁ...驚かせてくれるよ!」
「ゲーリングは本当の芸術がわかっている」
「そしてゲーリングの立場が悪くなると、今度はゲッベルスだ!ま、随分と変わり身が早いじゃないか」
「私は君とは違う」
「どこが!」
「申し訳ないが、私は権力にすり寄ったことはない!権力の方から私にすり寄ってくるのだ」

「先生!」
ゲッベルスが足を引きずりながら階段を駆け下りてくる。
「これを!」
手には赤いガウンのようなものを持っている。
「おー。かたじけない」
「見てください、『ファウスト』の時の衣装にちょっと似ていませんか」
ゲッベルスは得意満面で羽織ってみせる。

↑赤いガウンは襟に同じく赤い羽毛(オーストリッチ?)がフワフワついている派手なもの。ニコニコ笑ったコヒさんが羽織ると超可愛らしい(爆)

「確かに色合いはこんな感じでしたなぁ...ああ、そういえば以前ゲーリングのホーム・パーティーに呼ばれたことがる。ゲーリングの家はここの倍はあった。豪勢な料理に加えて四重奏による生演奏...贅沢の極みであった」
ゲーリングの名前がでると途端にゲッベルスの顔色が曇る。

「ここではゲーリング閣下の話は禁句みたいですよ」
ツアラが気を利かしてグリュンドゲンスに囁く。
「...あ、これは失礼」

↑グリュンドゲンス先生、実はわかっていて態と、な、感じ(笑)
ゲーリングの庇護を受けていたグリュンドゲンスが、ゲッベルスとの確執を知らないわけがない...。
既におちょくられはじめている、可愛そうなゲッベルス(泣)

「先生!ちょっとした余興に一つお願いできませんか...」
「何でしょう?」
「『ファウスト』の一場面を、メフィストの台詞を、是非!」
ゲッベルスは大喜びでピアニストに指示を出し、エルザを(よく見えるように)そばに座らせ準備をする。

ツアラとヤニングスがその様子を冷ややかに見ている。
「ゲッベルス博士随分ご機嫌ねぇ」
「ゲーリングからジジイを奪い取ったんだ、嬉しくてたまらんのだ」

低い不協和音のようなピアノの演奏とともにグリュンドゲンスが演じ始める。
「(仰々しく)そいつは有りがたいですな...というのも死んだやつなんか相手にするのは元々嫌いだからです...死骸と来たら私は御免被りますよ...私の流儀は猫が鼠を相手にするようなものなのですからぁ...」

↑グリュンドゲンスの身振りをその後ろで真似するゲッベルス。嬉しそうです...。熱心に見ているのはゲッベルスとエルザ(一応は見ている)、ぐらいか...。

「(素にもどって)...まあ、こんなところで」
「(拍手しながら)素晴らしい!良い芝居を一本見たような気分だ」
(ほぼ)一人で大喜びのゲッベルス。

「よろしいでしょうか」
ヤニングスが対抗意識を燃やして出てくる。
「演劇の世界で『メフィスト』といえばこの人かも知れませんが、映画の世界ではエミール・ヤニングス」
「そうだったな」
軽く答えるゲッベルス。
「私が映画版『ファウスト』で演じたメフィストはかなりの評判になりました。是非ここで、それをご覧頂きたい」

客達が拍手。
グリュンドゲンスがガウンを差し出す。
「結構」
断るヤニングス。

ピアニストが同様に演奏し始める。
「結構!」
演奏を止めさせるヤニングス。

大げさな身振りでメフィストを演じ始める。

↑大げさなパントマイムと表情で、余りにも可笑し過ぎでした。
ここも二枚目をかなぐり捨てた(?)風間さんの独擅場。大いにウケまくってました。
最後はスキップして口の動きで「ポポポポーン」と、あの話題になった「あいさつの魔法」(ACのコマーシャル)のアニメをなぞってました。
もちろんプレミアと初日にはなかった振り付けで、一種の”時事ネタ”でしょう...。

「あの男はなぜ喋らない」
訝しげにヒムラーが尋ねる。
ツアラが答える。
「無声映画だったんです」

フリッツに何か耳打ちされたゲッベルスはびっくりした様子、フリッツがコートを着せると、飛び上がるように大急ぎで外へ出て行く。

「...以上!」
演じ終わったヤニングスはゲッベルスがいないのに気が付く。
「博士は?」
ツアラが答える。
「誰かを迎えに行ったみたいよ」
「俺の芝居見てなかったのか!」
絶叫するヤニングス。

↑大熱演だったのにゲッベルスが見ていなかったとガッカリするヤニングス、可愛そうです。
この辺からも、ゲッベルスがヤニングスを尊敬もしていないし、彼の演技にも興味ないのがわかります。同じ俳優なのにグリュンドゲンスとは扱いにあからさまな差を付けすぎ、な、嫌な野郎です(笑)


...続きはそのうちに。


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2011年06月06日

【non-rp】「国民の映画」その6(ネタバレ注意)

以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その6)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。



ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




フリッツは来客を出迎えていた。
「レニ・リーフェンシュタール様、お見えです」
映画監督・レニ・リーフェンシュタール(新妻聖子)はシックな黒のパンツスーツで登場する。

↑他の女性は皆ドレスで着飾っているのに、一人だけスーツ。しかも黒。胸をはって凛々しく立つ姿は、自己主張激しそうな近寄りがたい雰囲気...。

「皆さん今晩は」
「レニ、待ってたよ」
フレーリッヒが早速「魅力たっぷりに」レニに迫る。
「(冷ややかに)グスタフ、お久しぶり...(見上げて)また背が伸びたんじゃない?」
「やめてくれよ」

「レニ、素敵だわ...デードリッヒかと思っちゃった」
笑顔で愛想を振りまくツアラ。
「(クールに)失礼しちゃうわ...アメリカに魂を売った女と一緒にしないで」

「ヒムラー長官!」
ヒムラーに驚くレニ。
「ご無沙汰しています...やはり長官は黒の制服がお似合いになりますわね...『意志の勝利』を撮った時も思いました。長官が映ると途端に画面が引き締まるんです」
愛想良く褒め称えるレニにまんざらでないヒムラー。
「軍人になって良かったのは、軍服を着られることです。他の服はどうも似合わない」
「多分、その服を着る運命にあったんですわね」
「私もそう思います」
笑う二人。

「見てられんな」
苦々しく二人を見るヤニングス。
「あの娘は彼らのお気に入りだから...」
同じく冷ややかなツアラ。
「ああやって権力に取り入って仕事をもらう...俺には真似できん」
「聞こえるわよ...」
「映画人としての誇りはないのか」

↑ゲッベルスにゴマスリまくりの貴方が言いますか、ヤニングスさん(笑)

「マグダ!」
レニは階段を下りてくるマグダに気がつく。

そこにツアラが割り込む。
「レニ!新作映画は進んでるの?羊飼いの話」
「順調よ」
「歌う村人の役があったら声かけて」
売り込むツアラ。
「考えとくわ」
フレーリッヒも売り込む。
「二枚目の羊飼いの役は僕で」
「残念!二枚目の羊の役ならあるけど」
ガックリするフレーリッヒ。

「いらっしゃい」
「会いたかったわ」
親しげに挨拶を交わすマグダとレニ。
「話があるの」
「子供達は元気?」
「子供達って誰のこと言ってるの」
「(笑いながら)みんなよ...ホルデとヘッダとハイデとヘルムートとヘルガとヒルデ」
「全員元気よ」

マグダは、上手(部屋の隅)に移動して声をひそめてレニに話す。
「(夢見るように)ねえ、レニ今夜のパーティーにあの人が来るの」
「あの人って?」
「ケストナー先生!」
「ケストナーがここに来るの?」
驚くレニ。
「(嬉しそうに)もう、びっくり」
「(呆れたように半分笑いながら)エーリッヒ・ケストナーといったら反政府主義の危険人物よ」
「そうなのよ」
「そんな人がどうして宣伝大臣のホーム・パーティーに呼ばれるの?...そして、どうしてケストナー先生はそれを了承したの?」
「それなんだけど...もしかしたら...何でもない」
恥じらうマグダ。
「ちょっと待って、貴方に会いに?」
「わからないけど」
「凄いじゃない」
「もう私、胸が苦しくて死にそう」

↑女の子の恋バナ(笑)のように盛り上がる二人。
でも興奮して恥じらうマグダに対して、少し斜に構え半分笑っているレニ...。
温度差が大分あるような...。

「どうしようレニ」
「(顔をみつめて)取りあえず、ほっぺの汚れは落とした方がいいわね...泥遊びでもしてたの?」
「付いてた?」
慌てて上手の鏡の前で汚れを落とすマグダ。

ゲッベルスが二階から踊り場下りてくる、が、エルザに引っ張っられて、デレデレと二階に引っ込む。

↑タイミングが絶妙でマグダは気が付かない...。

「ご主人は知ってるの?貴方と先生のこと」
「知ってるわけ無いわ...話してないもの」
「スリリングねぇ」
「こっそり引き出しを開けてあの人からの手紙を読んだんなら別だけど」

「(嬉しそうに)レニ!」
階段の踊り場からゲッベルスが叫ぶ。
「(足を引きずり階段を下りながら)よく来てくれましたね」
「お招きいただいて光栄です、博士」

↑ゲッベルスを”大臣”ではなく”博士”と呼ぶレニ...彼女もゲッベルスと何か関係があるのか...?

レニに駆け寄ろうとしてヒムラーに気が付く。
「(レニに優しく)ちょっと失礼...(ヒムラーに)何故まだいる?」
「すいません」
「ホットミルクを飲んだら帰るはずじゃなかったのか」
「だからそれを待っている」
不満そうなゲッベルス。

「(レニに)失礼しました...新作の『低い土地』の撮影は進んでいますか」
「スタジオ部分は撮り終えて年明けにはロケに出ます」
「本当はスペインで撮らせてやりたかったが...」
「今は戦時ですから仕方ありませんわ...カーデンネル山脈はピレネー山脈に似ていますから問題ありません。映画は嘘の世界ですから」

「実は君に紹介したい人がいるんだ...(エルザに)リッターさん」
「(喜々として)はい!」
階段からエルザが飛ぶように下りてくる。
「女優のエルザ・リッターさん」

↑エルザ・フェーゼンマイヤーだった名前がエルザ・リッターに...ゲッベルス博士、いちゃつくだけでなく、ちゃんと芸名を人名辞典で選んであげたようです(笑)

「初めまして...」
「(軽く)どーも」
「貴方の作品はほとんど拝見しています『意志の勝利』は何度見ても心が奮い立ちます」
「ありがと」

↑相変わらずテンションの高いエルザをにこやかに見守るゲッベルス、楽しそうです。一方レニは調子を合わせながらも、さりげなく冷ややかに対応。クールな「やり手」ぶりを見せつけます。

「君の今度の映画、村人でまだ決まっていない役があったね...主人公の...」
「ペドロ」
「そうペドロの妹役」
「現地でオーディションをする予定です」
「ではそこに、エルザをつかってくれたまえ」

「(悲鳴のように)えー?」
エルザのテンションが更にあがる。

「(冷ややかに)素晴らしいアイデアですねぇ」
「(エルザに)良かったな」
「ありがとうございます」

「ただ...彼女はフランツに...ペドロを演じる俳優なんですが、あまり似ていません」
あくまでもクールなレニ。
「それは問題ない...映画は嘘の世界じゃないのか」
「そうでした...(エルザに)宜しくお願いします」

↑一瞬で方向転換(笑)。自分の作品の重要な配役でも、瞬時に判断。計算高いレニの面目躍如。

「夢みたいです」
「我が国で一番有名な監督にシゴいてもらいなさい」
「ありがとうございます」

「(小声で)非常に才能がある...すこし台詞を増やしてやってください」
「わかりました」
「がんばります!」

↑何でも思い通りで楽しそうなゲッベルス、クールなレニ、舞い上がりまくるエルザ...三人三様...。

「食事までまだ時間がある。何か口に入れますか?」
「頂きますわ、博士!」

「おめでとう」
一部始終を見ていたヤニングスがエルザに声をかける。
「(はしゃいで)ありがとう」

ゲッベルスとエルザは上手奥の応接セットに向かう。

フリッツがレニに飲み物を運んでくる。
「マティーニはいかがですか」
「ありがとう」

ヒムラーがフリッツに尋ねる。
「ホットミルクはまだ?」
「今、温めております、少々お待ちを」


「俺はどんな小さな役でもオーディションで決めることにしている。演技も見ないでキャスティングするなんて怖くて出来ないね」
ヤニングスがレニに絡んでくる。
「私だってそうよ...でもあの娘はゲッベルス博士のお墨付き。選択の余地はないでしょう?」
クールで皮肉なレニ。
「聞いたか!こうやってこの女はのし上がってきた」
「(遮るように)それに、駄目なら編集でカットすればいいことでしょ」

「羊の役でも良いから出してもらえないかしら...」
ツアラが話に割り込んでくる。
「...なんならここでオーディションしてもらえないかしら」
「不合格!」
ヤニングスがツアラを押し戻す。

「リーフェンシュタール、いつか君に言おうと思っていたことがある」
「何でしょう」
「君の映画に欠けてる物は何かわかるか?」
「欠けている物?そんなのあったかしら」
「私に言わせればあれは単にフィルムをつなげただけだ。そこに物語性は皆無だ」
「『意志の勝利』はドキュメンタリーです」
クールに、少しバカにしたようなレニ。

「いや、ドキュメンタリーにもなっていない...映っている物が役者であろうがそうでなかろうが、映画であるからには最も大事な物は物語だ!しかし君の作品にはそれがない!」
「物語がなくてあれだけ観客を引きつけるんですから、その方が凄いとは思わないの」
「あれは映画とはいわない、ただの現象の羅列だ」
「あれを現象の羅列としか受け取れない貴方の感受性を私は疑いますわ」
「お前の映画が評価されたのは決してお前の力ではない!カメラの前で行われていたことが偉大だっただけだ!」
絶叫するように力説するヤニングス。

「だったら、党大会やオリンピックを題材に映画を撮ってみたらいかがですか?私以上の作品ができる自信がおありのようだから」
自信満々で冷静にヤニングスを完全にバカにした態度のレニ...。

「カッ」
論破されてヤニングスは苦りきっている。
勝ち誇るレニ。



続きは気長にお待ちください...。



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2011年06月05日

【non-rp】「国民の映画」その5(ネタバレ注意)

以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その5)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。

ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




ヤニングスは気を取り直して話し始める。
「今や国民が一丸とならなくてはならない時、こんな時こそ我らが誇り、鉄血宰相・ビスマルクの生涯を描くべきではないでしょうか」
「(失望して)まぁたぁビスマルクかぁ」
明らかに興味を失ったゲッベルス。

「(必死に)確かに前回の『ビスマルク伝』からまだ一年しか経っておりませんが...この間のあれは、はっきり言って失敗作、大臣も納得がいっていないと伺いました」
「あれにはがっかりさせられた」
「何しろ主役の男がいけない...ビスマルクに見えない。だかからこそ今度は決定版を作ります」
「ビスマルク役は誰だ」
「私です」
「監督は?」
「私」
少々あきれた様子のゲッベルス。
「まあ、聞こう」

「少年時代からドイツ統一を成し遂げ、初代宰相になるまでの波乱の人生を描きます。青年期から晩年に至までこの私が入魂の演技で完璧に演じきってみせます。例の底なし沼のエピソードももちろん折り込みまして...」

ヤニングスはピアニストに指示を出し、一人芝居を始める。
「おーいペーター...ペーターは何処だ...おーいペーター...」
少年・ビスマルクを裏声で演じる。棒読みすれすれの台詞とあたりを探す大げさな芝居。ピアニストが森の中のフクロウの効果音を付ける。
「...ペー...ペーター!」
何かを見つけて大げさに驚く。
「お前沼にはまってしまったのか...よし僕が今助けてあげよう」
手を延ばして身を乗り出す。
「...ズブズブズブ...あ!ここは底なし沼!底のない沼、底なし沼!」

ピアニストは感傷的なメロディーを奏で、ヤニングスはわざとらしい芝居を続ける...。
「...友よ...助けてほしいか?しかしそれはできない...何故ならば僕が沼に入ると二人とも死ぬ可能性があるからだ...あああ...諦めてくれ...そのかわり苦しまずに死ねるよう今君の頭を打ち抜いてあげるよ」
ピストルを構え、少々臭い泣きの芝居...。

「...お!...ああ、そうだ、その調子だ...頑張れもう少しだ」
音楽は明るく転調し、ヤニングスはピストルを捨て、手を伸ばす。
「...よし、そうだ!んん、よし...」
流麗な調子に転じる音楽とともに引っ張り上げる芝居を続けるヤニングス。
「...よくやった、友よ!」
片膝をつき大げさに抱き合う、が、突然素にもどって芝居を中断し立ち上がってピアニストに手でやめるように合図する。
「(ピアニストに)どうもありがとう」
ぶつっと途切れる音楽。


↑「わざとらしく臭い芝居」を大熱演するが、見ているゲッベルスは冷ややか。
風間さん本来は二枚目なのに面白過ぎ。大げさな動きと台詞回しで一番ウケてました。これを冷ややかに(笑わないで)見てるのもかなり辛い(笑)
「ビスマルクの底なし沼」のエピソードは所謂「伝説(=真偽不明)」。撃ち殺すといわれた友人は必死になり沼から助かった、と言うもの。ビスマルクの大胆で手段を選ばぬ辣腕ぶりを示すものとして有名(←でもこんな助けられ方はイヤだ(泣))


「いかがでしょうか」
「結論から言わせてもらえば...ないな」
にこやかだが冷たく言い放つゲッベルス。
「何がいけませんか」
食い下がるヤニングス。
「ビスマルクはいい。問題は描き方だ」
「彼の人生におけるハイライト・シーンは全て網羅しようと思っております」
「そこだ」
「と、申しますと?」

ゲッベルスは得意になって語り始める。
「映画は小説と違って時間が限られている。その中であれもこれも描こうとすると必ず失敗する。単なるエピソード集になってしまってはせっかくの素材が勿体ない。そんな作品を私はいくらも見てきた」

ゲッベルスは下手のソファーから立ち上がり、足を引きずりながら舞台中央に出てくる。
「例えば...例えばこういうのはどうだろう...」
考えながら、ヤニングスが一人芝居をしたあたりにやってくると、”底なし沼”に足をつっこむが、そっと抜いて、避けて立ち止まる。
「...ビスマルクの最も大事な一日に絞ってみる、というのは...」
「なるほど」
「...例えば、罷免される一日をドラマチックに描く、そこからビスマルクの人生そのものを振り返る...」
「回想シーンで描くんですか」
「違う!一日に凝縮するんだ。それなら私も見てみたい」
「(不満そうに)底なし沼は?」
ゲッベルスはさっきは避けた”底なし沼”を足で踏みつける。
「いらん」
ニヤリと笑うゲッベルス。

速攻で立ち直りゴマスリモードになるヤニングス。
「流石ですな、大臣。もう一度その線で練り直して参ります」
「ビスマルク役は?」
「私です」
ニコニコ笑顔のヤニングスと呆顔のゲッベルス。

若い男女の声で玄関が騒がしくなる。
「...では、仕事の話は以上だ」

フリッツが玄関に出迎える。
「グスタフ・フレーリッヒ様、エルザ・フェーゼンマイヤー様、お見えです」

「フリッツ、酒だ...それからこの牛の乳、直ぐ持ってってくれ...臭くてたまらん」
ヤニングスは不機嫌に命令する。

ゲッベルスは上手の鏡の前で髪型を確認する。
↑よく男性が女性を前にするとやっちゃう仕草。明らかに何か、ある(笑)

二枚目俳優・グスタフ・フレーリッヒ(平岳大)と新進女優・エルザ・フェーゼンマイヤー(吉田羊)が親しげに話ながら入ってくる。

「大臣!」
フレーリッヒは親しげにゲッベルスに歩み寄る。
「『偉大なる王者』拝見しました」
にこやかなゲッベルスだが、笑顔は白々しい。
「...もうご覧になったんですか...」
決まり悪そうなフレーリッヒ。
「なかなか良い出来だった。楽しませてもらったよ」
「(嬉しそうに)光栄です。嬉しいな大臣に誉められるの生まれて初めてだ」
「君を誉めたんじゃない、映画を誉めたんだ...」
意地悪く微笑むゲッベルス。
「...まあ、役者が良いというのは優れた映画の第一条件だから、結論としては同じ事だがね」


↑ゲッベルスはフレーリッヒに対しては超上から目線。
にこやかだが小馬鹿にした態度ありあり(笑)
フレーリッヒもおどおどとゲッベルスの出方をうかがっている。
ここでも一瞬にして両者の立場と関係が明らかになる。


ゲッベルスはフレーリッヒの傍らに立つエルザに話しかける。
「(愛想よく)よくいらっしゃいました...えーとー」
えっ?と一瞬驚くエルザ。
「(笑いながら)フェーゼンマイヤーです。エルザ・フェーゼンマイヤー」

↑笑顔爆発で明らかにフレーリッヒとは違う態度。
ゲッベルス大臣分かりやす過ぎ(笑)。
態とらしく名前を知らない振りにエルザも調子を合わせる。
これだけでこの二人何かあるのがバレバレです。


「失礼しました、フェーゼンマイヤーさん」
「お招きいただいて感謝しています」
「楽しんでいってください」
「(おずおずと)よろしいんですか...私のような人間がここにいて」
「(声がひっくり返る)もちろんです」
「緊張しちゃいます」
アハハハと笑うゲッベルス。

「マティーニでございます」
フリッツが三人分の飲み物を運んでくる。
「いただいてよろしいんですか」
「お代金は頂きませんのでご安心ください」
エルザはこういった集まりにはなれていないようだ。

「グスタフ、ちょっと」
ゲッベルスは舞台上手にフレーリッヒを呼ぶ。
「今日は呼んでいただいて本当にありがとうございまた」
フレーリッヒはゲッベルスに駆け寄り、突き飛ばしそうになる。
嫌そうに見上げるゲッベルス。

「他にも言うことがあるんじゃないのかね」
浮かれるフレーリッヒに冷ややかなゲッベルス。
「もちろんです。僕が前線に行かなくて済んだのは大臣のおかげと聞いております」
フレーリッヒは更にゲッベルスに駆け寄り、勢い余って突き飛ばしてしまう。
ゲッベルスはフレーリッヒを押し戻す。
「(冷ややかに)私に出来ないことはない」
「(すり寄りながら)大臣には嫌われていると思っていたので、まるで夢のようです」
「グスタフ、君は相変わらずバカだな」
「はい?」

「私は君を許したわけではない」
途端にしょんぼりするフレーリッヒ。
「リタのことはすいませんでした」
「(吐き捨てるように)軽い男だな」
「まさか彼女と大臣が...」
「(遮るように)リタから手紙が来た」
だんだん態度が馴れ馴れしくなってしまうフレーリッヒ。
「今彼女は?」
「チェコに」
「ワルシャワに?」
「プラハだ!」


↑ワルシャワはポーランド(笑)
フレーリッヒの無知さ加減を露呈する会話。
因みに、実際は女優リタ・パローヴァはグスタフ・フレーリッヒの妻でゲッベルスが横取りした形、なのでフレーリッヒが謝るのは筋違い...なんですが...。


「元気にやってるそうだ」
「それは何より」
「生活に困っているようなので金を送ってやった」
「ありがとうございました」
すり寄ってくるフレーリッヒに怒り心頭のゲッベルス。
「(怒鳴るように)なんでお前が礼を言う」
「失礼しました」
「私はお前を生涯許さない」
「しかしお言葉ですが大臣、リタが国外追放になったのは僕のせいではありません」

「(皮肉に)君ほど腹が立つ男もいないが、残念なことに君は人気スターだ。映画は必ず当たる。何万という中年女性たちが君の姿を見て心をときめかす。」
「(自慢げに)確かにある年齢層の女性は僕の笑顔に弱いみたいです」
ウインクをして悦に入るフレーリッヒ。
「(腹立たしげに)だから君は生き延びている、それを忘れるな」
「わかりました」
「戻れ」
「はい」

「待て」
何か思いついたゲッベルスは戻りかけたフレーリッヒを呼び戻す。
「なぜ、彼女と一緒に来た?」
「エルザですか?前の映画で共演したんです」
「グスタフ、同じ過ちを繰り返すな」
要領を得ないフレーリッヒ。
「私の言っていることはわかるね?」
愛想を振りまくフレーリッヒ。
「(独り言)やはり前線に送るんだった...行け!」

下手ソファーで談笑するヤニングスとエルザ。
戻ってきたフレーリッヒにヤニングスが尋ねる。
「彼女はまだ新人らしいな」
「『偉大なる王者』で一緒だったんです」
「フレーリッヒさんにはいろいろ教えて頂きました」
「この娘は伸びますよ」

「私、貴方とも共演したことあるんですよ」
調子に乗ったエルザはヤニングスにしなだれかかる。
「俺と?」
「『世界に告ぐ』!」
「(驚いて)あれにでてたのか!」
「群衆シーンですけど」
「(呆れて)そういうのはお嬢さん、共演とは言わない」
興奮したエルザはかまわず続ける。
「現場で、一度会話も交わしてるんです...私、貴方にぶつかりそうになって、ごめんなさいっていったら、気を付けてって」
手をパチンパチン打ち、大笑いしながら嬉しそうに喋るエルザ。
「(持て余して)お嬢さんそれは会話ではない」
「面白い娘でしょ」
フレーリッヒは楽しそうだ。

ゲッベルスは少し離れた所から三人をうかがっている。
楽しそうな様子に不機嫌だ。

「いらっしゃいませ、レアンダー様」
玄関でフリッツが出迎える。
「あーらフリッツ相変わらず顔色が悪いわね。枯れ木が立ってるのかと思ったわ...どうも皆さん今晩は」
今度は先客がいるので機嫌がいいツアラ。

「(興奮して)わー。ツアラ・レアンダーだわ!」
エルザは悲鳴のような声を上げる。

「大臣、ご免なさい、道が混んでいて遅れてしまいました。お呼びいただいて光栄ですわ」
「今日はピアニストも用意してあります。後で是非一曲お願いしたいな、『ツク・ツク』」
『ツク・ツク』の身振りを交えてご機嫌なゲッベルス。
「じゃあお酒は程々にしとかなきゃね」
「全員そろったら始めますのでしばらくお待ちください」
「(不満そうに)まだ来るの?」
「もう何人か」
「まあ、そお...」

↑せっかく出直したツアラだったが、最後に登場とはならずガッカリ

「あー。ツアラ・レアンダー!」
大喜びのエルザを素通りしてヤニングスに挨拶するツアラ。
「遅くなりました」
「道の向こうに止まってたのは君の車じゃなかったかね」
態とらしいツアラに苦々しくヤニングスが突っ込みを入れる。
「あら。そうかしら」
とぼけるツアラ。

「(フレーリッヒに)あ。私この間ようやく見たわ『メトロポリス』」
「ありがとうございます」
「何あれ、さっぱりわからない...あ、貴方は良かったけどね」

↑映画「メトロポリス」は1927年公開のサイレント映画。設定は1941年末なので「この間」見たは少々不自然。日本の観客にもわかる、フレーリッヒ主演作品って選択ですか、ね...。

エルザが会話に割り込んでくる。
「レアンダーさん、わたし貴方の映画ほとんど見てます」
「ありがとう...どちら様?」
「(はしゃいで)エルザ・フェーゼンマイヤー、女優です」
騒々しいツアラもエルザのテンションの高さには易厭する。

「今日は一体どういう催しなんですか...ヤニングスにレアンダーに僕」
フレーリッヒが口火を切る。
「自分で言うのもなんだけど、凄いメンバー」
ツアラも興奮気味。
「大臣は新しい映画の企画を発表するらしい」
ヤニングスは感慨深げ。
「私たちで?」
「楽しみだな」
「楽しみですねえ」
エルザも話に加わろうとするが、ツアラは煙たがっている。

「そういえば、さっき表でグリュンドゲンスを見た気がする」
「まさか他人のそら似だろう」
信じられないヤニングス。
「だけど、あのやたら深刻そうな顔は間違いないと思うけど」
「グリュンドゲンスもか!...こりゃ益々凄いことになってきたなあ」
笑う三人。

会話を邪魔しないようにフリッツがグラスを換えに来る。
「お食事の前に軽い物を用意してあります」

「素敵!頂きます!」
相変わらずテンションの高いエルザ。
「よろしければお持ちしましょうか」
「(フリッツを遮って)僕が取ってきてあげるよ」
格好をつけるフレーリッヒ。
「すみませーん」
嬉しそうなエルザ。
「流石色男はちがうわねぇ」
冷やかすツアラ。

上手奥のテーブルからつまみを取ろうとするフレーリッヒをゲッベルスが睨む。
少々萎縮するフレーリッヒ。

「ヤニン、ちょっと」
「ん?」
ツアラとヤニングスは内緒話を始める。
「どうだった」
「何が」

二人にまとわりついてくるエルザ。
「あなたちょっとあっちいってて...」
ツアラが追い払う。

「ビスマルク!」
「いい感じだ」
「大臣の反応は?」
「上々だ。これから企画を練りなおして、もう一度持って行く」

↑実際には散々なプレゼンだったにも関わらず、好感触の振りをするめげないヤニングス(笑)

「私はどうしてもヨハンナをやりたいわけよ」
「まかせとけ」
「ガルボには負けられないの」
「永遠のライバルだもんな」
「やめてよ」
「ガルボは最近きてる、からなあ」
「向こうががナポレオンの愛人を演じるなら、こっちはビスマルクの妻よ」

「ちょっといいですか」
ゲッベルスがエルザに声をかける。
ついて行くエルザ...。

親しげな二人に興味津々のツアラ。
「あの娘は何なの」
「決まってるだろう大臣の新しい”これ”だ」
「そう言うこと?」
「そうでもなけりゃ無名の女優がこんな所に呼ばれるか」
「偵察してくるわ」
噂話大好きのツアラは喜々として二人の会話を盗み聞く。

「これは、デューラーだ」
早速自慢の絵を見せるゲッベルス。
「すごーい」
「芸術にはいくら払っても良いというのが私の持論でね...残るものだから」
「素敵なおやしきですねぇ、大臣」
「(照れたように)その、”大臣”というのはやめてもらえないか」
「だって”大臣”でしょ?」
笑うゲッベルス。
「何とお呼びすれば?」
「”博士”と、...これでも一応博士号をもっているんでね」
「”ゲッベルス博士”?」
「大臣は何時かは辞めるときが来るが、博士は死ぬまで博士だから」
「了解しました、博士...ウフ」

もっと話をよく聞こうとツアラは後ろから更に近ずく。
「そういえば、君の名前なんだが、それは本名?」
「エルザ・フェーゼンマイヤー?本名ですよ」
「売れる女優の第一条件は覚えやすい名前だ。今のうちに芸名にしておくと良いかもしれない」
「じゃあ、博士つけてくださいよ」
「二階の私の書斎に人名辞典がある、それで気に入った名字を探そう」
嬉しそうにいちゃつくが後ろのツアラに気がつく。
「あとどなたがお見えになるんですか?博士」
慌てたツアラは誤魔化そうとする。
「今にわかる」
不機嫌に答えるゲッベルス。

ツアラは下手のソファーのヤニングスの所に駆け戻る。
「間違いないわ、これから二人で書斎にしけ込むつもりよ」
「俺は直ぐにピンときた、あれはどう見たって大臣の好きなタイプだ、リタにそっくりじゃないか」
「”博士”って呼んだ方がいいみたい」
ゲッベルス足を引きずりながらが階段を上がっていく。
「見て!...時間差作戦だわ、イヤラシ〜い」
嬉しそうに話すツアラ。

入れ替わるようにマグダが庭から戻ってくる。
「皆様お見えでございます」
フリッツがすかさず寄り添う。
「あら皆さん、いらっしゃい...ヤニングスさんにフレーリッヒさん、そしてツアラも」
愛想笑いのマグダ。
「ご無沙汰しております」
ポーズをキメて魅力をアピールしながらフレーリッヒ。
「お元気そうね」
ツアラはマグダの様子をうかがいながら。
「楽しんでってくださいね」

ヤニングスは不思議がって聞く。
「奥様伺ってもよろしいでしょうか」
「何でしょうか」
「何をなさってたんですが」
マグダが泥で汚れた手を顔の前あたりに上げているのを真似しながら聞くヤニングス。
「ちょっと草木の手入れを」

↑泥が他につかないように手を持ち上げてる感じはドラマ「スチュワーデス物語」の教官(演じるは風間杜夫!)の婚約者、事故で手を失い義手になってしまったピアニストのようです...。

フリッツに愚痴るマグダ。
「説明を聞くだけのつもりが、もうあの人が夢中になってしまって」
「それは災難でございましたね」
「部屋に戻ってます」
「それが良いかと」
「(客に向かって)ごゆっくり」

登りかけた階段から下りてマグダに駆け寄りるエルザ。
「ワー、初めましてエルザ・フェーゼンマイヤーと申します」
「ようこそ」
嬉しそうなエルザに迷惑そうなマグダ。
「女優です...まだ駆け出しなんですけど」
「がんばって...」
「ご主人には大変お世話になっています。奥様のお話はいろいろうかがっていますわ...私にとって理想の夫婦像なんですよ」
「(愛想笑いしながら)ありがとう....」

庭からヒムラーも戻ってくる。軍服を脱いで前掛けをし、寒さで震えている。
「お、お、お、奥様に、肥料の正しいやり方をお伝えして、さ、さ、差し上げ◎※×♂」
最後は何をいってるのかわからないヒムラー。
「それはありがとうございました」
フリッツが出迎える。

「ああ、奥様...」
階段を上りかけているマグダを呼び止める。
「...これだけは覚えておいてください。冬は草木にとっては一年のうちで最も大切な時なんです。今きちんと有機肥料を与えておけば春には、その結果がでる!」
「(嫌々ながら)すいませんでした、ごきげんよう」

「(フリッツに)バスルームを借りたい...うー寒い」
「どうぞこちらへ」
「上着を後で持ってきてくれ」
「かしこまりました」

上手から出て行く二人を見送って、ヤニングス。
「今のは誰だ」
「確か古い脇役ですよ」
勘違いするフレーリッヒ。
「...共演したかな...」
腑に落ちない様子のヤニングス。

↑制服を脱いだヒムラーにだれも気がつかない。存在感なし、再び...。

「マグダ!」
ツアラはマグダに駆けよる。
「ご免なさい、ちょっと手を洗ってきたいの」
「ちょっと!」
ツアラはマグダをのぼりかけた階段から、上手の前面に無理矢理引っ張ってくる。
「余計なお世話かもしれないけど...」
「長くなる?」
「...貴方のためを思って言ってるのよ...(声をひそめて)旦那また新しい女作ったみたい」
振り返るとエルザが階段を上がるところ。
「(嬉しそうに)時間差作戦!旦那が先に待っているって寸法よ...一応貴方の耳にも入れておこうと思ってね」
「(呆れたように)余計なお世話ね、ツアラ」
「あらそおぉ?」
「私にとってはどーでもいいこと、もう慣れっこだし」
「考えてみたらあんたが一番女優かもね」
「あら、どうして?」
「世間を欺いてるものね...理想の御夫婦」

↑噂話大好きで思ってることは何でも口に出してしまうツアラ。
後先考えなしの口の軽さは物語が進むにつれ、とんでもない結末の引き金になってしまうことになるのだが...。

戻ったヒムラーはフリッツに説明する。
「フリッツ、カイガラムシの幼虫だ。めぼしい物は取り除いておいたから...」
「助かります」
「...おそらく...ワタヌキカイガラムシだろうな...カイガラムシは薬より手で取り除いた方が早い」
カイガラムシの入った布の袋を受け取ったフリッツは小さく丸めるようにたたみ始める。
「(袋を奪い取って)どうするつもりだ」
「あとで処分を...」
「虫だって命があるんだ...徒に苦しませないように...」
「(困惑して)どのようにすれば...」
「...いい、私が後で森に返しておく」
「失礼いたした」

袋をのぞき込むヒムラー。
「お?おうおう...怖かったねぇ...よしよし...」
まるで子供をあやすように声をかる。
ピアニストがカチカチとカスタネットを鳴らす。
「...うほほ...ん?...(音に気がついてピアニストを脅す)おおおぅ」

↑いたずらっ子のようにヒムラーをおちょくるピアニスト(笑)。台詞はありませんが絡んできます。

ヒムラーは下手ソファーのテーブルを見て叫ぶ。
「無い!...(静かに)誰かここにあったホットミルクを知らないか」
「俺が片づけさせた」
ヤニングスが面倒くさそうに答える。
「そういう勝手なことをされては困るな」
「すっかり冷えてた」
「冷えたホットミルクが好きなんだ...フリッツに頼んで新しいのを作らせろ」
「随分横柄な野郎だな」
ヒムラーとは気がついていないヤニングスは尊大なヒムラーに腹を立てる。
が、ヒムラーは意に介さない。
「君は誰だ」
「(ツアラとフレーリッヒに)聞いたか!」
ツアラもヒムラーとは気がついていない。
「本当に知らないの?」
「何故私が知っていると?」
「この業界で彼を知らない人はモグリだわ」
「(腹立たしげに)違う!この国で、だ」
ヤニングスが混ぜっ返す。

気のいいフレーリッヒが教えてあげる。
「エミール・ヤニングス、俳優兼映画監督」
「あいにくその方面には興味がないんでね」
「アメリカに渡って第一回のアカデミー男優賞を受賞されたんだ」
「...思い出した!ああ、無声映画の時代が終わって英語のアクセントが酷いことがバレ結局舞い戻ってきた男だ」
「(うろたえて)そういうどうでも良いことだけなぜ知ってるんだ」
「興味はないが調査が私の仕事でね」
「業界の人間じゃないのか」

フリッツがヒムラーの制服の上着を持ってくる。
「私が俳優に見えるかね」
「しかし今日のパーティーは業界の...」
制服を羽織ったヒムラーに驚くヤニングス。
「私は招待客ではない」
「あ”ー」
ツアラが叫ぶ。
「ヒムラー長官!」
ヤニングスも飛び上がる。
「制服の力という物は実に偉大だなぁ」
悦に入るヒムラー。
「(叫ぶように)フリッツ!大至急長官にホットミルクを!...いない...」

↑ヒムラーと気がついた途端、横柄なヤニングスの態度が180度変わる。
その落差が可笑しい。
ツアラも既に紹介されているのに気がつかないなんて、どんだけなんだ(笑)

続きは気長におまちください...。


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2011年06月01日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年6月)

6月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

JIN-仁- 完結編
TBS
毎週日曜日
※勝海舟 役


ブルドクター
日本テレビ
2011/7〜(予定)


NHK大河ドラマ「平清盛」
NHK
2012/1〜(予定)
※源為義 役


その他

犬飼さんちの犬メイキングSP
TVK
2011/6/19
※映画「犬飼さんちの犬」メイキング映像など


メレンゲの気持ち
日本テレビ
2011/6/19
※ゲスト



以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

犬飼さんちの犬(2011)
TVK(独立UHF局 など)
毎週水曜日
アニマルプラネット(CSなど)
2011/6/13〜18(一挙放送)
2011/6/20〜24(連続放送)7月以降もリピートあり
※犬飼保 役(主演)


新・科捜研の女2(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2011/7/29〜
※第9話「どうするマリコ! 灼熱50度の監禁状態」楠見純一 役(ゲスト)
 放送は9月下旬頃


あいのうた(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/6/4〜5 一挙放送
※飯塚英樹(刑事)役


3番テーブルの客 〜超解像リマスター版〜(1996〜7)
フジテレビTWO(CSなど)
2011/6/26
※10-1 三谷幸喜脚本、和田誠監督


単発ドラマ

瑠璃の島スペシャル2007 〜初恋〜(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/7
※米盛照明 役


恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love StoriesU〜
日テレプラス(CSなど)
2011/7
※「ひきこもりの女」父親役(特別出演)


恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love StoriesW〜
日テレプラス(CSなど)
2011/7
※「殺したい女」刑事(聞き手)役


JIN-仁-(2009)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/7
※勝海舟役


説得(1993)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/7
※主演 ビートたけし TVドラマ(実質)デビュー作


映画

愛を乞うひと(1998)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/6/2 他
※王東谷 役


ハッピーフライト(2008)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/6/5
※望月機長 役


木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/6/10 他


木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/6/10


g@me.(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/6/16 他


アウトレイジ(2010)
チャンネルNECO(CSなど)
2011/6/5 他


重力ピエロ(2009)
チャンネルNECO(CSなど)
2011/6/8 他


復讐 The Revenge 運命の訪問者(1997)
V☆パラダイス(CSなど)
2011/6/6 他


がんばっていきまっしょい(1998)
衛星劇場(CSなど)
2011/6/5 他


20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008)
WOWOW(BSなど)
2011/6/21


20世紀少年 <第2章> 最後の希望 (2009)
WOWOW(BSなど)
2011/6/22


沈まぬ太陽(2009)
WOWOW(BSなど)
2011/7/9


69 sixty nine(2004)
WOWOW(BSなど)
2011/6/16


ALWAYS 三丁目の夕日 (2005)
WOWOW(BSなど)
2011/6/14


ALWAYS 続・三丁目の夕日 (2007)
WOWOW(BSなど)
2011/6/15



その他

北野武×千原ジュニアの映画製作委員会(2010)
チャンネルNECO(CSなど)
2011/6/5 他
※映画「アウトレイジ」公開当時の番組の再放送


ドラナビ「JIN-仁-」(2009)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/7


加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏ぐらい(希望...笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演


映画「犬飼さんちの犬」プロモ露出続々...。

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2011年05月31日

【non-rp】「国民の映画」(その4)ネタバレ注意

以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その4)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。

ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




「そうだ、奥さん」
何か思いついたヒムラーは戻ろうとするマグダを呼び止める。
「以前お伺いしたときにお話しになったこと覚えておいでですか?」
「(訝しげに)なんでしったけ?」
「たしかあれは夏でした、奥さんはおっしゃった『植木に虫がついて困る』と」
「そうでした...よく覚えていらっしゃいますね」
愛想笑いのマグダ。
「実はいい農薬が手に入ったので、よかったら」
「ありがとうございます」
「この仕事に就く前は農薬を製造する会社の研究室にいたんだ」

「存じ上げませんでした」
何故か少々複雑なフリッツ。

「それでは...」
「ああ...実は持ってきているんです」
戻ろうとするマグダを再び呼びとどめるヒムラー。
「今は冬なので害虫の被害はないんですが...」
あわてたマグダは断ろうとして思わず階段を降りてくる。
「(かまわずに続ける)冬の間に処置をしておくと春になって困りませんから...」
鞄から黄色い蛍光色に光る小瓶を取り出す。
「...所謂メタミドホスです。アセフェート、つまり、オーエス・ジメチル・エヌ・アセチルホス・ホルアミノチルエイドを加水分解して作る農薬です」

↑プレビュー、初日は得意げではあっても真面目に説明していたが、3回目に見たときからは、まるで歌うように唱える演出に変わっていました。


「(冷ややかに)わかって言ってるのかね」
いつの間にか階段の踊り場に降りてきたゲッベルスが突っ込みをいれる。

「これを水で約500倍に薄めて使います...」
かまわず続けるヒムラー。
「...イソプロピル・メタンフルオロホスホメイト...所謂サリンよりは遙かに毒性は薄いですが尺取り虫なら十分です」


↑サリンはナチスが開発した毒ガスとして有名ですが、メタミドホスは戦後農薬として発売されていてこの物語の設定年(1940年代)には存在していないような...。
ちなみに日本では許可されていない農薬で数年前輸入冷食の中毒事件で有名になりました。
また、アセフェート(商品名・オルトランetc.)は結構普通にある殺虫剤で家庭菜園でも使われてますが、加水分解により自然とメタミドホスに変化する事が知られていて、そのためメタミドホスは(使用禁止でありながら)農作物の残留基準が決められています。
なお、このあたり(アセフェート、サリン)の薬品名は結構早口で...正確にはなんて言ってたのか...DVD発売を楽しみにいたします(爆)


「何故、まだいる?」
ゲッベルスはにこやかだが、皮肉たっぷりに尋ねる。
「(楽しそうに)奥様と話が盛り上がって...」

植木の様子を見に行くので奥様にも立ち会ってほしい、とヒムラー。
「いってあげなさい」
やけに優しく送り出すゲッベルス。

ヒムラーとマグダは舞台下手奥の扉から庭へ出て行く。
足を引きずりながら階段を下りたゲッベルスは、
窓の外、庭を歩く二人の姿が下手から上手へ横切ってゆくのを見届ける。

「(苦々しく)チャップリンも知らない男がこの家の中をうろついていると思うと吐き気がする」
「少なくともチャップリンは同性愛者ではごさいません...かなり年下の女性を好む傾向があるようですが...」

↑気のせいか見上げるゲッベルスに対してフリッツの態度が冷ややか。
実はゲッベルスもチャップリンと同様の事をしていると批判的に見ているってことなのか...。

「ヒムラーの本当の目的はなんだ」
「何を探っておいでなんでしょうか」
「気を付けるに越したことはない...奴と二人きりにはなるな」
「かしこまりました」
なにやら隠し事がある二人。

チャイムの音。

フリッツが出迎える。
「いらっしゃいませ、ヤニングス様」
「俺が一番乗りか」
響きわたる大声。
俳優兼監督のエミール・ヤニングス(風間杜夫)がやってきた。
「大臣はどこだ!」

「ご無沙汰してます」
上手の椅子に座ったまま、挨拶するゲッベルス。
「(大げさに)呼んでいただいてありがとうございます」
「ゆっくりしていってください」

↑にこやかに、大歓迎なのだが、わざわざ奥(玄関は舞台下手)に座ったまま挨拶、握手...一瞬にして両者の関係が明示される...。

「聞いておりますぞ、レアンダーやフレーリヒにも声をおかけになったとか」
「レニも呼んだ」
「リーフェンシュタール!」
「(嬉しそうに)他にも驚く顔ぶれが数人」
「(ゴマをするように)大臣...今度はなにを企んでいらっしゃるんですか」
「それは後ほど」
「これだけはお忘れ無く、何であろうとこのエミール・ヤニングス、大臣のお力になりますので、遠慮なくお申し付けください」
「頼もしいな」

↑嬉しくって、話したい気満々、でも内緒だもんね♪な、お茶目なゲッベルス、ギガカワユス(爆)

「あー!この絵は何ですか」
客席の方(壁)を見て驚くヤニングス。
「(嬉しそうに)デューラーだ。ようやく手に入れた。(少し不機嫌に)ゲーリングはフェルメールを高額で買ったという噂だ...あいつには負けられん」

↑ここでも、ゲーリングに勝手にライバル心を燃やしているゲッベルスの小者ぶりが炸裂(笑)一方ヤニングスも別に絵に興味があるわけでなくツボを心得たゴマスリ作戦、を展開してるだけ...なんとも空空しい。

「大臣...ちょっとだけお時間いいですか...実はご相談があるのですが」
フリッツが飲み物を運んでくる。
「マティーニでございます」
「後だ」
「失礼いたしました」
何とかゲッベルスに取り入りたいヤニングスにはフリッツも邪魔なだけなようだ。

「その前にヤニングス、私の方からいいか」
「はい、なんでございましょう」
「ゴッドシャルクの件だが」
ゲッベルスはにこやかだが、その笑顔は張り付いたように白々しい。
ヤニングスは答えに困っている。
「...あれに関してはなんと申しますか...」
言葉を濁すヤニングス。
「はっきり言って私は非常に迷惑している」
「申し訳ございません」
平謝りのヤニングス。
「(声高に)お前が言ったんだ、やつは何れ我が国を代表する名優になると...だからこれまで目をかけてきた...彼が国家に対して好ましくない状況にあったにせよ最大限の温情を与えてきた」
「大臣のお計らいには、映画人として心から感謝いたしております」
「(語気を強めて)それなのになんだあれは!」
「私も驚いているのでおるのです...まさかあんなことをしでかすとは...」
「(苦々しく)はっきり言って裏切られた気分だ」
「言葉もございません」
とにかくゲッベルスの怒りを静めようと平謝りのヤニングス。

「(少し落ち着いて)だが私が怒っているのはそのことではない」
「はい」
「わかってるのか...」
ヤニングスは曖昧な表情でゲッベルスを伺う。
「...わかってないのに今『はい』と言った!」
ゲッベルスはヤニングスを責める。
「申し訳ありません」
「私は彼の葬儀に映画関係者の参列を禁じた、なぜだ!...彼の行ったことはある意味国家への反逆行為だからだ、間違っているか?」
「間違っておりません」
「(語気荒く)にもかかわらず、ゴッドシャルクの墓参りに行った不届きな映画関係者が二人いる(ポケットから紙片を取り出し読み上げる)ハンス・ミューラーとクルト・ゼーゼマン」
「(態とらしく驚いて)初耳ですな」
「こんなこともあろうかと、墓地に監視をつけておいた」
「二人には私の方からきつく言っておきます」
「それで済む問題ではない!」
怒り心頭のゲッベルスはヤニングスを恫喝する。
「犯罪人の墓を訪れた彼らもまた犯罪人だ...(静かに)収容所送りだな」
「(あわてて)お待ちください」
「私を舐めてもらっては困る」
「しかし大臣...それだけは...」
「決めたことだ」
「二人とも非常に優秀なスタッフです」
「そんなことは問題ではない」
取り付く島がないゲッベルス。

↑これまで結構軽いノリだったゲッベルスが、冷酷で非情、人を見下した尊大な態度でヤニングスを圧倒する。

「フリッツ!」
ヤニングスは懇願するように叫ぶ。

静かに歩み寄ったフリッツは控えめに語り始める。
「ハンス・ミューラーは旦那様のお好きな『終わらない休息』のカメラマンでございます...」
映画の題名を聞いた瞬間、ぱぁっと笑顔になってしまうゲッベルス。

↑余りにも表情の緩み方が素早く、直前の怖い顔との落差が激しいので思わず笑っちゃいます。

「...アングルの切り取り方がうまいと何時しか誉めていらっしゃいました」
「確かにあの映画はカメラマンで持っているところはある...」
考え込むゲッベルス。
「クルト・ゼーゼマンはまだ若手ですが優秀な美術スタッフです。『リンデン通りの人々』の見事なオープンセットは彼のデザインです」
再び映画の題名を聞いた瞬間、笑顔に...。
このチャンスを逃すものか、とばかりにたたみかけるヤニングス。
「二人とも間違いなく今後の映画界を背負って立つ男達です」

何か気にしているゲッベルス。
「ゼーゼマンという名前からすると...」
「(躊躇しつつ)はい...その通りでございます」
フリッツはゲッベルスに一礼する。

あわてたヤニングスが懇願する。
「ですが、奴には才能があります」
息をのむヤニングスに微笑むゲッベルス。
「私が映画を愛する人間で助かったな」
「大臣!」
ゲッベルスは安堵し抱きつかんばかりのヤニングスを制して
「収容所はないにしても、何らかの処分は免れない、覚悟しておくように」
「かしこまりました」

ゲッベルスはニコッと笑うと紙片を丸め灰皿に捨てる。
「ではこの話はここまで...君の話を伺おう」
「改めて...」
余り話の流れが良くないと思ったのかヤニングスは乗り気でない。
「皆がそろうまでまだ時間がある」

「(おずおずと)新しい映画の企画がありまして...」
「伺おう」
楽しそうなゲッベルス。


続きは気長にお待ちください...。


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2011年05月28日

【non-rp】「国民の映画」(その3)ネタバレ注意

以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言の続き(その3)です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。

ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




「フリッツ!」
階段の踊り場まで降りてきたマグダが、フリッツを呼ぶ。
「はい、奥様」
「(すこし不機嫌に)ちょっと」
「ただいま」
フリッツはヒムラーに会釈すると階段を上る。
「駆け足!」
マグダに促され駆け足で上るフリッツ...。
「お呼びですか」
「さっきの話は本当なの?」
「ケストナー様はお見えになるご予定です」
「(興奮して)うちの人はどんな魔法を使ったの」
「そこまでは...」
「私はどうすればいい?着替えた方がいい?」
「それは私が決めることでは...」
「フリッツが決めて!」
「直ぐにお着替えなさい」
階段を駆け上るマグダ。

↑興奮して取り乱すマグダに子供に言い聞かせるように優しいフリッツ。


「奥さんは...」
「(遮るように)映画はご覧にならないのですか?」
ヒムラーに二の句を告がせず話題を無理矢理変えるフリッツ。
「ああ?ああ、観ないね...大臣はこのところ映画作りに夢中だ。気持ちが分からない。今は戦争中だよ」
「だから、こそ、ではないでしょうか」
「映画はこの世に必要かね?」
「芸術は心を豊かにします」
「映画は、芸術かね?」
「全ての映画がそうとは限りませんが...」
「(遮るように)フリッツ。大臣は何を考えているんだ」
「はい?」

強かなヒムラーはフリッツから何かを引き出そうとしている。
「映画人を集め何をするつもりだ」
「ご本人にお聞きになられてはいかがでしょうか」
「大事なことは本人には聞かないと言うのが私のポリシーでね」

↑あくまでも丁重な態度を崩してはいないが核心には決して踏み入らせない。ここでも執事の最大の武器「慇懃無礼」攻撃炸裂(爆)


「君はここに来て長いのかね」
詮索の矛先をフリッツに変えるヒムラー。
「10年になります」
「その前は何処にいた」
尋問するように根ほり葉ほりしつこいヒムラー。
「話せば長くなりますが...」
フリッツは言葉を選ぶように慎重に受け答えする。
「奥様の、前の...ご主人様のお屋敷でご奉公いたしておりました」
「出身は」
「バイエルンでございます」
「(何か考えるように)バイエルン...」
「5人兄弟の真ん中でございます...」
聞かれないことまで畳みかけるように答え自分のペースに巻き込むフリッツ。
「...趣味は読書と映画鑑賞、特技は縄跳びに、木登りに、三点倒立でございます」
「やってみて」
「かしこまりました」

舞台中央に敷かれた絨毯に持っていたサルヴァー(丸い小型の銀のお盆)を置き、両手と頭を下につけ...と、その瞬間チャイムが鳴る。
一瞬動きを止めるが、身を起こし、サルヴァーを持って服を整え何事なかったように玄関に向かうフリッツ。

↑あれ〜逆立ちしちゃうのぉ、って会場が少しどよめき、な〜んだやらないのかぁ、な思わせぶりで会場が沸く。


「いらっしゃいませ、レアンダー様」
「あーらフリッツ、相変わらず顔色が悪いわね、枯れ木が立ってるのかと思ったわ...(部屋をみまわして)なに?私が一番乗り?」
派手なドレスにイヤリング、指輪何もかもキラキラな
女優・ツァラ・レアンダー(シルビア・グラブ)が騒々しくあらわれる。
「あのドライバー飛ばしすぎだと思ったのよ、後で言っておかなくちゃ」
下手のソファーに座るヒムラーに気がつかず上手の鏡で髪型を確認するツァラ。
「(声をひそめて)ゴッドシャルク様はお気の毒なことでございました」
「(気にせず大声で)あんなことになるなんて、想像もしてなかった」
「私もでございます」
「運命だったんじゃない?わたしはそう考えるようにしてるの...そうじゃないと割り切れないでしょ」
ヒムラーを気にして小声のフリッツにかまわず大声で話し続けるツァラ。

「レアンダー様...」
フリッツはヒムラーを紹介しようとするがその存在に気がつかないツァラは今夜のパーティーが気になってはしゃいでいる。
「ねえフリッツ、メイン・ディッシュは何?」
「メニューまではわかりかねます。シェフに聞いて参りましょうか」
「いいんだけどぉ。(楽しそうに)あんた世間でなんて言われてるか知ってる?」
「何がでございますか」
「ゲーリング閣下のホーム・パーティーは料理が豪勢だけど、ゲッベルス大臣の所はロクなものがでてこないって。だから呼ばれたときは必ずレストランを予約しとけって。アハハハハ...」
楽しそうに大笑いするツァラの真意を測りかねているフリッツ。
「おなかが空くって言う事よぉ」
なんでわかんないのよ、と言わんばかりのツァラ。

↑噂話が楽しくってしょうがない井戸端会議のおばさんのごとく騒々しい...。
私の「女優・ツァラ・レアンダー」のイメージとはかけ離れた強烈キャラ。
映画「南の誘惑」の彼女は、耐えるメロドラマのヒロインで、奥ゆかしい美人のイメージなのです。でも歌うと超低音(ドスが利いてる)で退廃的、な、ギャップはありました、が...。

「...あ、わたしが言ったんじゃないわよ」
話している相手は、ゲッベルスの執事だと我に返ったツァラはあわててフォローする。
「料理には金を掛けるなと旦那様からご指示がでております」
あくまでも、冷静に受け答えするフリッツに、またつい乗ってきてしまうツァラ。
「珍しいわよねぇ有り余るほどお金持ってるくせに」
「残らないものには金を掛けないというのがあの方の主義でございますから」
「貧乏な家庭に育ったひとはねそういう風に考えるのよ。あ、大臣に言っちゃだめよ」

「こちら親衛隊のハインリッヒ・ヒムラー長官です」
フリッツはやっとヒムラーを紹介する。
「ヴオーギャーアアア◎※△%π×」
ものすごい悲鳴をあげて舞台上手まで飛ぶように逃げるツァラ。
フリッツは冷静にツァラをヒムラーに紹介する。
「女優のツァラ・レアンダー様です」

「(ビクつきながら)いらっしゃるって全然気づきませんでした」
「(平然と)よく言われます」
「(フリッツに)私が一番乗りっていってたじゃない...」
ツァラは腰でフリッツをぶっ飛ばします。

↑思いっきりぶっ飛ばされてよろけるフリッツ。
冷静な態度と表情を保ち常に感情を押さえた演技に終始する”小林”フリッツが全編を通じてほぼ唯一びっくりした表情を見せます。

「あ!(ヒムラーに)大臣には内緒にしておいてくださいね」
「了解しました」

「ただいまマティーニをお持ちいたします」
直ぐに体制を立て直したフリッツは飲み物を取りに下がろうとする。
「...待って!」
何か思いついたツァラ。
「やっぱり出直してくるわ」
「皆様間もなくお見えになるかと...」
「主役は最後に登場するものでしょ(ポーズをとる)...私が一回来たこと誰にも言っちゃだめよ」
フリッツに釘をさすツァラ。
「かしこまりました」
ヒムラーを睨むツァラ。
「了解しました」
仕方なく同意するヒムラー。
「じゃぁ、後で」
フリッツは毛皮のコートを羽織って出て行くツァラを送っていく。

入れ替わるようにマグダが階段を降りてくる。
「(あたりを伺うように見回しながら)今、お客様がお見えじゃなかった?」
「ツァラ何とかがやってきて、怒濤のようにまた出ていきました」
聞かれたヒムラーはツァラとの約束など気にする様子もなく答えてしまう。

「ツァラは何処いったの?」

↑言っちゃたんですか、とゆっくり振り返るフリッツに、尊大な態度のヒムラー.に会場は爆笑...。

「私に約束と言う言葉はない」
平然と答えるヒムラー。

「皆さんがそろってから改めてお見えになるとおっしゃっています」
「(あきれたように)あの人が考えそうなことね」


続きは次回(気長におまちください)


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2011年05月20日

【non-rp】「国民の映画」その2(ネタバレ注意)

KAATまえ.jpg以下は舞台「国民の映画」KAAT千秋楽(大楽)中心に語る、戯れ言です。
例によって一観客の(妄想を含んだ)雑感、感想です。
大部分を記憶に頼っております故に、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。

ストーリーを追って行きますのでネタバレし放題ですので、お好みでない方はここでお引き取りを...。




いつの間にか屋敷に入り込んでいたヒムラーに、不快感を隠せないゲッベルス。

「いつからそこに居た」
「ずっとです」
「何、ずっとぉ?」
「映画が始まったときはどうしようかと思いました」

舞台下手の鏡の前で制服を整え悦に入るヒムラー。
「フリッツ、さっきのがチャップリンか?」
「そうでございます」
「何がおもしろいのか私にはさっぱりわからない。動きが女性的だがきっと同性愛者だな」

マグダは突然現れたヒムラーから逃げるように階段を上がろうとするが、ヒムラーは見逃さない。
「ご無沙汰しております、奥様」
「(困惑しつつ)このような格好で申し訳ありません」
「以前こちらに伺がったときも、そのような格好でした」

皮肉混じりにゲッベルスが口を挟む。
「よそでは内緒にお願いしたい。一応世間では良妻賢母の鑑のように言われている。一日中寝間着姿でウロついているのがばれたら妻のイメージに傷が付く」
「かしこまりました」
「では、ごゆっくり」
マグダは言葉とは裏腹な冷ややかな態度でヒムラーに挨拶すると階段を上がっていく。

ゲッベルスはフリッツに耳打ちする。
「さっきの顔見たか、あの男の名前を出した時のやつの顔」
「はい」
「あんなに驚くとは思わなかったな」
「わかりやすいお方でございます」

「奥さんとケストナーのあいだに何かあったのですか」
話は聞いていないと言いながらしっかり聞いていたヒムラーに露骨にいやな顔をするゲッベルス。
だがわざとにこやかに振り返って答える。
「妻は昔からあの作家の愛読者だった」
「それだけだろうか」
「所謂熱烈なファン、もしくはそれ以上...私と知り会うずっと前の話だが」
「なるほど」

納得した、とは言い難いヒムラーに話題を変えようとフリッツが気を利かせる。
「ヒムラー様なにかお飲みになられますか」
「あ?ホットミルクを」
「かしこまりました」
「あまり熱くないのを...猫舌なので」
「温めにいたします」

↑飲み物は温めのホットミルク、と本当に面白味のない見本。

ヒムラーが何の目的で来たのかゲッベルスは探りを入れ始める。
「一人で来たのかね」
「大体一人で行動いたします」
「昔とは違うんだ、貴方は警察のトップだ。軽はずみな行動は控えた方がいい」
「束縛されるのが好きではないので...」

↑人を詮索するのは大好きなヒムラーだけど自分を詮索されるのはやっぱり不愉快(笑)

突然話題を変えるヒムラー。
「ゲーリング閣下の事はお聞きになりましたか」
「いや」
あまり気乗りしないゲッベルス。

「どうも体調が思わしくないようで」
「精神的なものと聞いているが」

↑思わずライバル・ゲーリングの不遇話に乗ってしまうゲッベルスお茶目(笑)
煙たく思っているヒムラーとでもつい話が弾んでしまう。

「例のイギリスでの歴史的大敗のショックが、未だに尾を引いているようです」
「最近は滅多に人前にも顔を出さないらしいな」
「会議にも出てきません」
「(興味津々に)家に籠もって何をしているんだ」
「買い集めた美術品を眺めています」
笑う二人。
「(嬉しそうに)元々躁鬱の気があったからな」
「彼が居なくても軍は何の支障もなく機能しているので、余計落ち込んでいるようです」
「アメリカも参戦してくればますます戦局は厳しくなる。ドイツ空軍にはこれから頑張ってもらわなくてはならない...それまでゲーリング元帥には、引っ込んでいてもらいたいもんだな」
「同感です」
「モルヒネ中毒の欠陥人間には軍隊を任せる訳にはいかん」
ウヒャウヒャ、アハハ、ウホホ、と大笑いする二人。

↑こひさん、段田さん笑いすぎ。つられて観客も大笑い...。

突然、素に戻って不機嫌になるゲッベルス。
「ゲーリングの話はどうでもいい」
「(まだ笑いがとまらないまま)失礼いたしました」

↑大笑いから不機嫌への変化の早さ驚異的。
これ以降コロコロ、くるくる変わる表情、態度に終演まで驚きっぱなしでした...。

「(冷ややかに)そろそろ用件を伺いましょうか」
「(勿体付けるように)あのお方は、ご存じなのですか」
「何が?」
「今夜の催しについて」
「あの方に黙って何かをすると言うことはない」
「結構です」

「(苛ついて)長官、私は忙しいんだが...」
「(嬉しそうに)延び延びになっていた共同討議の日程が、ようやく決まりました。年明けになってしまいますが来月、関係者を集めてそこで最終決定を」
「それはなによりだ」
「(書類を確認しながら)えー、一月のぉー二十日(はつか)」
「私も出席するのか?」
「その必要はないでしょう。次官クラスが集まって事務的な問題を解決するだけですから、一応大臣のお耳にも入れておこうと思いまして」
「(事務的に)了解しました」
「(嬉しそうに)ようやくここまでこぎ着けました」
「思いの外時間が掛かったが、まあ仕方がない」
「何分これまでとは規模が違いますから」
「長官の努力の賜物だ」
「(笑いながら)とんでもない、みなさんのお力があったればこそ」
「あの方もお喜びでしょう」
「長年の夢でいらっしゃいましたから」

↑ヒムラーは嬉々として、自慢げに、一方ゲッベルスは事務的に、冷徹に受け答えする...。この時点では、「あの方の長年の夢」は具体的には語られない、が、ゲッベルスは少しフリッツを気にしている様にも見える。

「かなり温め、でございます」
フリッツがホットミルクを運んでくる。
「それでいい。ありがとう」

フリッツはゲッベルスに耳打ちする。
「旦那様、そろそろお着替えになられた方が」

「長官、今日はわざわざ遠いところをありがとう」
「これをいただいたら帰ります」
ヒムラーに早く帰れと言わんばかりに挨拶する、がヒムラーにはその気はないようだ。

「お客様がお見えになったらここにお通しして」
「かしこまりました」
ゲッベルスは、ヒムラーを気にしつつも、階段をのぼり着替えに行く。

「こう言うパーティーはよくやるのかね」
ヒムラーは、フリッツと二人きりになると、探りを入れてくる。
「映画関係者を何人かお呼びすることはありますが、今日は特別でございますね。これだけそろうのは珍しいかと」
「有名な俳優達がやってくるのだろうね、着飾って」
「そうでございますね」
「全く縁のない世界だ」

↑フリッツは冷静に答えるが、ヒムラーは不満そうで、二人の間は何とも微妙な空気が流れている。


続きは気長にお待ちください(笑)

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2011年05月14日

【non-rp】「国民の映画」その1(ネタバレ注意)

パルコ.jpg完全新作である「国民の映画」は、3月6日プレビュー@パルコ劇場から、初日、大阪、横浜と公演を重ね、見る度に何かが変化していきました。と言うことはやはり大千秋楽が本当の意味での完成型と思われますので、
以下、その大千秋楽@KAATを中心に語っていきたいと思います。

ちなみに私が観たのは、
1.3月 6日(ソワレ)K列センターブロック(ほぼセンター) 
  ※プレビュー公演1日目
              
2.3月 8日(ソワレ)K列センターブロック(ほぼセンター) 
  ※初日
         
3.3月28日(ソワレ)A列下手ブロック(センター寄り)

4.4月 3日(マチネ)H列下手ブロック(センター寄り) 
  ※パルコ劇場千秋楽
             
       以上パルコ劇場(渋谷)

5.4月20日(ソワレ)5列センターブロック(上手寄り) 
  ※KAAT初日
              
6.4月22日(ソワレ)12列上手ブロック(最上手)

7.4月28日(ソワレ)6列センターブロック(ほぼセンター)

8.5月 1日(マチネ)5列下手ブロック(かなり下手) 
  ※KAAT千秋楽(大楽)
              
       以上KAAT(神奈川芸術劇場)大ホール

の8公演です。

本当はパルコ劇場であと2回ほど観る予定(...希望)でしたが、地震とその後の混乱で断念しました。
また残念ながら大阪公演には遠征できませんでした...。
↑一体何回観れば気が済むんだ(爆)


ここから先は、あくまで一観客の(妄想を含んだ)感想、雑感、戯れ言です。
記憶に頼っておりますので、多少の間違い、勘違いはご容赦を...。
(一応観劇直後の殴り書きメモを元にしてはおりますが...)

ストーリーを追っていきますので、ネタバレしまくりですので、お好きでない方は、どうぞお引き取りください...。




開演前、会場には音楽が流れています。
いくつか聞き覚えのあるものもありましたが、フリッツ・ラング監督の映画「怪人マブゼ博士」の不安をあおるような旋律が印象的でした。

会場が暗くなる。

「すべてを求めるものは、何も獲得しない ーゲーテ」
スクリーンに不気味なタイポグラフィーで投影される。

続いて、パルコプロデュース、国民の映画、がドイツ語で表示される。
行進する軍靴の音がフェードインし、ヒットラーの演説の一部、そして「ジーク・ハイル」の連呼と歓声が交錯する。

↑パルコ劇場ではあまりこの効果音は聞こえなかった。
多少「軍靴の音」は聞こえたが、演説などは全くわからなかった。
音量が低かったのかもしれない。


断ち切られるように、音が消えると同時に暗転。


客席に向かって一条の光が揺らめく...。
カラカラと何か機械の回転音が響く。

ピアノの音が聞こえてくる...時々演奏の間に効果音をはさみながら軽快に楽しげな演奏が続く。
映写機と側に立つ男、いすに座った男の姿が仄かに浮かび上がる。

二人は映画を観ている。

いすに座った男・ヨーゼフ・ゲッベルス大臣(小日向文世)はガウンを着てリラックスした様子で、乗り出すように見入ったり、身をよじって笑ったりして楽しんでいる。

側に立つ男・執事フリッツ(小林隆)は控えめな微笑みを浮かべ静かに、やはり映画を楽しんでいる。

やがて流麗に転じたピアノの演奏が終わる。
映画が終わったようだ。

「やはり素晴らしいな、チャップリンは」
「左様でございますね...この作品は名作と呼ばれております」
「あの雪山はどうやって撮っているんだ?」
「ロケの部分もありましたが大半はセットのようでございます」
「セットには見えないな」
「カメラマンが優秀なのでしょう」
「誰だ?」
「ローランド・コザロ、チャップリンの作品をずっと手がけている人物です」
「『黄金狂時代』は何年の作品だ?」
「1924年」
「『街の灯』よりも前か?」
「前でございます」
「『黄金狂』があって...『街の灯』があって...『モダンタイムス』か」
「『黄金狂』と『街の灯』の間に『サーカス』が入ります」
「(肘掛けをたたいて)そうだった!」

ゲッベルスはうれしそうに今観た映画について矢継ぎ早にまくし立てる。
フリッツは部屋の電気を点け、映写機やゲッベルスの座っていたいすを片づけながら静かに答える。

無邪気に満面の笑みのゲッベルスは、人差し指を鼻の下に、ステッキを振り回し、ドタドタと歩くチャップリンの物まねをしてご機嫌である。
が、最後は足を引きずりバランスを崩してしてやめてしまう。

↑プレビューではチャップリンの物まねはなかった気がします...。

「もうすぐ『独裁者』のフィルムが手に入る」
「それは楽しみでございますね」
「噂によればかなり我々を挑発した内容らしい」
「それはいけませんね」
「だが問題は何を描くかではなく、どう描くかだ。違うかね?」
「そのとおりでございます」
「映画として優れていれば素直に誉めようじゃないか」

チャップリンの新作が楽しみでしょうがない、実に嬉しそうに自慢げに語るゲッベルスだが、尊大な態度も見え隠れする。
自分達に対する批判には敏感で少々ナーバスな様子だ。

フリッツはピアニスト(荻野清子)に声をかける。
「ご苦労様でした。パーティーもよろしくおねがいします」

↑音楽は全てピアノの生演奏。名前も台詞もありませんが音楽担当の荻野さん自身がピアニストとして舞台上で演じていらっしゃいました。

「急にお願いして申し訳なかった。時間が空くとたまにこうして昔の映画を観ることにしているんです。なかなかいい演奏だった。画にぴったり合っていた。」
ゲッベルスは大変満足してピアニストを労うが釘を刺すことも忘れない。
「今日これから目にすること耳にすることは口外しないように...いいですね」


「ムッソリーニをモデルにした人物も出てくるらしい」
「『独裁者』、で、ございますか?」
「私も出てくるかもしれないな」
「うらやましい...」
「(被せるように)光栄だよ。チャップリンが私をどう観ているのか楽しみだよ」

単純に自分が映画に出るかも!と無邪気に喜んでいるゲッベルスにたいしてフリッツは少々冷ややかにも見える。

↑執事、の定番「慇懃無礼」な感じ...私の大好物でございます(爆)

舞台中央の階段からゲッベルスの妻・マグダ(石田ゆり子)が降りてくる。
ガウンを羽織って機嫌が悪そうだ。
階段下の椅子に座っているゲッベルスを無視し素通りして下手の応接セットのソファーに寝そべる。

「いつまでそんな格好してる...。早く着替えるように言いなさい」
ゲッベルスはマグダに直接言わず、フリッツに命令する。

そろそろ着替えた方がよろしいかと、と取り次ぐが、頭が痛いから部屋で休むと意に介さないマグダ。

「奥様は今日はパーティーにはお出にならないとおっしゃっています」
「ばかなことを!」

マグダはゲッベルスを無視してフリッツに話す。
「旦那様のお客様でしょ。あの方の大好きな映画界の...私には関係ないわ」
「お薬をお持ちしましょうか」
「大丈夫。寝れば直るから」

業を煮やしたゲッベルスは語気荒くマグダに言う。
「私の客は、お前の客だ!」

無視するマグダとの仲をフリッツが取り持とうとする。
「奥様ここはやはり御夫婦でお迎えになられた方が...」
「薬を持ってきてやれ」
相変わらずマグダには直接言わずフリッツに命令するゲッベルス。

「お願いだから、寝れば治るの。私はどんな病気も寝れば治るわ...不眠症だって寝れば治るの!」

↑パルコ劇場の千秋楽までは、不眠症のくだりは無し。三谷さ〜ん...コメディじゃないって言ってたのに...大阪でコテコテ風味追加なさったんですか〜と素に戻って笑うどころじゃありませんでした...。

「...だ、そうでございます」
「お水を持ってきて」
「かしこまりました」

「今夜の招待客リストを家内に」
相変わらずフリッツに命令するゲッベルス。
興味ないと言うマグダ。
「お客様なら覚えております」
「聞かせてやれ」

フリッツはマグダに招待客を聞かせる。
「まずはエミール・ヤニングス様」
「あの人の腰巾着ね」
マグダは気乗りしないまま混ぜっ返す。

「ツッアラ・レアンダー様」
「華やかだけど中身はからっぽ」

「グスタフ・フレーリッヒ様」
「確かに二枚目だわ...でもそれだけ」

「レニ・リーフェンシュタール様」
「悪い子じゃないけど最近鼻につく」

「グスタフ・グリュンドゲンス様」
「まだ生きてたの」

「エルザ・フェーゼンマイヤー様」
「誰?聞いたことない!」

「そして、エーリッヒ・ケストナー様」
驚くマグダ。
その様子を意地悪くほくそ笑むようにうかがうゲッベルス。

「...以上でございます」

取り乱すマグダに、今度はさも楽しそうに聞くゲッベルス。
「どうした」
「まさか来るわけないわ」
「それが来るんだ」
「何かの間違いだわ」
信じないマグダ。
エッヘヘヘと笑うゲッベルス。
「...だって国家の敵でしょ、あなたが言うところの...あの人の本を焚き火にくべたのは誰?」
「心さえ入れ替えれば、私はいつだって受け入れる」
「あの人が信念を曲げるとは思えないわ」
冷ややかに断言するマグダ。
「どれだけケストナーのことを知っているのかね」
ニヤニヤとマグダをうかがうゲッベルス...。

「フリッツ!」
自信たっぷりなゲッベルスに不安を覚えたマグダはフリッツに聞く。
「招待状のお返事はいただいております」
取り乱すのを気取られまいとするマグダ。
「お水は?」
「ただいま」
水を取りに退場するフリッツ。


「子供達は?」
夫婦2人きりになるが、相変わらずよそよそしい。
「ホルデとヘッダとハイデは寝室でもう休んでいます...ヘルムートは今日はおじいちゃまのところにお泊まり、ヘルガは教会でクリスマス会のお稽古、遅くなるみたい...ヒルデは例によっていつもの場所、よっぽどあそこがお気に入りのようね」
「あそこ、とは?」
「ツリー・ハウスに決まってるじゃない!あの子最近ずーっとあそこに居っぱなし」
「ツリー・ハウスなんてどこにある」
不機嫌に庭を見るゲッベルス。
「子煩悩で有名なゲッベルス博士は、本当は子供達のことなんにもご存じないのね」
皮肉で冷ややかなマグダ。


「そういえば旦那様、先程ヒムラー様がおみえになりました」
水を運んで戻ったフリッツが思い出したように報告する。
「ヒムラーが?聞いてないな」
「旦那様はこれから映画をご覧になると申し上げましたところ、私のことは気にするな、と」
「通したのか」
「はい。止める間もなく」
「失礼な男だ」
不機嫌になるゲッベルス。
「で、今は?」
「それが...見当たらないのでございます」
「フッフフ(鼻で笑う)陰の薄い男だからな...気をつけろ、その辺に居るんじゃないか」
「探して参りましょうか」
「私の後ろに立ってないか(笑)」

「パーティーは何時からですか」
冗談でいったのに、そのまんま後ろにヒムラー長官(段田安則)登場で驚くゲッベルス。

↑幕が開いてからずっと舞台上手奥のソファーに気配を消して座っていた段田さんの登場はびっくりで、可笑しい...。


「ご安心ください、話は全く聞いておりません」
驚きいぶかるゲッベルスに事も無げに答えるヒムラー。




続きは...気長にお待ち下さい...。

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2011年05月06日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年5月)

はなまるマーケットにゲスト出演、って録画予約していて気が付いた…。
5月のTV番組覚書UPし忘れてた…舞台「国民の映画」でテンパってました(爆)

もう終わったのもあるけどそのままUPします。
当然「来月」は「当月」2011年5月です…。

〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※
来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

JIN-仁- 完結編
TBS
毎週日曜日
※勝海舟役


以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。

連続ドラマ

犬飼さんちの犬(2011)
TVK(独立UHF局 など)
毎週水曜日
※犬飼保 役(主演)


相棒 Season5(2006)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2011/5/12 他
※第5話「悪魔への復讐殺人」村木重雄 役(回想のみ)


あいのうた(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/6/4〜5 一挙放送
※飯塚英樹(刑事) 役


単発ドラマ

瑠璃の島スペシャル2007 〜初恋〜(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/5/1
※米盛照明 役


刑事の妻“デカツマ"2(2009)
BS朝日(BSなど)
2011/5/6
※望月龍之介 役


説得(1993)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/5/22
※主演 ビートたけし TVドラマ(実質)デビュー作


夏樹静子・作家40年記念サスペンス特別企画「Wの悲劇」(2010)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/6
※中里右京(刑事)役


映画

日曜洋画劇場 特別企画「おとうと」(2010)
テレビ朝日
2011/5/8


サイドウエイズ(2009)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/5/7 他


愛を乞うひと(1998)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/5/22 他


ハッピーフライト(2008)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/5/28 他
※望月機長 役


木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/6/10 他


木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/6/10

g@me.(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/6/16 他

アウトレイジ(2010)
チャンネルNECO(CSなど)
2011/6/5 他

重力ピエロ(2009)
チャンネルNECO(CSなど)
2011/6


復讐 The Revenge 運命の訪問者(1997)
V☆パラダイス(CSなど)
2011/6/6 他


がんばっていきまっしょい(1998)
衛星劇場(CSなど)
2011/6/5 他


20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008)
WOWOW(BSなど)
2011/5/22


20世紀少年 <第2章> 最後の希望 (2009)
WOWOW(BSなど)
2011/5/22


沈まぬ太陽(2009)
WOWOW(BSなど)
2011/5/6


69 sixty nine(2004)
WOWOW(BSなど)
2011/5/24


ALWAYS 三丁目の夕日 (2005)
WOWOW(BSなど)
2011/6/14

ALWAYS 続・三丁目の夕日 (2007)
WOWOW(BSなど)
2011/6/15



その他

加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏ぐらい(希望...笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演


映画「犬飼さんちの犬」プロモ露出あるかな...。
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2011年05月03日

【non-rp】映写機について(雑感)〜「国民の映画」より(ネタバレ多少あり)

110428-221417.jpg物語は、映画を上映して(客席に向けて映写機を回して)いる場面から始まるのだが...。

以下、あくまでも素人の戯れ言ですので多少の間違い・勘違いはご容赦を...。


一般に、家庭で上映するなら、部屋の広さ、スクリーンの大きさなどから、8mmフィルムだったでしょう。
ゲッベルス博士の屋敷はそれなりに大きい(ゲーリング元帥の半分ですが)し、お金持ちでもあり、また映写機の大きさから16mmフィルムで上映しているのではないかと思うのですが、どうでしょうか...。

映画館で上映する映画のプリントは長さや形式にも寄りますが、大変高価で、高級車が買えるぐらいの値段はします。(35〜70mmフィルムの場合)
映写機もかなり大きく、いくら金持ちでも現実的ではありません。

その点、16mmフィルムなら全てに程々です。プリントも軽自動車ぐらいの値段で手に入りますし、小さな映画館の上映にも使われるクオリティで、映写機の扱いも比較的簡単です。

まあ、たとえ8mmフィルムでも、現在のビデオ・テープやDVDと違ってとんでもない値段で個人で持つのはかなり大変だったハズです、が...。




蛇足。

フリッツは映画上映後、すぐにスイッチを切っちゃってます。

本当は冷却のためファンは暫く回さないといけません。
映写するときもフィルムを回してから最後ランプを点灯、止めるときもランプが先でファンが最後。
フィルムを巻き戻すときも、熱からフィルムを守るため手を添えます。

ま。
演出上の省略だと思いますが、映写資格の講習会でそこは厳しく言われたので(^^;)

posted by honey_c at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月01日

【non-rp】「国民の映画」@KAAT 大千秋楽!! 終了

ホール(KAAT).jpg先ほど終わりました。

本日、ゲッベルス博士(小日向文世さん)大熱演。
名残惜しい、お芝居が終わるその瞬間までしっかり目に焼き付かさせていただきました。

これで、本当に終わりです。


疲れ果てております。

当然です。
昨夜から連続勤務です...。

本当はそのまま3時頃まで勤務して上がり、だった、のですが、何の因果か今夜このまま突入する事になりました。
でも連続してしまうと「法律違反」なので、中抜けで「仮眠休憩」です。
が...ええ〜い!!と、出かけました!横浜へ(爆)
折角チケット調達していただいたので、行っちゃいました...。
↑ホント、「逝っちゃいました」スレスレ...。

劇場に場違いなスーツで、目を血走らせてるのを見かけたとしたら、たぶん私...でした。


カーテンコールは、いつもの「山の音楽家」ストップモーションの後、館内アナウンス流れるも、拍手鳴り止まず、再び幕が開いて一同礼。
席を立つ人も多少いたものの、しかしまだ鳴り止まず、三度幕が開き、帰り掛けた人々も通路で拍手。
それでも鳴り止まず、幕が開くと”白井”ゲーリング元帥うろちょろし(笑)
とうとう会場総立ち、拍手喝采。
余りの拍手に、館内アナウンスまで途中で止まっちゃいました(爆)


千秋楽は、見られないと思ってあきらめておりましたが、もの凄い無理で見てしまいました。
おかげで、疲れ果ててはおりますが、興奮で、カラ元気、全く眠くありません。

さあて。
お仕事、お仕事...。。

posted by honey_c at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【non-rp】幕間!!

寝ちゃったらどうしようと思ったのですが、全然眠くなりません。
ヨカッタ(ホッ)

かなり下手ですが5列目なので緊張します。
↑役者さん達はこっちの事情はご存じないですから、万が一爆睡したら、がっかりさせてしまいますもの...(泣)

本日もゲッベルス博士絶好調!!
素晴らしい千秋楽です。


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posted by honey_c at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【non-rp】KAAT到着!!

KAATの前のどーも君.jpg間に合いましたぁ(笑)

今日は日曜日っだてのに、やっぱりギリギリに飛び込みます。

勿論今回も素通り中華街...。
本当に、中華街には縁がないんだな...。

なんか催し物やってるんですね、やけに賑やか。

posted by honey_c at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月28日

【non-rp】「国民の映画」終了

110428-182636.jpg先ほど終わりました。

第一幕で、少々お疲れ、か、と、思ったのですが、全く、全然、思い過ごしでした。

ゲッベルス博士のコロコロ、クルクル変わる表情今回も堪能させていただきました。
ゲーリングがツアラ、レニと歌い踊り始めた瞬間の、嫉妬する表情の変化は、人間の醜悪さ、心の狭さ、浅ましさ、全てをあらわしているようで、目が離せませんでした。

今日は、特に”小林”フリッツが大熱演でもありました。


こころゆくまで楽しませていただきまた。

ありがとう、小日向文世!!...さん。
また是非、舞台のコヒさんにお会いしたいです。

「国民の映画」の舞台は、まだあと3日あるけど、私はもう見られそうもありません(泣)
残念ながらもう「身柄の確保」がどうにもなりそうも...ありません...。
↑チケットもない、し...。



今度の「生・小日向文世」は、たぶん2ヶ月後、映画「犬飼さんちの犬」の舞台挨拶、かな...。

posted by honey_c at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【non-rp】幕間!

今夜のゲッベルス博士は、う〜ん?ちょいお疲れ...まあ好調です(笑)

本日の席...ごつっぇ、ええ席!!!
センター6列目なんて信じられん。

感謝感激(観劇!)雨霰☆☆☆



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posted by honey_c at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【non-rp】KAAT到着

110428-182028.jpg110428-182305.jpg無事間に合いました。

たぶん今日が(私にとっては)ラストになる「国民の映画」です(泣)

思う存分楽しませていただきます。

今回も中華街は、パス(泣)

posted by honey_c at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【non-rp】「国民の映画」小ネタ

爆笑、ではないかもしれないけど、クスっとする小ネタもいろいろありました。
(↑あくまでも一観客の妄想を含んだ戯れ言、です...)

以下ネタバレ注意。



1.名前ネタ+α

大御所俳優・グリュンドゲンスと二枚目俳優・フレーリヒはどちらもファーストネームは「グスタフ」
ゲッベル博士は「グリュンドゲンス先生」、と「グスタフ」(呼びつけ)で呼び分けてる。
で、ゲッベルス博士やヤニングスに「グスタフ」って呼びつけられてへいこらするフレーリヒの陰で、グリュンドゲンス先生必ず腰を浮かせて反応(笑)

ゲッベルス博士が、国民の映画・「ヴェルヘルム・テル」(ウイリアム・テル)の配役を発表する「主役のヴェルヘルムには名優...」
グリュンドゲンス先生、私だ、とばかりに椅子から立ち上がるが「...エミール・ヤニングス!」
名前ネタではないが「自意識過剰」な役者の性、です...。


2.「スチュワーデス物語」ネタ(?)

庭の害虫退治をしていたマグダ、泥だらけになったからと、腕まくりして手は顔の前あたりにあげて来客に挨拶する。

風間杜夫さん(ヤニングス)の前で、まるで義手をこれ見よがしに見せつけた「スチュワーデス物語」の婚約者のようです。


3.映画ネタ

グリュンドゲンスは、フレーリヒに主演映画を「メソポタミア」って横文字に弱いおっさんみたいなギャグをかます...でもわざと、かもね...。
(本当は「メトロポリス」)

ヒムラー長官が、愛人問題で弱みを握られたゲッベルス博士に、「あの方」に黙っておく引き替えに持ち出す映画の企画、
聖杯をめぐるスパイが入り乱れての冒険活劇
その名も「シャウエッセン・ジョーンズ」!!!

まんま「インディー・ジョーンズ」です(笑)。


4.滑舌(?)ネタ

グリュンドゲンスが頼んだお酒、「ヒィナップヒィ」
実は「シュナップス」
ヤニングスは「入れ歯が浮いてるんだろ」と苦り切って吐き捨てる。

ヒムラー長官が、ゲッベルスの弱みを黙っている引き替えに持ち出した希望は「○#▲%たぁあい」(脱力しすぎで聞き取れない)
いぶかるゲッベルスとゲーリングに再び「☆&●※♂!」(がなりすぎで聞き取れない)
首を傾げる2人に今度ははっきりと「映画に出たい...とっても...」ヒムラー長官の恐れていたとおり、大笑いされてしまいます。


5.思わせぶり

ヒムラー長官に出身地や経歴などを根ほり葉ほり聞かれたフリッツ
「特技は縄跳びに、木登りに、三点倒立でございます」
やって見ろと言うのにこたえて両手と額を絨毯につけるが、来客のベルで、結局やらず...。


6.ヒムラー長官の存在感ネタ

冒頭「まさか私の後ろに居ないだろうな」と言うゲッベルス博士の後ろに登場。

一番乗りしたツアラはヒムラー長官に全く気がつかず、フリッツに紹介されて悲鳴を上げる「いらっしゃること、全然気がつきませんでした」
「よく言われます」と返すヒムラー...。

庭の害虫退治から戻ったヒムラーが、制服を着ていなかったため、一同誰だか分からず、脇役俳優と勘違いする者も。

ゲーリング元帥が乱入後、ゲッベルス博士がパーティー客を紹介するが「以上です」と(態と)抜かされたヒムラーが声を上げるが、ゲーリングは「何処だ?声は聞こえるが...」とあたりを見回す。
「その存在感の無さは...ヒムラー!」やっと気がつきます。


7.4連発

映画に夢中なゲッベルスの動向を探っていたヒムラーは、愛人・エルザの存在を知った、と。ゲッベルは、そんな関係ではないと否定するがヒムラーは電話の内容は全て聞かせてもらったと。
「盗聴したのか!」
怒るゲッベルス...。

ゲーリングが、今日来たのは、ゲッベルスを助けるため、ヒムラーがゲッベルスのスキャンダルを探っていると知って居ても立ってもいられずやってきたと。
「なぜそれを...盗聴してたんですか!」
怒るヒムラー...。

何とかゲッベルスを助けてほしい、「あのお方」はゲッベルスを買っていると、昨日も電話で話したばかりだと言うゲーリングにヒムラーは「いや。あなたはそんな話はしていない」
「盗聴してたのか!」
怒るゲーリング...。

「あのお方」のお気持ちはゲッベルスからは離れていて、今一番信頼を寄せているのは自分で、昨日も電話でそうおっしゃっていた、と言うヒムラーに、ゲッベルスは「いや、君はそんな話はしていない」
「盗聴してたんですか!」
怒るヒムラー...。


本来、「あのお方」に対する立場を左右する、緊迫したやりとりのはずが最後には大爆笑に...。


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2011年04月26日

【non-rp】無邪気で無自覚の悪意・マグダ夫人〜「国民の映画」(ネタバレ注意)

石田ゆり子さん演じるゲッベルスの妻・マグダは夢見る少女のように世間知らずで無邪気。

良妻賢母の鑑のように言われているが、会話さえ執事を通して交わすほど、実際には夫婦の間は冷え切っており、形だけかろうじて保っている。
夫・ゲッベルスの女性関係も黙認し、無関心を装っている。

ゲッベルスと知り合う前、ケストナーと心を通わせたと一方的に思いこみ、今回のパーティーにも自分のために危険を冒して来るのだと勝手に気をもんでいる...。
フリッツの計らいでケストナーと2人で話が出来たが、美しい思い出が実は単なる勘違い、幻想だった事を知り失望する。

それでも「あなたはここに来るべきではなかった」とケストナーのナチスへの協力を信じられず、非難し困惑させる。


何かと執事・フリッツに頼っていて、彼がいなければ何も出来ない。
「気をつけて、あなたは大切な人なんだから...。」
ヒムラーを警戒して身の安全を気遣っている。

結局フリッツが「あれ」であることがバレて収容所送りとなることが決定的になった時、フリッツの手を取り、振り絞るように「力になれなくてごめんなさい」
心をよせ同情しているように見える。

だが、最後の台詞は「...寂しくなるわ...ユダヤ人のわりにいやな感じしなかったのに...。」
独り言のように階段を上りながら呟く。
フリッツは、収容所からガス室送りになることをわかっていながら、まるでただ辞めただけのごとく冷たい反応...。

ケストナーに対する反応は良心的。
それだけに、最後の台詞は一体何なのか...。

精一杯の強がりにも聞こえるが、実は単なる無関心、なのだろう...。


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2011年04月24日

【non-rp】存在感のない堅物・ヒムラー長官〜「国民の映画」(ネタバレ注意)

段田安則さん演じる悪名高きナチス親衛隊ヒムラー長官は、融通の利かない、小物官僚といった風情。

制服を着ていなければ、誰かわからないほど印象が薄く、居るか居ないか存在感ゼロの男。

芝居冒頭、ヒムラーが来ていると聞いたゲッベルスが「気をつけろ...まさか私の後ろに立っていないだろうな」
いつの間にか、しっかり後ろに立っている登場からしてびっくりです。

趣味もなく芸術にも興味はなく、勿論映画も見ない。
ゲッベルスにも煙たがられて、小馬鹿にされている。
「チャップリンすら知らない男が屋敷をうろついているかと思うと気分が悪い」

飲み物も、酒ではなく「冷めたホットミルク」...面白味のない見本のような男です。

「害虫」は勝手に人間が決めただけだと、カイガラムシに温情をかけるが、「あれ」の最終的解決策、「生物学的除去」については喜々として事務的に数字を語る。

科学的に冷静に「あのお方」の望むことを達成する事に喜びを感じている。
それがたとえ人間として許されない暴挙であろうとも...。

真面目ゆえに、いったん方向が間違ってしまうと取り返しがつかなくなるまで突き進んでしまったのか...。


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2011年04月22日

【non-rp】「国民の映画」@KAAT 終了

朝陽門.jpg先ほど終わりました。

本日も、微妙に変化しておりました。
↑こうなったら毎日でも観なきゃいけません...無理、ですけど...。

三谷幸喜さん構想40年の思い入れ故か観る度に何かが変わっています。
PARCO劇場で観た気になってましたがKAATにも来て正解です。

しっかし...折角中華街を目前にして、素通りって(泣)

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【non-rp】幕間!

本日のゲッベルス博士も絶好調...。

ゲーリング元帥のオペラの歌詞がゲーリング一家の紹介から、パーティーの招待客の紹介に変化してる...。

今日の席は12列目の最上手!

見切れるかと思ってたけど、舞台から程良く離れているので無問題。
さらに客席の様子も感じられます。

本当に今回のチケット運良すぎてコワい...。

そろそろ、お時間です。


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posted by honey_c at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【non-rp】KAAT(神奈川芸術劇場)到着

110422-183040.jpg間に合った!

今日もゲッベルス博士(小日向文世さん!)よろしく(*^_^*)

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2011年04月21日

【non-rp】KAAT(神奈川芸術劇場) 雑感

KAAT前のポスター.jpgPARCO劇場の約3倍のハコでのストレートプレイの上演、多少心配でしたが、大丈夫だったのではないでしょうか。

座席は階段状に配置されているので見やすいです。

とはいえ3階席の後ろはオペラグラスでもないと普通の人は見えないだろうし、一部キャストは台詞聞こえにくかったかも。


劇場は流石にオープンしたばかりで大変きれいでした。

座席が真っ赤。
(私の勝手なイメージするところの)イタリアの家具みたいな鮮やかさ。

託児所や、クローク、コインロッカー(お金が返ってくるので無料)、500円(+要保証金5000円)でオペラグラスの貸し出しなどもありなかなか行き届いておりました。


客の入りもよろしく、空席、も、探せば、ある、程度。
大きいので(見切れの席、立ち見席など席に拘らなければ)当日券も十分狙えそうです。


今回私の席は前から7列目センターブロックの上手寄り。
チケット発売日には入手出来ず、あきらめきれずに、毎日予約サイトを覗いていたおかげで、ラッキーにもキャンセルで出た良席をゲットできました。
舞台全体も見渡せて、且つ、キャストの細かい表情も見える幸せな席でした。
↑こんな良い席2度とない...本当に運、使い果たしてるかも...。

posted by honey_c at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月20日

【non-rp】「国民の映画」KAAT初日 終了(ネタバレ注意)

先ほど終わりました。

本日もゲッベルス博士絶好調。

大いに楽しませていただきました。



PARCO劇場では千秋楽のみだったリーフェンシュタールの”江戸っ子”はどうやら固定した模様...。

冒頭のマグダ婦人の頭痛のくだり、寝ていれば治るが、変化。
「どんな病気も、不眠症も寝れば治る」ってやりすぎ...だよ。

口を滑らせたツアラがフリッツに済まなそうにする...。
それに対して「気になさらないで。むしろホッとした」とかえすフリッツ...。
切なすぎる。

最後、自分で映写機をセットしようとするゲッベルス博士、前は結構すぐに諦めて台を、バンってたたいてましたが今回はシツコくこねくり回しておりました。

さあて。終了が10時過ぎで、小走りに駅に向かいましたが、今日中に家には着けませんね。
↑いつもの残業と同じですけど何か?


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【non-rp】幕間!

本日のゲッベルス博士絶好調(*^_^*)

劇場もなかなかいい感じです。

今回初めて上手寄りの席で階段の陰で見えなかったところが良く見えます。

あ。そろそろ始まります。



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【non-rp】KAAT(神奈川芸術劇場)到着

KAAT.jpgKAAT前.jpg横浜は久しぶり。えっらく様変わりしててびっくり...。
(SOGOのスタジオにTVKの番組観に行って以来だから当然、か)

このあたり(海の近く)はもしかして
パワー・ステーションのライブ以来、か。
えーっ。約14年半ぶり?
神奈川県民ホール1996年12月だったからねぇ...。
あのときはみなとみらい線なんてあったかな。
確か、仕事上がってから突撃して、関内か石川町から猛ダッシュ、道に迷って中華街を駆け抜け「中華鰻くいてぇ〜」とかって...懐かしい。

神奈川県民ホールはこの裏、か。
↑海からみればこっちが裏(笑)

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【non-rp】「国民の映画」@KAAT初日

渋谷PARCO劇場の千秋楽の後、大阪で上演されていた「国民の映画」。
今度は横浜で初日です。

PARCO劇場以来、久しぶり、5回目です。
↑何回観る気なんだ...。

今年オープンしたばかりの神奈川芸術劇場、勿論初めてです。
かなり大きいハコ(定員1300余)なので多少不安。


「どろん」成功(笑)



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2011年04月19日

【non-rp】時代から取り残されかかった俳優・ヤニングス〜「国民の映画」(ネタバレ注意)

風間杜夫さん演じる、俳優エミール・ヤニングスは、権力にすり寄って主演映画を作ろうと躍起になっている。

風間さん本当は二枚目なのに、前半はコメディー・リリーフといった趣向で、コヒさん同様かなり笑わせられられる。
「ビスマルク」の底なし沼のエピソード(わざとらしい)や、映画版「メフィスト」の再現(サイレントで何やってるかよくわからない)など重くて、クサイ芝居を熱演。

かつては、ハリウッドでアカデミー賞を連続受賞するなど、栄光を極めた俳優だったが、トーキーでは英語の発音がネックとなりドイツに舞い戻って来た。

ナチスが「あれ」に対して弾圧を強めていることを知りつつも、高官にゴマをすり、ナチスを礼賛し、やっかい事を引き受け、批判されれば映画の内容さえ変えてしまう。
「映画を撮れるなら、やつらの靴でもなめる」

一方で、「あれ」や関わりのある映画スタッフや俳優、そして執事・フリッツを「映画界のため」守ろうと必死だ。

演劇界の重鎮・グリュンドゲンスや、反体制派の作家・ケストナーに嘲けられ、バカにされても「映画を撮れなければただの夢想家だ」と意に介さない。


だが「あれ」に対する最終的解決、「生物学的な除去」を知ると、「ゴッドシャルクの時に見切りをつけるべきだった」と態度を一変させ、ゲッベルスが殺したと激しく非難する。
最大限の譲歩をしてやったのに裏切ったと切って捨てるゲッベルスに、
「やつらが悪いんだ。やつらの家に生まれた、やつらが悪いんだ...」振り絞るように叫ぶ。
「二度と映画を撮れなくなるぞ、分けて考えろ」とゲッベルスに半ば脅されてもこれ以上の協力は出来ない、と屋敷を去る。

ギリギリで協力を止めたが、その末路は「ナチ協力者」として戦後も2度と映画に関わることはできなかった。


反体制では身動きがとれなくなり、時には命さえ落とす、が、体制にすり寄れば後に批判され何もかも無くす...。
正解のない、難問...。


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2011年04月17日

【non-rp】JIN ー仁ー 本日放送開始

110403-132409.jpg110403-132504.jpg「国民の映画」の千秋楽を観に行った渋谷でポスターをあっちこっちでみかけました。
渋谷駅の巨大看板の写真はすでにアップ済みでしたがこれはスペイン坂、シネマライズの脇に大量掲示されていたものです(撮影同じは4月3日)

小日向文世さんは勝海舟役で引き続きご出演です。

ま。いつものようにリアルタイムでは見られそうにありませんが、
録画、いたします、よ。
(地震でテロップが入らないことを願いつつってか、地震が起こりませんように)

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2011年04月14日

【non-rp】ラブリーなゲッベルス博士〜「国民の映画」(ネタバレ注意)

小日向文世さん演じる、ヨーゼフ・ゲッベルス博士は、
無邪気でミーハー、無神経で冷酷、
俗物で女好きの可愛い(!)小市民。


「風と共に去りぬ」(略して「かぜとも」)を越える映画をつくることに夢中で、
一流に拘り、反体制だが世界的な作家には妙にゴマをすり、
そのくせ懇意にしている新人女優をヒロインに押し、
一方、すり寄ってくる映画人には横柄な態度をとる。

受け売りの芸術論・知識をひけらかし得意満面。
勝手にゲーリング元帥をライバル視して張り合うが
底の浅さを指摘されると、僻んで、拗ねて...。

自分のやっていることの重大な影響を深く考えることもなく、
人を傷つけ、絶望の淵に追い込んでも
喜々として無邪気に映画を見ようとする無神経。


ユダヤ人を全滅させる「事業」をおこなったナチスの高官のひとり。
プロバガンダの達人でヒットラーとナチスを国民のヒーローに祭り上げた。

その史実を知っていても、チャーミングで憎めないおじさんにしか見えない...。
が、ひとたび「生物学的な除去」なんて話になると、
途端に残忍な冷静さで場を凍り付かせる。


冒頭、「国家反逆者」の墓参りをした映画関係者に怒りを露わにするが、
執事・フリッツに、彼らが関わった映画の題名を聞くと、一瞬で満面の笑み、
大喜びで映画について語り、処分を撤回してしまう。

この辺の、テンポは、バカみたいに単純で、
「平 均」(たいら ひとし@「ニッポン無責任時代」)のごとく、
おいおいちゃんと考えてるのか?って心配になる勢い。
↑観てる観客には面白いけど、生で演じるのは大変...。




以下、単なる一般人の雑感・戯れ言...。(演劇には全く無関係)

「わかって言ってるのか」
これは農薬の複雑な化学編成を語るヒムラー長官にたいして、
ゲッベルス博士が冷たく言い放つ台詞。

最近私は、同じ台詞で、ツッコみを入れている。

原発のニュースに登場する政府や東電関係者、
またそれに対して尤もらしい解説・評論をする識者、
抗議する地元住民や農業・漁業関係者、近隣諸国...。
大気中の放射性物質、水や野菜、魚の放射性ヨウ素の量、
原発の現在の状態、専門用語と単位...。


現状を平た〜く言えば、
「火事だ!火を消せ!」若しくは「逃げろ!」
の、はず。

とにかくこれ以上ひどい状態(メルトダウン(臨界)や爆発)を
起こさないための綱渡りのような難しい制御を求められている。

今は、誰が悪いとか、責任は誰が取るとか、そんな状況じゃない。
「任せろ。俺が責任はもつ。最善の行動を最速でとれ。」
なんて言うのは皆無。
「どーすんだよ。え?」
って擦り付けOr恫喝...情けない。

情報も出せばいいってもんじゃない。
だから「どう」なのか、でしょう(怒)
平常時の数字の比較がなければ意味がないし、
単なる数字に一喜一憂しててもしょうがない。

何よりも、殆ど人前に、出てこないこの国のトップの「あの方」、
一体何してる?危機管理って言葉、ご存じない?
「頑張れ、私も頑張る」ってなに寝ぼけたことを仰ってます(呆)

理系のはずの「あの方」は、分析も判断もまともに出来ない模様。
どうやら作業着のコスプレには早々に飽きたご様子(失笑)。
ご立派な「お言葉」は実体を伴わず上っつべりで、
原稿に目が張りっつきぱなし...
そのぐらいの「演説」原稿なしで出来ませんか?
この期に及んでもまだ政局が大事でいらっしゃる。
ま。はなっから期待はしてませんでしたが、
元・市民運動の出、のためか、「反対」はすれど「案」は、無し...。

以上、チラシの裏のメモ書き、でした。



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2011年04月13日

【non-rp】「スタジオパークからこんにちは」(ゲスト:小日向文世)を観る

スタジオパークからこんにちは
ゲスト:小日向文世
MC:近田雄一アナウンサー、住吉美紀アナウンサー
NHK総合
2011/4/2 10:10〜(45分)

本来、2月28日13:05から生放送されるはずだった番組。
国会中継のため収録放送になってしまいました。
↑バカたれどもの政局の維持、予算成立の犠牲...。

いったん、3月16日放送がアナウンスされた、が...。
今度は震災関連報道で再び延期。

いつもとは違う時間、曜日で、話題がタイミングをはずしてしまうギリギリの無理矢理放送となりました。

のっけからお肌つやつやの秘訣を聞かれて、「おでこが広いからピカピカして見えるなかな〜」(爆)といいつつ、奥様のつくる野菜ジュースや、野菜中心の食事のせいかもしれないと答えてました。
↑でも、野菜が好きなだけらしい

先ずは、実在の世界的建築家・丹下健三を演じたドラマ「TAROの塔」のこと(お約束番宣)

自由劇場入団23歳当時のイケメンぶりが話題になってましたが、
ご本人は、息子達を見ているようだ...って。
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続いて、舞台「国民の映画」の話題に。
(収録時はまだ開演前で稽古中)
20110402_2.jpg
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三谷幸喜さんがビデオでコメントを...。
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大まじめな顔で、自由劇場の頃からファンだったとか、舞台での姿がかっこいいなどと誉め称えたのに、素顔の小日向さんは「変なおっさん」だの「エロオヤジ」だの挙げ句の果ては「あんなにおっ○いが好きな人はみたことがない」などとNHKらしからぬ爆弾をぶちまけてくださいました...。

動揺するコヒさん可愛いすぎる。
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視聴者からの質問のなかで
「三谷さんに一つだけ注文するとしたら?」には
20110402_6.jpg
「あんまり余計なこと言わないでおきます(笑)」
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と笑ってはぐらかしてました。
↑先ほどの爆弾のダメージがまだ効いてるみたいです(笑)
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2011年04月12日

【non-rp】職務に忠実な執事・フリッツ〜「国民の映画」(ネタバレ注意)

小林隆さん演じる、ゲッベルス家の執事・フリッツは、あらゆることをそつなくこなす「スーパー執事」。
曰く、「この屋敷で私に出来ないことはございません」

常に辺りに気を配り、険悪な夫婦の間を取り持ったり、奥様の逢瀬を手伝ったり、怪我の手当まで...。
ただ者ではないのは、映画に対する造詣の深さ。
俳優、スタッフの知識は言うに及ばず、技術や芸術性にも詳しく、
映写機の操作もお手の物。
使用人でありながら、ゲッベルスからは「私の映画の先生」と呼ばれ、
絶大な信頼を得ている。

結局、「あれ」であることがバレて、収容所送りが決定的になっても、
「自分が隠していた」と主人を庇う...。
だが、それは主人に対する尊敬から来るものではなく、
それが自分の職務だからと言うのは、仕事に対する誇りのなせる技、か...。

映画好きな部分は、立場は全く違うが、敵・ゲッベルスと共通。
虐殺する側も、される側も、どっちも同じ、普通の人間...。


同じ部屋で息をするのもいやな、憎むべき男とでも、
生命の危機にあっても、映画を観ることは止められないこの男こそ、
危機的状況でも、舞台を観に来てしまった私自身に重なるところなのかもしれない...と言うのは震災(原発事故)後に新たに感じたこと。

そこまで考えられた脚本(ほん)ではなかったのかもしれないが...。


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2011年04月09日

【non-rp】 いっひ びん えいん むじかんて(私は音楽家)〜「国民の映画」(ネタバレ注意)

いっひ びん えいん むじかんて
うんと こむあおす しゅう゛ぁーべんらん

う゛ぁー ずいん あおお むじかんて
う゛ぁー こむあおす しゅう゛ぁーべんらん

いっひ かん しゅぴーれん あおふ であ がいげ

う゛ぁー かんねん しゅぴーれん あおふ であ がいげ

ずむ ずむ ずうむ ...


日本語訳(大雑把&正確さは無保証):

私は音楽家
シュヴァーべンから来た

私達も音楽家
シュヴァーベンから来た

私はヴァイオリンが弾ける

私達もヴァイオリンが弾ける

ズン ズン...(擬音)


童謡「山の音楽家」として知られるドイツの歌「私は音楽家」
ドイツ語からはなれて、ん年で綴りが怪しいので、
すべて平仮名でお送りいたしました(爆)。

原曲では可愛い動物は登場しません。
山岳地方のおっさん達(団体!)が音楽自慢します。


ツアラやレニと歌うゲーリング元帥に対抗して
ゲッベルス博士夫妻が、苦し紛れに歌って踊ってお遊戯です。

ゲッベルス博士、笑顔爆発ですが、愛人・エルザが乱入して中断してしまいます。
その瞬間笑顔が消え、嫉妬と腹立ちがない交ぜになった複雑で、
恐ろしく、嫌〜な表情に...。


直前の可愛い(爆)笑顔からの変化が何度観ても、スゴいです...。


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2011年04月05日

【non-rp】「国民の映画」千秋楽、終了(補遺)

昨日、千秋楽を観た「国民の映画」、で千秋楽で特別だったこと、思いつくまま。
(以下、だぶりとネタバレ含む、一観客の戯れ言です...)


第二幕、映画撮影を再現したヤニングスに助監督役をさせられたリーフェンシュタールが、千秋楽だけ何故かべらんめい調。
鼻をシュッと拭いて「ガッテンだ」とか、四股踏んだり、シュールな演出。
(残念ながら、すべってました...)


いつもと同様の1回目のカーテンコールは「山の音楽家」のストップモーション。
2回目のカーテンコールで、三谷幸喜さんが真面目に挨拶した直後、
一息おいて「...演劇というのは総合芸術で...」のくだりは、劇中のゲッベルスの台詞。
得意げに語るが、実はワーグナーの言葉の受け売りで、ゲーリングに教わったもの。
で、それをバラされたゲッベルスと同様に、三谷さんが苦苦しくゲーリングをにらむ小芝居!(笑)を演じていました。
そして第一幕の幕切れのゲーリングの台詞「食事の時間だ」をなぞって、
「帰りの時間だ」で幕を下ろす。

なかなかやってくれます。


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2011年04月03日

【nonrp】「国民の映画」千秋楽、終了

先ほど終わりました。

今回は小日向さん絶好調で、ちょいカミが1回ぐらいでした(爆)



カーテンコール2回目に、三谷幸喜さんが舞台中央コヒさんの隣に登場し挨拶をされました。

「今回の震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。

本当にいろんなことがありました。
でも僕らは公演を続けました。
これからもいろんなことがあるかもしれませんが、
僕らは公演を続けていこうと思います。
こういう状況だからこそ、劇場の灯りは消してはいけないと僕は思います。
もし電気が全部消えたとしても、芝居を続けることが出来ます。
素晴らしい俳優さんがいて、いい本があって(と自分の胸に手をやる、と、開場から笑いと拍手)...皆さんがいれば、芝居は成立します。
ま、実際、そうなったときは、ちょっとプロデューサーと相談します。

演劇は、総合芸術で...」

「ぱぱぱぱぱ...ぱーららぱらぱらー、ぱらぱらぱらー...」

ここで、"白井”ゲーリング元帥が乱入。
舞台上手に逃げだした三谷さんはセットの鏡の前の椅子に座り、タバコをくわえ苦々しくゲーリングを見ます(本編のゲッベルス、まんまです)
何故か”小日向”ゲッベルス博士が甲斐甲斐しく(笑)タバコに火をつけます。

ひとしきり歌うと
「諸君!帰りの時間だぁ〜」

で幕がおりました。

カーテンコール3回目は一同、極端に上手によって(三谷さんとコヒさんが隅っこ)あたふたと間合いを取り直し一礼。

(記憶に頼っておりますので細かい部分の相違はご容赦を)


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(2011/4/4 00:20 訂正 「会議の時間」って何よ(泣)勿論「帰りの時間」ですよ。せっかくの落ちが、意味不明だわ。「か」の変換候補筆頭が「会議」だったための誤変換でした。あわててアップってイケないわ...)


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【non-rp】渋谷!

110403-121300.jpg110403-123049.jpg一週間ぶりの、渋谷♪

「国民の映画」千秋楽@パルコ劇場です。
今回初のマチネです。

駅前にはドラマ「JIN ー仁ー」の巨大看板が...。

ある意味非常事態は続いているし、今この瞬間も、深刻化しているかもしれないのに...。
何事もなかったのかのごとく、大型ディスプレイ復活してるし、日常、に、戻りつつあるのか...。

まあ。
3時間、現実を忘れてきます、よ...。


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2011年03月31日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年4月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

TAROの塔
NHK総合 他
2011/4/2(最終回)
※丹下健三 役


犬飼さんちの犬
TVK(独立UHF局 他 一部有線TV ひかりTV(オンデマンド放送) など)
2011/4/8(最終回)
再放送 2011/4/6〜 毎週水曜日
※犬飼保 役(主演)


JIN-仁- 完結編
TBS
2011/4/17〜(毎週日曜日)
※勝海舟役


以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

あしたの、喜多善男(2008)
ホームドラマチャンネル(CSなど)
毎週木曜日 他(〜2011/4/13)
※喜多善男 役(主演)


JIN −仁−(2009)
TBS
2011/12〜16 2話連続放送
TBSチャンネル(CSなど)
2011/4/20〜27 2話連続放送
2011/4/30 一挙放送


京都地検の女2(2005)
テレビ朝日
2011/4/4
※「娘に捨てられた刑事…殺意の逃走経路の謎!!」矢部刑事 役


相棒 Season4(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2011/4/6,7
※第4話「密かな連続殺人」第5話「悪魔の囁き」村木重雄 役


相棒 Season5(2006)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2011/4/14〜(第5話は5月放送予定)
※第5話「悪魔への復讐殺人」村木重雄 役(回想のみ)


瑠璃の島(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/4/18〜29
※米盛照明 役


単発ドラマ

世にも奇妙な物語'01 春の特別編(2001)
フジテレビNEXT(CSなど)
2011/4/1他
※「厭な子供」主演


岸谷五朗の「仕掛人 藤枝梅安」(2006)
ホームドラマチャンネル(CSなど)
2011/4/30



夏樹静子・作家40年記念サスペンス特別企画「Wの悲劇」(2010)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/4/3
※中里右京(刑事)役


「恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love Stories〜U(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/4/4
※「ひきこもりの女」特別出演


「恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love Stories〜 W(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/4/18
※「殺したい女」刑事(聞き手) 役


たったひとつのたからもの(2004)
日テレプラス(CSなど)
2011/4/17


映画

HERO(2007)
フジテレビ
2001/4/4


サイドウエイズ(2009)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/4/3 他


木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/4/14 他


木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/4/3 他


GOEMON(2009)
WOWOW(BSなど)
2011/4/19


CASSHERN(2004)
WOWOW(BSなど)
2011/4/18
※上月博士 役


愛を乞うひと(1998)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/5/22 他


ハッピーフライト(2008)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/5/28 他
※望月機長 役


その他

スタジオパークからこんにちは
NHK総合
2011/4/2
※ゲスト(2011/2/28収録)


ドラナビ「JIN−仁−」(2009)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/4/17 他
※番宣


加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏ぐらい(希望...笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演


3度目の正直、「スタジオパークからこんにちは」放送されます...。
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2011年03月28日

【non-rp】「国民の映画」終了

110328-221454.jpg先ほど終わりました。

客席はほぼ埋まり、余震もなし、人物名の言い間違い多数(汗)
ゲッベルス博士も(いつも通り)ハラハラさせてくださいました(爆)
(ヒムラー長官ナイスフォローありがとう)

噂に聞いていた作家の挨拶はなかったですし、
2幕頭の「妖精」も登場せず。

ま。
異常事態ではなくなったという認識、なのか...?

思ったほど暗くはない渋谷センター街を駅に向かいましたとさ。


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【non-rp】国民の映画@パルコ劇場

110328-180339.jpg110328-180845.jpg20日ぶり、の、渋谷です。

初日((2011/3/8)以来、3度目の「国民の映画」です。

わずか、20日前、初日の舞台を観ていたとき、
あの日のことは予想だにしていなかった。
わからない、先のことなど、誰にも。
次の瞬間、何が起ころうとも、今を生きるしかない...。

いろいろなことが大きく変わった今、筋は同じはずの芝居を、私はどう観るのか...。
自分自身に興味津々でも、ある。


で、いろいろあって(語ると長いので省略)今日のチケットが手に入りました。

「こんな時に?」と言うご意見もございましょうが、わたしゃ行きますよ。
チケットさえ手に入れば(怒)
↑何、に、怒ってるんだ...私。


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2011年03月18日

【non-rp】「国民の映画」とりあえずの雑感(その1)

プレビュー(1日目)と初日を観た「国民の映画」について、戯れ言を書き掛けていたのだが...。

それどころでない騒ぎに駄文を書く気にならず、ほったらかしていたが、今ココ(東京)にいて出来ることは限られる。

1.自分の身を守る
↑風邪、インフルエンザ、胃腸炎、ストレスから自身を守り、
医療機関に行かなくて済み、医薬品を不要にすることによって、その分被災者の支援に役立てられる

2.冷静に賢く行動する
↑普通に買い物すれば物はある。
非常用の買い置きはこの混乱が落ち着いてからで十分間に合う。
この1週間ぐらい家中を探せばなんとか成るはず。
余分に買っても後で自己嫌悪するだけ。
パニクって万が一将棋倒し事故とかアホらし...これは1.にもつながる。

3.必要な物を必要なところへ
↑個別に物やボランティアがいっても混乱する現地では、今はかえって迷惑。
こっちで纏めて、配布用の人・燃料と共に、か、必要な物を現地の判断で購入するための義援金として。
少額でもお金は有効。



あまり塩漬けにしといても仕方ないので、乱文のママ推敲も無しに、とりあえず、の、アップ。
以下、
ネタバレあったらごめん(決定的なのは無しのはず...)。



小日向文世演じるゲッベルス博士は、映画好きなミーハーぶりで道化を演じ、笑いを誘った次の瞬間、ユダヤ人の虐殺を事務的に語り恐ろしく、冷徹な表情をみせる...。



約1年前から、俳優・小日向文世の「遅れてきたファン」になったミーハー(私、です)は、出演作を手当たり次第に観まくった。

異常な連続殺人者(ドラマ「相棒」密かな連続殺人」「悪魔の囁き」)、
ひとのいいオカマの歌手(映画「非・バランス」)、やりたいだけの口先だけで愛を語る不倫男(映画「火星のカノン」)、滅私奉公、身の危険を省みず戦犯となった人々に尽力する教誨師の僧侶(ドラマ「戦場のメロディー」)、子供好きだが、可愛がっていた娘が妻の不倫で出来た子と知り酒に溺れた男(ドラマ「瑠璃の島」)、冷静沈着で、人間味のない裁判官(映画「それでもぼくはやってない」)、情熱を秘め孤独に病と闘う医師(ドラマ「第三のミス」)など、役柄のレンジの広さには驚いたが、これは、ある意味役者としては当然かもしれない。

マル暴として厳しく取り調べをしているかと思いきや、馴れ合い「せんぱ〜い」とヤクザにへらへらへつらう悪徳刑事(映画「アウトレイジ」)、
成果第一で家庭を顧みない冷たい男だったが、競争に敗れ自殺未遂をし、最後は家族の思いを知り生き方を改める決心をした金融マン(ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」)、
ニコニコひとのいいおじさんから、おっかない総会屋に豹変(ドラマ「ビッグ・マネー」)、人生に絶望し自殺をしようとするお人好しな男と、邪悪で自身を冷笑するネガティブな分身と、それが合体した本来の男(ドラマ「あしたの、喜多善男」)など、同じ話のなかでも大きく変幻し、演じ分ける演技の鮮やかさ。

とはいっても、映像の世界では、切り替える為の時間があるだろうし、やり直しも可能かもしれない。


生の舞台で、コロコロ変わる人格・表情、をみせ、その存在を納得させられるというのは至難の技。

今回のゲッベルス役は、難しく、報われにくい立場、だな...。


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2011年03月08日

【non-rp】国民の映画 初日終了

先ほど終わりました。

プレビュー(2011/3/6)とは微妙に違ってました。
↑単純に台詞を飛ばした人がいる(笑)、だけ、では無かったです。


以下ネタバレ注意かも...。


最後のフリッツのゲッベルスに対して怒鳴りつける台詞は違いました。


映写機を扱えないゲッベルスにかわってフリッツが映写機をスタートさせたあと。

プレビュー
映画についていろいろ質問し語るゲッベルスに、いつも通り答えるフリッツ。
ゲッベルス:ありがとう。後はいい、やっておくから。
フリッツ:(怒鳴りつけるように)思い上がるな。あんたの為じゃない。

初日
映画についてあれこれ質問し語るゲッベルスにいつも通り答えていたが、突然、遮るように。
フリッツ:うるさい。今日ぐらい静かに観させてください。

意味合いは同じようなものだけど
(フリッツが映画を上映したのは自分が観たいから)
プレビューの方だと変に馴れ合いな感じだったかも。

この最後のところで、ダーク・ボガードの「召使」を思い出しちゃった...。
どっちが主人でどっちが執事かわからなくなった瞬間。


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【non-rp】幕間!

見事観てますよ!

こひさん、やっぱり素敵だ!

艶々テカテカです


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【non-rp】「国民の映画」初日!

110308-164824.jpg中一で再びPARCO劇場です。

奇跡的に抽選に当たった、プレビューと初日のチケットです。
たぶん今年の運、全部使い果たしたのではないか、と、少々心配。

んでもいいんです。

小日向さんに会えれば...。
↑ちゃう。一観客ですよ。



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2011年03月06日

【non-rp】「国民の映画」プレビュー(初日)

先ほど終わりました。

生・小日向文世素晴らしかったです。


以下、ネタバレ注意、かな...。




笑いを封印とか、噂に聞いておりましたが、緊張して手に汗握って
と言うわけではなく、適度に笑いもございました。
(ただし、コメディーではありません)
3時間が短く感じるおもしろさでした。
逆に、時間が足りなかったのかな...。
最後は説明調で少し残念。


気に入らなかったところ
↑あくまで一観客の、感想、戯れ言です。

終盤の台詞
「...どんな悪人にも芸術を愛す権利はあるが、芸術には愛されない...」云々
少々、安っぽく、薄っぺらに感じました。

また、最後の「登場人物のその後」は冗長に感じました。
始まりが映画のように始まったのですから
その後も、映画にしたら良かったかも。
もう少し何とかならなかったのでしょうか


全体には、勿論、期待通りに大満足でした。
えっ?
「生・小日向文世」なら何でもの、ミーハーの戯れ言、か、って?
いえいえ。
出演者それぞれに見せ場もあり
(シルビアさんも、新妻さんも歌の場面ありでした)
危なっかしいところ無く、物語に集中出来ました。

細かいところは又、日を改めて...。


さあ。何回観られるかな...。


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【non-rp】パルコ劇場前!

パルコ前.jpg国民の映画の看板.jpgとうとう来ました!

生・小日向文世、だっあぁぁ。

わくわく、テカテカ(笑)です。


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2011年03月04日

【NON-RP】「国民の映画」プレビュー(2011/3/6)に行けるかな...!?

残業のための食事休憩中です。

明後日、渋谷・パルコ劇場でプレビューが始まる「国民の映画」観ることが出来そうです。

奇跡的にチケットの確保は出来ました。
が、(私自身の)身柄の確保(笑)が微妙です。

年度末のクソ(失礼)忙しいときに「日曜に休む」なんぞ「ありえない」って...。
↑一般常識は通用しません...。

まあ、開演に間に合う時間まで作業して劇場に飛び込むことになるんだろうなぁ。
慌ただしいのはいつものことだけど。

映画「僕と妻の1778の物語」も未だ観られず。
録画したドラマもたまりまくってますが、こっちは、そのうち何とか観ることが出来るでしょうが、「一期一会」の舞台は逃したらそれまで。
毎日でも観たかったですが身動きがとれません...。

負けない、ぞっ。


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2011年02月27日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年3月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

TAROの塔
NHK総合 他
毎週土曜(全4回)
※丹下健三 役


犬飼さんちの犬
TVK(独立UHF局 他 一部有線TV ひかりTV(オンデマンド放送) など)
毎週金曜日 (TVK以外は様々...)
※犬飼保 役(主演)


JIN-仁- 完結編
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

あしたの、喜多善男(2008)
ホームドラマチャンネル(CSなど)
毎週木曜日 他
※喜多善男 役(主演)


マークスの山(2010)
WOWOW(BSなど)
2011/3/16 一挙放送 
※日弁連理事・弁護士 林原雄三 役


3番テーブルの客 〜超解像リマスター版〜(1996)
フジテレビTWO(CSなど)
2011/3/7
※#10-1監督:和田誠


相棒 Season5(2006)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2011/4/14〜
※第5話「悪魔への復讐殺人」村木重雄 役(回想のみ)


瑠璃の島(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/4
※米盛照明 役


単発ドラマ

説得(1993)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/3/22 他
※主演 ビートたけし ドラマ初出演(?)作


「恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love Stories〜U(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/4
※「ひきこもりの女」特別出演


「恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love Stories〜 W(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/4
※「殺したい女」刑事(聞き手) 役


たったひとつのたからもの(2004)
日テレプラス(CSなど)
2011/4


映画

あの空をおぼえてる(2008)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/3/1 他


木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/3/9 他


木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/3/9 他


UDON(2006)
WOWOW(BSなど)
2011/3/11


GOEMON(2009)
WOWOW(BSなど)
2011/3/5


20世紀少年<第1章>終りの始まり(2008)
WOWOW(BSなど)
2011/3/13
※ヤマネ 役

20世紀少年<第2章>最後の希望(2009)
WOWOW(BSなど)
2011/3/13
※ヤマネ 役


CASSHERN(2004)
WOWOW(BSなど)
2011/3/15
※上月博士 役


その他

月刊演劇プルミエール
WOWOW(BSなど)
2011/3/2 他
※魅力的な舞台人「小日向文世特集」(無料放送)


スタジオパークからこんにちは
NHK総合
放送日未定(2011/3/4かも?)
※2011/2/28収録(予定)
生放送を予定していたが国会中継により休止。
収録は予定通り行い放送は後日…。


加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏ぐらい(希望...笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演



来月放送で注目はドラマ「説得」。
昨年、映画「アウトレイジ」の製作発表でこのドラマの撮影時のエピソードを語ってました。
小日向文世初期出演作として大変興味があります。

いよいよ来月は、舞台「国民の映画」開演です。
...何回行けるかな...。

posted by honey_c at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月31日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年2月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

TAROの塔
NHK総合
2011/2/26〜
※丹下健三 役


犬飼さんちの犬
TVK(独立UHF局 他 一部有線TV ひかりTV(オンデマンド放送) など)
毎週金曜日 (TVK以外は様々...)
※犬飼保 役(主演)


JIN-仁- 完結編
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


以上新作

以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

あしたの、喜多善男(2008)
ホームドラマチャンネル(CSなど)
毎週木曜日 他
※喜多善男 役(主演)


徳川慶喜(1998)
時代劇専門チャンネル(CSなど)
2011/2/1,2
※西周 役(出演回数不明)


瑠璃の島(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/2/7〜18(ウイークデー帯)
※米盛照明 役


オレンジデイズ(2004)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/2/3〜4(一挙放送)
※堺田教授 役


マークスの山(2010)
WOWOW(BSなど)
2011/3/16 一挙放送 
※日弁連理事・弁護士 林原雄三 役


単発ドラマ

「恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love Stories〜U(2005)
日テレプラス(CSなど)
2011/2/5
※「ひきこもりの女」特別出演


「恋のから騒ぎ ドラマスペシャル 〜Love Stories〜 W(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/2/6
※「殺したい女」刑事(聞き手) 役


瑠璃の島スペシャル2007 〜初恋〜(2007)
日テレプラス(CSなど)
2011/2/28
※米盛照明 役


世にも奇妙な物語’01春の特別編
フジテレビTWO(CSなど)
2011/2/6 他
※「厭な子供」主演


映画

復讐 The Revenge 運命の訪問者(1997)
チャンネルNECO(CSなど)
2011/2/2 他


重力ピエロ (2009)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/2/2 他


スウィングガールズ (2004)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/2/12 他


虹の女神 Rainbow Song(2006)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/2/5 他


アジアンタムブルー(2006)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/2/3 他


あの空をおぼえてる(2008)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/2/5 他


風花(2000)
衛星劇場(CSなど)
2011/2/5 他


ハッピーフライト(2008)
フジテレビ
2011/2/5
※望月機長 役


UDON(2006)
WOWOW(BSなど)
2011/3/11


GOEMON(2009)
WOWOW(BSなど)
2011/3/5


20世紀少年<第1章>終りの始まり(2008)
WOWOW(BSなど)
2011/3/13
※ヤマネ 役

20世紀少年<第2章>最後の希望(2009)
WOWOW(BSなど)
2011/3/13
※ヤマネ 役


CASSHERN(2004)
WOWOW(BSなど)
2011/3/15
※上月博士 役



その他

加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏(2年後)ぐらい(笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演


来月以降は、舞台「国民の映画」プロモ露出あり、か、と、思われますが、現時点で動向不明...。

「犬飼さんちの犬」もふもふサモエドが可愛いってドラマと侮ってましたが、意外、
大人なビターな味わい...。
30分は短いな...。

posted by honey_c at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月01日

【non-rp】犬飼さんちの犬 予告編

「犬飼さんちの犬」の映像が出てきました



単身赴任のお父さん、犬飼保さんは48歳って・・・。
原作より(小日向さんに合わせて)年齢があがってますね。

サモエドって結構大きい犬、ですね・・・。
posted by honey_c at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月31日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2011年1月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ


TAROの塔
NHK総合
2011/2/26〜
※丹下健三 役


犬飼さんちの犬
TVK(独立UHF局 他 一部有線TV オンデマンド放送? など)
2011/1/14〜(30分×12回 予定)
※犬飼保 役(主演)


JIN-仁- Season2(仮)
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


単発ドラマ

内部調査官・水平直の報告書
TBS
2011/1/17


以上新作


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

あしたの、喜多善男(2008)
ホームドラマチャンネル(CSなど)
2011/1/27〜
※喜多善男 役(主演)


JIN-仁-(2009)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/1/2 一挙放送
※勝海舟 役


SCANDAL(2008)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/1/19〜22 一挙放送
※(刑事)役


3番テーブルの客〜超解像リマスター版〜(1996)
#10-1
フジテレビTWO
※和田誠監督
2011/1/21


徳川慶喜(1998)
時代劇専門チャンネル(CSほか)
ウイークデー帯
※西周 役(出演回不明)



映画

銀のエンゼル(2004)
TVK
2011/1/16


重力ピエロ (2009)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/1/23 他


20世紀少年〈第1章〉終わりの始まり(2008)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/1/3 他


20世紀少年<第2章> 最後の希望(2009)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/1/5 他


虹の女神 Rainbow Song(2006)
日本映画専門チャンネル
2011/1/30


僕の彼女はサイボーグ (2008)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2011/1/9 他


UDON(2006)
WOWOW(BS他)
2011/1/17


サイドウエイズ(2009)
WOWOW(BS他)
2011/1/20


CASSHERN(2004)
WOWOW(BS他)
2011/1/21


ハッピーフライト(2008)
WOWOW(BS他)
2011/1/5


GOEMON(2009)
WOWOW(BS他)
2011/1/24


おとうと(2010)
WOWOW(BS他)
2011/1/2 他


みんなのいえ(2001)
NHKBS2(BS他)
2011/1/6


その他

A−Studio
TBS
2011/1/7


ドラナビ「JIN-仁-」(2009)
TBSチャンネル(CSなど)
2011/1/2
※ドラマ「JIN-仁-」番宣


ドラナビ「SCANDAL」(2008)
TBSチャンネル(CSほか)
2011/1/17
※ドラマ「SCANDAL」番宣


加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏(2年後)ぐらい(笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演


主演ドラマが始まるし、某国営放送のドラマもあるし、舞台も映画も・・・・2011年もいい年になりそうです黒ハート
posted by honey_c at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月14日

【non-rp】「犬飼さんちの犬」

「犬飼さんちの犬」犬
TVTVKほか 独立UHFチャンネル
2011年1月〜全12回(予定)
主演:小日向文世

うおおおおおおおお.......。

わーい(嬉しい顔)主演キターーーーーぁ。


.....って、あれ????

舞台の稽古が始まるはずだけど大丈夫、な、の?

んだが、このドラマ枠は実際の主役は「動物」なので大丈夫、か...(「ねこばん」猫「ネコナデ」猫「マメシバ」犬etc.)

posted by honey_c at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月04日

【non-rp】「国民の映画」小日向文世コメント

三谷幸喜さんと出演者のコメントが出てきました。
本当は三谷さんのを張るべきでしょうが、小日向さんの動画を張っときます。(当然)
相変わらずの艶つや笑顔拝ませていただきました(アリガタヤ、アリガタヤ)

いよいよ前売り発売日も決定。
チケット取れますように(祈)
来年は楽しみだぁ〜(鬼が激笑)



posted by honey_c at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月30日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2010年12月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

ドラマチック・サンデー「パーフェクト・リポート」(2010)
フジテレビ
毎週日曜
※レギュラー 白石弘(記者)役


JIN-仁- Season2(仮)
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


単発ドラマ


金曜プレステージ特別企画「目線」(2010)
フジテレビ
2010/12/17
主演:仲間由紀恵
※津由木哲夫(田園調布東署の刑事課長)役



以上新作


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

徳川慶喜(1998)
時代劇専門チャンネル(CSほか)
ウィークデイ帯
※西周 役(出演回数不明)


「JIN-仁-」レジェンド(2009)
TBS
2010/12/27,28 一挙放送
2009年放送の「JIN-仁-」ディレクターズカット版
※勝海舟 役


オレンジデイズ(2004)
TBSチャンネル
2010/12/25 一挙放送
※堺田教授 役


マークスの山(2010)
WOWOW(BS ほか)
2011/12/29,30 一挙放送 
※日弁連理事・弁護士 林原雄三 役


3番テーブルの客〜超解像リマスター版〜(1996)
#10-1
フジテレビONE
2010/12/7
※和田誠監督


相棒 Season4(2005)
テレ朝チャンネル
2010/12/31 一挙放送
第4話「密やかな連続殺人」
第5話「悪魔の囁き」
※村木重雄 役(ゲスト)


新・科捜研の女(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
 第9話 「どうするマリコ!灼熱50度の監禁状態」
 今冬?(希望...笑)
※ゲスト



単発ドラマ

瑠璃の島スペシャル2007 〜初恋〜(2007)
日テレプラス(CSほか)
2010/12/20
※米盛照明 役


おいね〜父の名はシーボルト〜(2000)
時代劇専門チャンネル(CSほか)
2010/12/18
※俵屋時次郎(おいねの養父) 役


たったひとつのたからもの(2004)
日テレプラス
2010/12/19


世にも奇妙な物語’01春の特別編(2001)
フジテレビTWO
2020/12/25
※「厭な子供」主演


映画

GOEMON(2009)
テレビ朝日
2010/12/5


沈まぬ太陽(2009)
WOWOW(BSほか)
2010/12/5 他


サイドウエイズ(2009)
WOWOW(BSほか)
2010/12/9


20世紀少年〈第1章〉終わりの始まり(2008)
日本映画専門チャンネル(CSほか)
2010/12/12 他


20世紀少年<第2章> 最後の希望(2009)
日本映画専門チャンネル(CSほか)
2010/12/12 他


僕の彼女はサイボーグ(2008)
日本映画専門チャンネル(CSほか)
2010/12/23 他


おとうと(2010)
衛星劇場(CSほか)
2010/12/7 他


ハッピーフライト(2008)
WOWOW(BS他)
2011/1/5
※望月機長 役


UDON(2006)
WOWOW(BS他)
2011/1/17


その他

チャンネルΣ・パーフェクト・リポートついに最終章!9話直前SP!
フジテレビ
2010/12/11
ドラマ「パーフェクト・リポート」ダイジェスト(?)


加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏(2年後)ぐらい(笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演



来年(2011年)に公開予定の映画「僕と妻の1778の物語」関連の宣伝が入るはずなんですが、今のところ動向不明。
ドラマ「僕の...」シリーズのどれかが再放送されるんじゃないかって期待してましたが...。
小日向文世さん出演作品なんで気になってます。

でもどうせ再放送するなら「あしたの、喜多善男」(←北海道などで夏に再放送してたんだよ〜)とか「ビッグ・マネー」とかやってくれないかな―って念じてます(笑)
posted by honey_c at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月31日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2010年11月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

ドラマW「マークスの山」(2010)
WOWOW(BS他)
〜2010/11/21(毎週日曜)
原作:高村薫
※弁護士・日弁連理事 林原雄三役


ドラマチック・サンデー「パーフェクト・リポート」(2010)
フジテレビ
毎週日曜
※レギュラー 白石弘(記者)役


JIN-仁- Season2(仮)
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


単発ドラマ

スペシャルドラマ「球形の荒野」(2010)
フジテレビ
2010/11/26,27(予定)
主演:田村正和
※筒井源三郎/門田源一郎役


金曜プレステージ特別企画「目線」(2010)
フジテレビ
2010/12(予定)
主演:仲間由紀恵
※津由木哲夫(田園調布東署の刑事課長)役



以上新作


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

JIN-仁-(2009)
TBSチャンネル(CSほか)
〜2010/11/3 ウィークデー帯[2話ずつ]
※レギュラー 勝海舟役


徳川慶喜(1998)
時代劇専門チャンネル(CSほか)
2010/11/23〜
※西周 役(出演回数不明)


新・科捜研の女(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
 第9話 「どうするマリコ!灼熱50度の監禁状態」
 今冬?(希望...笑)
※ゲスト



単発ドラマ

たったひとつのたからもの(2004)
日テレプラス(CSなど)
2010/11/20


おいね 〜父の名はシーボルト〜(2000)
時代劇専門チャンネル(CSなど)
2010/11/23 他


映画

サイドウエイズ(2009)
WOWOW(BS他)
2010/11/2

UDON(2006)
WOWOW(BS他)
2010/11/9


ハッピーフライト(2008)
WOWOW(BS他)
2010/11/25


風花(2001)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2010/11/10 他


CASSHERN(2004)
チャンネルNECO(CSなど)
2010/11/4 他



その他
加山雄三ショー(1986〜89)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
毎月1話づつ放送
たぶん2012年夏(2年後)ぐらい(笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演




新作ドラマの「パーフェクト・リポート」。
この作品「も」あまり視聴率が芳しくない模様...。
結構面白いんですけどね。
殺人事件とか衝撃的な内容でないせいか食い付きが良くないのかなぁ。

11月は大河ドラマ「徳川慶喜」がある意味楽しみです...。
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2010年09月30日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2010年10月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

ドラマW「マークスの山」(2010)
WOWOW(BS他)
2010/10/17〜(毎週日曜)
原作:高村薫
※弁護士・日弁連理事 林原雄三役


ドラマチック・サンデー「パーフェクト・リポート」(2010)
フジテレビ
2010/10/17〜(毎週日曜)
※レギュラー 白石弘(記者)役


JIN-仁- Season2(仮)
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


単発ドラマ

スペシャルドラマ「球形の荒野」(2010)
フジテレビ
今秋、2夜連続(予定)
主演:田村正和
※筒井源三郎/門田源一郎役


以上新作


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

オレンジデイズ(2004)
TBSチャンネル(CSほか)
2010/10/9 一挙放送[一日で全話見せますSP]
※準レギュラー 堺田教授役


JIN-仁-(2009)
TBSチャンネル(CSほか)
2010/10/27〜 ウィークデー帯[2話ずつ]
※レギュラー 勝海舟役


新・科捜研の女(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
 第9話 「どうするマリコ!灼熱50度の監禁状態」
 今冬?(希望...笑)
※ゲスト



単発ドラマ

「たったひとつのたからもの」(2004)
日テレプラス(CSなど)
2010年11月(予定)


映画

サイドウェイズ(2009)
WOWOW(BS他)
2010/10/6


UDON(2006)
WOWOW(BS他)
2010/10/5


スイングガールズ(2004)
WOWOW(BS他)
2010/10/17


重力ピエロ(2009)
WOWOW(BS他)
2010/10/21


ハッピーフライト(2008)
WOWOW(BS他)
2010/10/23


風花(2001)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2010/10/29 他


その他

直前! 連続ドラマW「マークスの山」
WOWOW(BSほか)
2010/10/2
※出演ドラマ関連


ETV特集
「なぜ希望は消えた?〜あるコメ農家と霞ヶ関の半世紀〜」
NHK教育
2010/10/3 
※ナレーション


「夜の笑っていいとも!2010秋のドラマ特大号」
フジテレビ
2010/10/11
※「パーフェクト・リポート」番宣


ドラナビ「JIN-仁-」(2009)
TBSチャンネル(CSほか)
2010/10/17他
※出演ドラマ宣伝番組


加山雄三ショー(1986)
第一興商スターカラオケ(CSなど)
2010年10月7日〜
たぶん2012年夏(2年後)ぐらい(笑)
1988年2月20日放送分
「熱唱! 熱演! 吉田日出子 爆笑! ラジオドラマ」
※オンシアター自由劇場のメンバーとして出演




新作ドラマの「パーフェクト・リポート」と「マークスの山」...。
思いっきり、ダブルブッキング...完全に重なってるよ....。
ってか、日曜のゴールデンタイム、なんて、チャンネル権、は、ない、から、リアルタイムでみられない(泣)。
ま。録画しますけど...。




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2010年08月29日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2010年9月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

ハンマーセッション!(2010)
TBS
毎週土曜日
※レギュラー 水城賢一(校長)役


ドラマW「マークスの山」(2010)
WOWOW(BS他)
2010/10/17〜(毎週日曜)
原作:高村薫
※弁護士・日弁連理事 林原雄三役


ドラマチック・サンデー「パーフェクト・リポート」(2010)
フジテレビ
2010年10月〜(毎週日曜 予定)
※レギュラー 白石弘(記者)役


JIN ー仁ー Season2(仮)
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


単発ドラマ

スペシャルドラマ「球形の荒野」(2010)
フジテレビ
今秋、2夜連続(予定)
主演:田村正和
※筒井源三郎/門田源一郎役


以上新作


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

SCANDAL(2008)
TBSチャンネル(CSなど)
2010/09/14〜17 一挙放送
※レギュラー 勝沼龍太郎(刑事)役


3番テーブルの客〜超解像リマスター版〜(1996)
フジテレビTWO(CSなど)
2010/09/21〜 ウイークデー帯(連続)
脚本:三谷幸喜 
※第19話?第20話?ゲスト(たぶん9月下旬)
(↑情報が混乱していてどれが本当かわからん...取りあえず全話録画、します...。)


新・科捜研の女(2005)
テレ朝日チャンネル(CSなど)
 第9話 「どうするマリコ!灼熱50度の監禁状態」
 今冬?(希望...笑)
※ゲスト



単発ドラマ

「瑠璃の島スペシャル2007 〜初恋〜」(2007)
日テレプラス(CSなど)
2010/09/27 
※米盛照明役


夏樹静子・作家40年記念サスペンス特別企画「Wの悲劇」(2010)
TBSチャンネル(CSなど)
2010/09/04
※中里右京(刑事)役



映画

サイドウェイズ(2009)
WOWOW(BS他)
2010/09/10


タッチ(2005)
WOWOW(BS他)
2010/09/13 他


ハッピーフライト(2008)
WOWOW(BS他)
2010/09/18


UDON(2006)
WOWOW(BS他)
2010/09/23


スイングガールズ(2004)
WOWOW(BS他)
2010/09/29


12月24日通りのクリスマス(2006)
チャンネルNECO(CSなど)
2010/09/05 他


g@me(2003)
フジテレビNEXT(CSなど)
2010/09/06 他



来月ではなく、10月から、の、新作ドラマに期待、大...。
「日9」のレギュラー、もさることながら、「マークスの山」、楽しみです。
曲者、林原(りんばら=R!)役なんて、ワクワクします(喜)

...んだが、来月も、録画するだけで、見る暇は、(ほぼ)無し(泣)




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2010年08月12日

【non-rp】校長先生をもっと出してくれ...。

現在、TBS系で放送しているドラマ「ハンマーセッション!」に小日向文世さん、ご出演中です。

が、校長先生の役なので、そもそもあまり出番は多くありません...。

実は詐欺師の偽教師(速水もこみち)に目配せをする妖しい(爆)笑顔は素晴らしいですが、基本穏やかな良い人、な、だけ...。
それもいいんですけど、折角小日向さんを使ってるんですから、もっとうまく使ってくださいませんか?
単調な役柄ではもったいなさ過ぎです。

で、そろそろ本編を観る気力が、果ててきました。

禁断の「早送りでぶっ飛ばし」の誘惑によろめきそうです。


今年の夏が暑すぎなのが、イケないんです...。
↑結論が飛躍しすぎです...。


残業疲れで脳味噌が溶けそう@深夜バス(帰宅中)


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2010年08月09日

【non-rp】映画「リング2」を(小日向さん出演場面のみ)観る...。

録画した映画「リング2」をどうしようって、かなり悩ましかった。


ホラー、だもの...。
観たくない、です。

...。

なら、何で録画したんだって、説教小一時間、の世界です。


でも、小日向文世さん出演作品なら、なんでも観たい、し...。

で、早送りで爆裂ぶっ飛ばし、小日向さんが登場したら、観る、ことにしました。
↑映画の見方、と、しては、かなり最低な部類ですが、仕方ありません(泣)


以下、ネタバレ注意、かな?



映画開始から約20数分、パーッと早送りでぶっ飛ばします。
白衣を着た小日向さん登場。
10年余り前の小日向さんは、流石に、若い!

役柄は、医者、のようです。
心霊写真を喜々として、テーブルに並べています。
心霊現象について、研究(?)している、ちょっと変わり者のようです。

小日向さんが画面から消えたら迷わず早送りします。勿論無音です(以下同
様)

患者達が大騒ぎ、テキパキ指示を出します。

早送り。

水、に、重要な関連があるとか、患者に渡す前後で、濾紙を使って浸透圧を比べてる?
脳波計などを使って科学的に調べているようです。
モニター画面が変です。

早送り。

旅館みたいなところに、スーツ(派手目...)でやってきました。
霊と、それが起こす現象を目撃したようです。

早送り。

子供が持ったコップの水の浸透圧が妙なことになっています。
何かとりついているようです。
分離するのに大量の真水が必要とか何とか...。

早送り。

プールサイドにいろいろな機器をセッティング。
実験が始まってしばらく後、何やらトラブル発生。
おーい。看護師がなぜか小日向さんに突進して、プールに突き落としちゃいました...。

早送り。

あれ?
プールに浮いてますね...えっ?死んでる?

早送り。

エンドクレジット。
小日向さんはその他大勢のひとつ前(笑)ぐらいのかたまりの配役順です。
(HEROでブレーク前ですから、こんなもんですかね...)

終了。

結構出番がありますね。
心霊現象を否定せず、科学的に研究分析している医者の役です。
研究は正しかったようです。
でも、相手の力が強大過ぎで、最後は、あっけなく意味なく死んでしまったようですが...。



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【non-rp】ドラマ「警視庁失踪人捜査課」(雑感)

小日向さんがレギュラー出演していた、この2010年春クールの連続ドラマでした。

警視庁失踪人捜査課
テレビ朝日系(制作は朝日放送)
2010年4月16日〜6月11日
全9回

全般にキャラがあまりはっきりしていないのは残念。
例えば、法月さんは体調に問題があるってことだけど、ドラマの中では特にそういった事はなく、へーキで(笑)全力疾走してたり...。

そもそも「失踪人捜査課」の立場がよくわからない...。
とても素敵なオフィスの割には吹き溜まりの「お荷物部署」ってどういう事?
番組内では説明無し。

小日向さん出演場面に限っては満足です♪
小日向文世さん演じる、法月大智は元は第一線でたたき上げの刑事だったが、心臓の病気で倒れたため、負担の軽い部署に異動になった、って設定。
基本にこやか、穏やかで、暴走する若手を制止したり、悩める高城をそっと見守ったり...。


資料などを見るときに、かけてたメガネをおでこに上げて、もう一つメガネ(老眼鏡?)なんて面白すぎです。
どっから声出してるのーって、高ーい声で話したり。
萌えポイント高し(笑)


殺人や不倫がメインでない、ってことで派手さに欠けたのかもしれませんが、やりようによってはもっと、なんとかなったんでは?って気もします。
↑水準は高いドラマで、それなりに、楽しんだことは事実ですが、小日向さんが出てなかったら録画してまで観た、かどうかは、定かではありません...。

大人向けのドラマって難しいんでしょうけど、ね...。



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【non-rp】映画「必死剣 鳥刺し」を観る

あっれぇ?
既に投稿済みと思ってたけど、送信Boxに残ってた...。

ってのをこれから連続投稿いたします(笑)


水曜日、小日向文世さん出演の映画「必死剣 鳥刺し」を観ました。

券売所は、もの凄い行列...。
でも、劇場内は...冷房機きすぎで、寒っ。
殆ど、デカプリ&渡辺謙の方、だったようです...。

前売りは諸事情により、未購入。
映画の日か、レディース・デイねらいで、ってことで。
(あまり観る気、は盛り上がってなかった)

出演作は劇場で観ないとね...。
↑殆ど「義務」みたいになってるが...。

最後の10数分は殆どチャンバラに、終始する、って噂で、(公開前ほど)観たくない、って気分に大きく振れてました、が...。
チャンバラ=小日向さんは(当然)出てこない。
そんなシーンに用はない(こら)...。

全く、ミーハーで困ったもんです。


以下、ネタバレ注意で。



本筋については、ストーリー含め、感想も評論も、パス。
ある意味、救いようが無さすぎて、語る気になりません。
そもそも、原作読めばわかる、し...。

小日向さんは中流の武士、主人公(豊川悦司)の「同僚」で友人。
気の置けないおつきあい、で、ふたりが酒を酌み交わすところは、救いようのない物語の中で、数少ないホッと出来るシーンでした。

でも、本筋にはあんまり絡まない...。
丸ごとカットしちゃっても、影響なし(爆)
↑ひどい言いようだけど、本当に本筋に影響ありません...。



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2010年07月31日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2010年8月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

ハンマーセッション!(2010)
TBS
毎週土曜日
※レギュラー 水城賢一(校長)役


JIN ー仁ー Season2(仮)
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


単発ドラマ

スペシャルドラマ「球形の荒野」
フジテレビ
今秋、2夜連続(予定)
主演:田村正和
※筒井源三郎/門田源一郎役

以上新作


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

瑠璃の島(2005)
日テレプラス(CSなど)
毎週金曜
※準レギュラー 米盛照明役

オレンジデイズ(2004)
TBS
火〜木曜
〜2010/08/04
※準レギュラー 堺田教授役


新・科捜研の女(2005)
テレ朝日チャンネル(CSなど)
 第9話 「どうするマリコ!灼熱50度の監禁状態」
 今秋?
※ゲスト



単発ドラマ

世にも奇妙な物語'01 春の特別編(2001)
フジテレビTWO(CSなど)
2010/08/15 他 
※「厭な子供」主演

第三のミス〜まず石を投げよ〜 (2009)
WOWOW(BS)
2010/8/20
※黒木瞳共演 三木達志(外科医)役

「瑠璃の島スペシャル2007 〜初恋〜」(2007)
日テレプラス(CSなど)
2010/08/29 他
※米盛照明役



映画

リング2(1999)
チャンネルNECO(CSなど)
2010/08/02 他
テレビ東京
2010/08/18

僕の彼女はサイボーグ (2008)
日本映画専門チャンネル(CS)
2010/08/02 他

重力ピエロ(2009)
WOWOW(BSなど)
2010/08/04 他

タッチ(2005)
WOWOW(BSなど)
2010/08/08 他

g@me(2003)
フジテレビNEXT(CSなど)
2010/08/08 他

20世紀少年<第1章>(2008)
日本テレビ
2010/08/13

20世紀少年<第2章>(2009)
日本テレビ
2010/08/20


その他

「超保険 ふたりではじめる」篇
東京海上日動、東京海上日動あんしん生命のCM
2010/08/02〜
※三谷幸喜(あんしんセエメエ=ひつじ)×小日向文世(東京海ジョー=カモメ)のナレーションを担当



「瑠璃の島」には(演じていた役が亡くなったので)もうほとんど登場しないようですが、惰性で録画予定。
来月も、録画するだけで見る暇は、なし(泣)




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2010年07月26日

【non-rp】三谷幸喜大感謝祭「国民の映画」に小日向文世さんご出演...。

来年、2011年3月の三谷幸喜さんの舞台に、小日向文世さんが出演されるようです。


「国民の映画」
作・演出:三谷幸喜
出演:小日向文世、段田安則、白井晃、石田ゆり子、シルビア・グラフ、新妻聖子、今井朋彦、小林隆、平岳大、吉田羊、小林勝也、風間杜夫
2011/3/7〜4/3 PARCO劇場
2011/4/6〜17  大阪・森ノ宮ピロティホール
2011/4/20〜5/1 神奈川芸術劇場
企画・制作:株式会社パルコ


内容はともかく、通います(きっぱり)


題材は戦前のドイツ映画界のお話だそうです。

少し???です...。
なぜ?
言葉に力のある作家と、認識しておりましたので何故に「外国ネタ」???

いえいえ。
楽しみですよ、勿論。
楽しみですが、少々違和感、と、ある種の「怖さ」が湧いてきてしまったのです。

第一次世界大戦から、ナチスが台頭するまでの、「ワイマール」なドイツの映画に、ハマっていた私としては、「その後」のドイツ映画には、圧倒的な距離感があります。
10代後半〜20代前半に、古いミュージカル映画と、コメディ無声映画、そしてドイツ時代のフリッツ・ラング監督の映画に、心酔していたので...。

ラング監督が、着の身着のまま、ドイツを離れなければならなくなった元凶、ナチスの支配が映画にまで及んだ残念な時代のことが、主題に絡んでいるようです。
「笑いの大学」のドイツ版のようなものになるのでしょうか?
軍事下の日本にもまともな映画はあったように、ナチス支配下のドイツ映画にもみるべき映画はありました。
が、戦時昂揚映画も、娯楽映画も、本質は大して差はない=戦争協力と現実逃避は、何も解決はしないのです。

外国に舞台設定することで、ある種、現実味が薄く、うわっつべり、なんてことにならなければいいのですが...。
あるいわ、妙な具合に抹香臭い話しになってしまうのも、いやです...。

映画プロデューサーのお話、らしいですが、現段階では詳細は不明...。
勝手に内容に気を回すのも無駄です、ね...。

猛暑の影響で脳が溶けかかってるせいか、
なんだか取り留めがなくなっちゃったのでもう止めます(笑)


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2010年07月15日

【non-rp】銀座へGo!(笑)

本日、映画の街・銀座(正確には有楽町周辺)で、小日向文世さん出演作品、「アウトレイジ」、「必死剣 鳥刺し」、「サイドウエイズ」、と何故か集中上映中。
正に「小日向銀座(笑)」状態。


今日は、「平日」ですが、お休みです。
↑この週末の連休の、出勤に備えて、例によって、の、代休の先取り、です...。

んなら、当然「銀座へGo!!」でしょ(爆)

で、主演だし、本日限りの「サイドウエイズ」@よみうりホールを優先。

まさか、スクリーンで見られる機会があろうとは(喜)
昨年、秋の公開作品。
その頃はまだ、小日向さんのファンじゃなかったから、映画館に観に行って無い...。
おしい、ところで、遅れてきたファンは、数少ない(...)主演映画をスクリーンで観るチャンスを逃した、か、な、って少し悔しかった...。
大ヒットとかではなかったから、リバイバルの可能性はかなり低いって思ってましたから...。

DVDは既に入手済みで、何回も観て、は、いるけど、映画はやっぱりスクリーンで、ね、と、言うわけで。

ま。
すんごいCGとか、3Dとかの超大作つう訳で無し、アクションものでも無し、重低音響く戦闘シーンがあるで無し、壮大なSFってことでも無し、ましてや、ミュージカルでも無いからスクリーンでみる、というアドバンテージは低そうなもんですが...。

私個人の感覚では(スクリーンに比べて)小さなテレビで見る映画は、偽物って気がしてしまうのも事実、で、は、あります。

どんな映画も出来ることなら、スクリーンで観る、が、基本、です。

で、どう?だったって...。
ハイ。やはり映画館で映画、が、良いです。
よみうりホールは、画面の大きさ、音響、など、はっきり言って余り大したもんではないですが(失礼)それでもテレビの画面とは比べものになりません。
DVDで観たときとは違い、映画だけに集中出来ました。
楽しさ具合、2000%増量です。

引きの画面での細かいところはもちろんですが、アップで観る情けなさ全開の表情が、どツボで、萌えでした。
しばらくは、楽しい日々を過ごせそうです。
↑世間一般に、思い出し笑いで、キモさ炸裂で大迷惑かもしれませんが(爆)


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2010年06月30日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2010年7月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

ハンマーセッション!(2010)
TBS
2010/7/10〜 毎週土曜日
※レギュラー 水城賢一(校長)役


JIN ー仁ー Season2(仮)
TBS
2011年4月〜(予定)
※レギュラー 勝海舟役


単発ドラマ

スペシャルドラマ「球形の荒野」
フジテレビ
今秋(予定)
主演:田村正和

以上新作


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

瑠璃の島(2005)
日テレプラス(CSなど)
毎週金曜
※準レギュラー

京都地検の女2(2005)
テレ朝日チャンネル(CSなど)
 第8話「娘に捨てられた刑事…殺意の逃走経路の謎!!」
 2010/07/16
※ゲスト

新・科捜研の女(2005)
テレ朝日チャンネル(CSなど)
 第9話 「どうするマリコ!灼熱50度の監禁状態」
 今夏?
※ゲスト



単発ドラマ

世にも奇妙な物語'01 春の特別編(2001)
フジテレビTWO(CSなど)
2010/07/25 
※「厭な子供」主演

第三のミス〜まず石を投げよ〜 (2009)
WOWOW(BS)
2010/8/20
※黒木瞳共演


映画

恋の門(2004)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2010/07/07 他

GOEMON(2008)
WOWOW(BSなど)
2010/07/11 他

僕の彼女はサイボーグ (2008)
日本映画専門チャンネル(CS)
2010/07/11 他

重力ピエロ(2009)
WOWOW(BSなど)
2010/07/16 他

CASSHERN(2004)
WOWOW(BSなど)
2010/07/29 他


その他

パワープッシュ【『必死剣鳥刺し』公開記念(2010)
東映チャンネル(CS)
2010/07/01 他
※平山秀幸監督のインタビュー(出演映画関連)


うーん。
相変わらず録画するだけで見る暇なし(泣)




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2010年06月12日

【non-rp】映画「アウトレイジ」初日舞台挨拶(1回目)!

花は監督関係が多少(コマ大、平成教育委員会、TVタックル、アンビリーバボー、ニッポンのミカタかな...記憶があやふや)

思ったより女性比率多し(加瀬亮、塚本高史あたりのファン、か?)半分は女性??

映画...に付いてはまた今度(笑)

私の席は前から7番目、センターよりやや右側。
映画見るのも舞台見るのも程良い近さ。
前から2列はプレス席なので実質前から5番目。


映画終了後、テレ東アナのMCで入場...小日向さんは舞台向かって右から3番目に...おお丁度真正面ですぅ。
(神様ありがとう)もちろん小日向さんだけをガン見です。
ほど良い近さで良かったです。この距離なら心臓麻痺は起こらない(爆)

このメンツでは小日向さんは、(面構えも体格も)可愛らしい...。
はじめのうちは小日向さん真面目に(?)してましたが、途中からくねくねし始めちゃいました...バミをつま先でコシコシしたり...。

写真はNGでしたが、終了後、舞台の前までいって、バミを確認してきました(爆)
「小日向文世」(縦書き)って書いてありました...。
私、バミでいいから、つま先で...(妄想モードに入ってきたので自主規制)

ともかく、3ヶ月ぶりの生小日向、堪能させていただきました。


詳しい舞台挨拶レポは帰宅後にでも。


さあ。お仕事の時間です。


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【non-rp】映画「アウトレイジ」初日は新宿ミラノで舞台挨拶あり

全席指定.jpgDVD付き前売り.jpg日付が変わって本日、小日向文世さん出演の、映画「アウトレイジ」の封切りです。

が...。

初日に行くか、ってことより、そもそも「映画館で観る」か?ってレベルのテンションの低さ...。
いやぁー。いくら好きな俳優が出てるからって、この手の映画は苦手。
せめて、「初日舞台挨拶」とかなら、俄然がんばっちゃいますけど...。
↑ミーハーめ!

最近は、「初日舞台挨拶」は別興行で、料金も別立て(しかも高い!)で前売り使用不可とかで、どこまで金の亡者なんだ?
↑既に前売りを買っている僻みとか言わんでくれい!

一昔前の映画初日は、特別な事はなく、普通にならんで入館、で、監督や出演者が、文字通り「挨拶」する、って、「だけ」な代物で、単純に生で観られるってことが貴重な体験だった。
逆にこんな事するから、変な期待しちゃって「...別に...」発言ぐらいで大バッシング非難轟々にもなるんだわね...。

で、明日の舞台挨拶は、新宿ミラノで2回、全席指定で2000円。
前売りで完売のため当日券は無い、そうな...。
んー。全く...なんだから腹が立つ(自主規制)

ま。どっちにしても明日は(も)休日出勤で無理でしたが、ね。(諦めた遠い目)



と、残業の夜食休憩中に、愚痴愚痴繰り言を書いていてのだが...。


えええ?(目の前が一瞬真っ白に)
こ、これは???
「あげる」
「...ってこれって...」
「今日の明日で悪いんだけど」
「...。」
こんな物を私にあげるって、どうしろ、と、言うんだ?

映画「アウトレイジ」@新宿ミラノ(初日舞台挨拶付き)チケット、です。

曰く、今夜はオーバーナイトで立ち会いがあって、明日の朝10時からの映画は無理になったけど、今日の明日で、1枚しかないチケットどうしようもない、けど、完売してるのに空席つくるのは失礼だし、などと思っていたら、風の便りで(笑)「アウトレイジ」初日舞台挨拶のチケット取り損ねたと、鬱陶しいのがいると聞いて(フロア違うのに)わざわざ持ってきてくださった、そうです。

そりゃ。嬉しいですよ、行ければ、ね(泣)
ご好意は嬉しいですが私も休出で無理です。

「午後から出ればいいんでしょ?」
え?...その手がありました、か...(汗)。

15時から、で、いいってさ。

と言うわけで明日は、久しぶりの生小日向(笑)です。
↑映画、観に行くんだよ...舞台挨拶なんかに、妙な期待はしちゃ...。


...にしても、別フロアにまで話が飛んでくなんて、どれだけ行く気満々だったんじゃ(笑)


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2010年06月09日

【non-rp】相棒 Season4 第5話「悪魔の囁き」を観る

人気のテレビシリーズ「相棒」から、小日向文世さん(お約束)のゲスト出演分の続きを観ます。(前後編2話のうちの後編)

相棒 Season4
第5話「悪魔の囁き」
主演:水谷豊、寺脇康文
ゲスト:小日向文世、高橋一生 他
初放送は2005年


前編「密やかな連続殺人」で、一応犯人は判明した、が...。
謎は残ったままです。


以下ネタばれ注意。
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2010年06月04日

【non-rp】相棒 Season4 第4話「密やかな連続殺人」を観る

人気のテレビシリーズ「相棒」から、小日向文世さん(お約束)のゲスト出演分を観ます。(前後編2話のうちの前編)

相棒 Season4
第4話「密やかな連続殺人」
主演:水谷豊、寺脇康文
ゲスト:小日向文世、高橋一生 他
初放送は2005年

「相棒」シリーズは再放送で時々観てます。
静の右京(でも切れたらコワい)、動の薫のコンビの、息が合ってるような、妙にすれ違ってるようなデコボコぶりが楽しいです。
基本、殺人事件で、深刻な話のハズですが、(右京さんと比べて)間抜けな捜査一課の面々とのやり取りなど思わず笑ってしまう事が多いのです。
この辺のとこは「刑事コロンボ」とか「古畑任三郎」に似たような感覚です、か、ね...。




以下ネタバレ注意で。




薄暗い部屋。
テレビのチャンネルを変え続けているが、見てはいない...。
女の悲鳴、断末魔の叫び、泣き声。
悪魔を描いた古い絵、不気味なデッサン。

男が、何かを繰り返し呟いている。

vim patior....vim patior....vim patior........

明りに浮かび上がる顔は...。



屋台で飲んでいた、亀山薫(寺脇康文)は、引退した刑事である屋台のオヤジからある迷宮入り事件の被害者の遺留品を預かる。
それは片方だけのピアスだった。
事件のことを忘れないように遺族から譲り受けたものだった。


翌日、川で、刺殺されたOLの遺体が見つかる。
杉下右京(水谷豊)は、被害者の耳に片方しかないピアスに疑問を持つ。
亀山は、簡単には外れるはずのないピアスがないのは犯人がはずしたのではないかと考える。
「あなたがそう考えるのには何かヒントがあるのではありませんか?」
右京に昨夜預かったピアスを見せると、何か関連があると、13年前の事件を調べ始める。

13年前の事件でピアスがなくなっていることは、犯人だけが知る事実として、非公開となっていた。
模倣犯ではなく、同一犯の可能性が高い。
被害者はいずれも若い女性で、暴行されていないことから「快楽殺人」と推理する右京。
だが、快楽殺人者が13年も犯行の間隔をあけているとは考えにくい。
「意外と間隔は開いていないのかも知れませんよ」

全国の警察に未解決の「片耳ピアス殺人事件」の情報を問い合わせる2人。
1980年代から、数年おきに全国で10件の同様の事件があったことが判明する。
被害者は若い女性、殺害方法はバラバラ、ひとつの県で1件のみ、そしていずれもピアスが片方なくなっていた。

県境を越えれば、情報が共有されず、殺害方法を変えれば連続犯とは思われない。
警察の盲点を突き、長年にわたって殺人を楽しんでいる犯人。
だが、広域捜査の要請は却下される。
「報告の義務は果たしました...あとは、いつものように、ですね」

13年前の事件には、容疑者がいた。
目撃証言などから予備校講師の村木(小日向文世)が逮捕されていたが、証拠不十分で不起訴となっていた。
手始めにその男の家を訪ねると、ふらふらとよろけながら男が飛び出してきた。
「...疑われるのはもう嫌だ」
泣きながら右京にすがりつく男は、手首を切り血だらけだった。
捜査一課の刑事が追いかけてくる。
「なんでおまえらがここに?」

右京の推理をもとに、先回りした捜査一課だったが、自殺未遂をされてしまう失態を演じていた。

警察病院で手当を受けた村木を迎えに妻・順子(山下容莉枝)が現れる。
いきなり殴りつけ、鞄で打ちのめし、足蹴にし、罵倒する妻。
「死ねるもんなら死んでみなさいよ...死ねないくせに」
されるままに床に這い蹲る男。
「さあ帰りましょう」
一転優しく囁くと、助け起こし、足の不自由な男を支えるように出て行った。

呆気にとられる一同。


小日向さんは、事故の後遺症で体が不自由な男の役。
本当にあっちこっち骨がグズグズ砕けたり、筋が切れたりしてるみたいによれよれです。
右京に泣きつくところや、奥さんに打ちのめされてるところでは、情けなさ全開ですが、一転、取り調べを受けていると思われるシーンでは、不気味な雰囲気です。


村木の妻に付き添っていた男、安斎(高橋一生)は、村木の主治医医の助手だった。
村木と奥さんの奇妙な関係について訊ねる右京と亀山。
13年前の事件後、疑いは晴れたものの、精神的に不安定になった村木を8年前から診ているという。
5年前には交通事故に遭い現在のように不自由な体になった。
「これは何かの捜査ですか?」
これ以上自分の立場では、患者のプライベートなことは答えられないと言う。
主治医の精神科医の内田に話を聞く約束をする。


翌日、村木の主治医・内田(奥貫薫)の話を聞く右京。
「支配と隷属」の関係にある村木夫妻は、傍目にはエキセントリックだが、本人達には必要不可欠なコミュニケーションだと。

犯罪心理学が専門という内田に、今回の事件を分析してもらう右京。
普段はおとなしくて真面目な男、出張や転勤で日本中をまわっている可能性がある。そして、本人にしか分からない印を残すか記念品を持ち去っていると。
持ち去った物が、ピアスだったら、と右京が問うと、それは大きな意味があると。
ピアスは耳から悪魔が入り込まないように守る意味がある。それをはずす行為は相手を無防備にする、つまり象徴的に相手を征服したことになると。


村木の妻は非協力的で、薫や伊丹も罵倒する。
「あんた、バカ?」
疑われる前の村木は人気の予備校講師で全国を飛び回っていた。

調べてみると、東京以外の事件は村木の講義日程と完全に一致していた。

今回の犯行の殺害・遺棄現場が見つかる。
橋の上から投げ落としたと思われるが、事故で体の自由の利かない現在の村木には今回の犯行は不可能。
動機も不明。共犯者がいる?

状況証拠は村木の犯行と思われ、偶然とは考えにくい。心証では村木はクロだが、状況証拠では逮捕できない。
物証、持ち去られたピアスをまだ持っているはずだと、村木の自宅を家宅捜索する捜査一課。
片方だけの7つのピアスが見つかる。
証拠写真とつきあわせると、ぴったり一致。

だが、気がつくと村木がいない。
部屋を抜け出した村木はエレベーターで上に上っていく。
慌てて非常階段で追いかける、捜査一課の面々。

屋上の端に不安定に立つ村木を見つける。
「おい、危ない」
「こっち来い」
「落ち着け」

杖をつきふらふらと立つ村木。
妙に落ち着き払って超然としている。
「私は捕まらない」

駆けつけた、右京が説得する。
「村木さん、落ち着きませんか」
「....vim patior.....vim patior....vim patior,,,」
さっきまでの、弱々しげな様子が一変、不敵な薄笑いを浮かべている。

「礼を言わせてもらうよ。20年以上も警察は私を捕らえることができなかった。おかげで随分と楽しませてもらった。10件全部私がやった。この手でね。」
薄笑いを浮かべる村木。
「動機はなんなんだ!」
「動機?忘れたな...そもそもこれは不治の病なんだ誰にも治すことはできない。」
「ふざけるなこの野郎!理由もなくなんの罪もない人を殺したっていうのか!」
いきり立つ薫を右京が制する。
「ああ。その通りだよ。お前達には絶対に分からないだろう、我々のような人間の存在は...。」
再びつぶやき始める。
「....vim patior.....vim patior....vim patior,,,」

「あなた!」
村木の妻が駆けつける。
「お前もほめてくれるだろ?」
「お願い、行かないで...私たち死ぬまで一緒でしょ」
「約束を守れないのは残念だが時間が来たようだ...繰り返すが、お前達に私は裁けない。私は善悪を超越した存在なのだ。」
「ふざけるな!」
いきり立つ薫。
「捕まるくらいなら、自分で終わりにしてやる。」
黒い不気味な雲がわき上がり、風が吹き、稲光が光る。
村木は杖を放し両腕を広げ飛び降りる。
駐車場に落ちた村木からまるで羽のように血だまりが広がる。


つづく...。



なんなんじゃこりゃ(笑)「相棒」ですよね...。
まるで「Xファイル」か「ミレニアム」。
お空のワラワラした黒雲や、稲妻、稲光、さらに投身自殺した男の血だまりが悪魔の羽のように広がったり、って、オカルト風味たっぷり。ついでに落ちた駐車場の番号が「13」って出来過ぎ。

高圧的態度の村木の妻も変人すぎる(右京さんに「あんた」なんて言う人滅多にいません...)
もっとおかしいのは精神科医の内田。「お前を征服してやるぞ」って右京さんに迫ります。


印象は強烈だけど、小日向さんの登場場面は意外と少ない...。
番組冒頭の30秒くらいと、13年前の事件当時の走り去る男(これは小日向さんでないかも...顔が見えません)と、取り調べを受けていると思われる場面、手首を切って飛び出して右京に泣きつくところ、奥さんに殴られ叩きのめされるシーン(ここは繰り返し同じ場面が使われる)、「警察が来た」と奥さんに電話するところ、証拠のピアスが見つけられたのをうかがって逃げ出すところ、そしてラストの屋上。登場時間は合計で5分強くらいかも。

しかし屋上のシーンは圧巻です。
静かに語りますが、やたら怖いです。
微笑みを浮かべつつ、完全に逝ちってゃってます(笑)
CG(?)の怪しい黒雲とか、稲光とか要らなかったんではないですか。
小日向さんの静かな熱演が勿体ないです。

後編も楽しみですが、村木死んじゃってるのに小日向さんどうやって登場すんでしょう。まさかあれで死んでないとか(笑)言ったら「相棒」じゃなくて他の番組ですよ。


以下蛇足。

小日向さん演じる、快楽殺人者・村木重雄が番組冒頭から、不気味に呟く「vim patior」はラテン語で「(私は)抑圧されている」と言う意味。
これは、一見、妻との「支配と隷属」関係にある村木の支配されている立場のことのように思えるが、意味しているのは「地獄」。
平たく言えば、「私は地獄にいる」つまり、「私は悪魔」...。

黒魔術で呼び出された悪魔が憑依した者(時に死体や生け贄)を通して呟くのが「vim patior」。

こんな事、予備知識として、知ってる物好き(笑)は日本には余りいない気がするが、番組の中で全く説明されてません。
悪魔除けとなるピアスの意味はシツコく繰り返してるのにエラい片手落ち...。

そう言えば「海をゆく者」のロックハート氏(実は悪魔)は、シャキーにこれから2人で行く「地獄」のことを、冷たく深い海の底の更に深く、暗く狭い所で、閉じこめられたらもう死ぬと思うが、絶対に死なない、その苦しみが永遠につづく所だって語ってましたねぇ...。
そして「私はそこに居る」って、とっても悲しそうでした。
↑つまり「vim patior」です、ね...。



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2010年12月4日修正:物凄い(約150ヶ所!)文字化けで意味不明になってましたもうやだ〜(悲しい顔)
他の投稿は大丈夫かな…。
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2010年05月29日

【non-rp】「眠る男」を観る(やっと)

録画はしたけど、観る時間がなかなかとれなかった映画「眠る男」を観ました。

寡作な映画作家、小栗康平の監督作品です。

確か、初公開当時、岩波ホールで上映されていたはずです。
評判を聞いて是非観たいと思っていました、が、単館上映で、なかなか(いろんな意味で)タイミングが合わず見逃してしまいました。


「眠る男」
監督:小栗康平
出演:アン・ソンギ、役所広司、クリスティン・ハキム、小日向文世(お約束) 他
1996年公開




以下ネタバレ注意。
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2010年05月27日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2010年6月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。

あくまで「覚え書き」
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。

以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

警視庁失踪人捜査課(2010)
テレビ朝日
毎週金曜
※レギュラー 法月大智(刑事)役

ハンマーセッション!
TBS
7月〜 毎週土曜日(予定)
※レギュラー 水城賢一(校長)役


単発ドラマ

スペシャルドラマ「球形の荒野」
フジテレビ
今秋(予定)
主演:田村正和

以上新作


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。


連続ドラマ

職員室(1997)
TBSチャンネル(CSなど)
〜2010/6/2 ウィークデー帯
※レギュラー

瑠璃の島(2005)
日テレプラス(CSなど)
毎週金曜
※準レギュラー

オレンジデイズ(2004)
TBSチャンネル(CSなど)
2010/06/19 一挙放送
※準レギュラー

相棒Seasone4(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
 第4話「密やかな連続殺人」
 2010/05/28 他
 第5話「悪魔の囁き」
 2010/06/04 他
※ゲスト

京都地検の女2(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
 第8話「娘に捨てられた刑事…殺意の逃走経路の謎!!」
 2010/06/24 他
※ゲスト

新・科捜研の女(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
 第9話 「どうするマリコ!灼熱50度の監禁状態」
 今夏?
※ゲスト



単発ドラマ

世にも奇妙な物語'01 春の特別編(2001)
フジテレビTWO(CSなど)
2010/06/13 他
※「厭な子供」主演

夏樹静子・作家40年記念サスペンス特別企画「Wの悲劇」(2010)
TBSチャンネル(CSなど)
2010/06/20
※中里右京(刑事)役

映画

そのときは彼によろしく(2007)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2010/06/02 他

CASSHERN(2004)
WOWOW(BSなど)
2010/06/06 他

GOEMON(2009)
WOWOW(BSなど)
2010/06/06 他

僕の彼女はサイボーグ (2008)
WOWOW(BSなど)
2010/06/11 他


その他

「アウトレイジ」公開記念
北野武×千原ジュニアの映画製作委員会(2010)
スカチャン180(CS)
2010/06/01 他(以降毎日1回放送)
※出演映画関連

プレミアムシアター「上海バンスキング」 (2010/03/10収録)
NHK(BShi)
2010/06/05
NHK(BS2)
2010/06/14



あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ...。

やられた。
「上海バンスキング」はNHKBSだ(絶望)

悲しきかな、借家住まいの身にはどうしようもない...。
以前はWOWWOWも×だったが、スカパー!で一部視聴可能になった、けど...。

ま。
来年の7月までには、アンテナ含めて、スカパー!設備更新、BSデジタル対応予定、で、は、ありますが、来月までになんて、無理無理無理...。

夏以降の地上波深夜放送での、再放送に希望をつなぎます、か...。
(期待は薄いです、が...)


他に「重力ピエロ」(衛星劇場)、「阿修羅城の瞳」(東映チャンネル)、「ハッピーフライト」「恋の門」(日本映画専門チャンネル)なども放送予定
↑もう録画済みなんで、いいや(笑)




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2010年05月23日

【non-rp】ドラマ「職員室」を観る

今日は一応お休み(=自宅待機)だけど、寝ているわけにもいかないんで、録画しているドラマ「職員室」を観てみた。


職員室(1997)
出演:浅野温子、仲村トオル、野際陽子、的場浩司 他
※生徒として新人時代の塚本高史も
全12話
現在、TBSチャンネル(CSなど)でウィークデー帯で放送中です。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d1555.html


1997年の夏にTBSで放送されていたドラマで、少々ハードな内容の学園ものですが、学生寄りではなく、教師寄りの内容。

小日向文世さん出演(お約束)って事で録画しております。

あ。
イエモンの「BURN」って、この番組の主題歌だったんだ...。



03.職員コ スポーツ新聞のエロページ熟読中(笑)「ク楽園」も愛読.jpg小日向さんの役どころは、中学の社会科の教師、菊地先生。
直木賞を目指して小説を書いてる、が、その内容は養護教諭曰く「ほとんどポルノ」(笑)だとか。


前髪が、ある!(笑)
髪型が現在では不可能な形(失礼)

13年前は、流石に若いです。


02.職員コ 矢崎先生の隣.jpgサスペンダーにアームバンドでメガネをかけてます。
スリムでコンパクト(...)な体型で、(シックな方の)お洒落な感じ...。
メガネのフレームと、レンズの大きさに時代を感じます。
最近の流行は小さいレンズにフレームレス、ですし...。

主に職員室のシーンの時に登場します。
浅野温子演じる、矢崎先生の隣の席なので、チラチラ映ります。
席に座ってるとほとんど埋没してしまうためか、立ってることも多いです。
それでも、他の先生の陰になって、見切れ、状態、多すぎ...。
台詞もなく、ほとんど「背景」と化してます。(残念)


01.職員コ 朝の発声練習.jpg第4話まで録画済みですが、台詞、見せ場もほとんどなく、かなり欲求不満。
もう録画止めようか、な〜んてね。
いえいえ。一応全話録画、は、しますよ。
↑まともに観るのは(たぶん)止めます、が...。(苦笑)



と、言うわけで、現在わたくしの頭の中で、「BURN」by The Yellow Monkey がジングル(笑)状態です。

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2010年05月07日

【non-rp】「ハッピーフライト」「スウィングガールズ」「恋の門」を見る

代休でぇーす。

36時間連続勤務(←結果としてそうなっちゃったんだが、完全に法律違反、だよ〜ん)の疲れも何のその、
たまってる録画した映画を見まぁーす。

とは言っても、眼精疲労で、まともに見られそうもないんで、お気楽映画3本立てで、どや!ってなもんです。
すべて「小日向文世」出演作(もちろん!)でぇーす。
って妙にテンションが高い(睡眠不足ハイ、かな...)。


「ハッピーフライト」
監督:矢口史靖
出演:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか 他
制作:2008年

「スウィングガールズ」
監督:矢口史靖
出演:上野樹里、貫地谷しほり、本仮谷ユイカ 他
制作:2004年

「恋の門」
監督:松尾スズキ
出演:松田龍平、酒井若菜 他
制作:2004年



まず「ハッピーフライト」から。
小日向さんは、副操縦士・鈴木和博(田辺誠一)の機長昇進試験の教官をやる予定だった、望月機長役。
温厚な教官でよかったと、ビビりの鈴木は安堵してたのに、
風邪ひいて、教官を威圧感バリバリの原田機長(時任三郎)に代わってしまう。
マスクして、鼻かんで、なんか目もはれぼったくて、「熱でちゃって...」なんて、なんか、本当に辛そう...お大事に。

画面の登場はこの1シーンのみ、時間約1分...。



2本目は「スウィングガールズ」。
小日向さんは、バンドのメンバー・鈴木友子(上野樹里)の父親、鈴木泰三役。母親(つまり、小日向さんの妻)が渡辺えり子って...(絶句)
画面登場その1は、少しよれたランニングシャツで、ビールのんで、枝豆食べながら、テレビで食中毒のニュースを見てる、典型的親父。
画面登場その2は、娘がサックスを手に入れるため、パソコンとゲーム機を自転車に積んで出て行く所に、帰宅して「なんなんず?」と狼狽えてる、半袖ワイシャツ、ネクタイで、バッグの典型的夏のリーマン。
画面登場その3は、最後のクレジットタイトルのバックに、ワンフレーズ歌って踊る、鈴木一家。(格好は登場その2と同じ)楽しそうです(*^_^*)

画面の登場時間、合計約5分...。



3本目は「恋の門」。
小日向さんは、石に固執するマンガ家志望の青年・蒼木門(松田龍平)が無銭飲食した居酒屋のオヤジ役。
お金の代わりに、原稿で支払うと言う門の原稿を一瞥し、怒り心頭、体で払えって、門の首根っこを捕まえて、店の裏に引きずって行く。
そこはSMの世界が怪しく広がっており、上着を脱ぐと、黒いボンデージ姿。
恐怖におののく門を後目に「働かない者、食うべからず」とか声高に叫んでますが、なぜか宙吊りにされてしまいます...。
(↑何やらせんだよ)
もう1シーンちらっと出てきます。
ミュージシャンの浴衣(忌野清志郎)の曲「恋の門」のPVに一瞬、SMボンデージのカッコもまま(笑)にこにこ笑顔で踊ってます。

画面登場時間、合計約3分...。



5時間見て、小日向さんの登場時間は、合計でも10分足らず。
う〜ん。効率が悪い。業務仕分けなら100%、廃止判定だわ(笑)
って映画の見方が激しく間違ってます。

いえいえ。3本とも面白かったですよ。
面白かったですけど、もっと小日向さんが出てたらとか、もっとストーリーに絡んでたら、っていう単なるミーハーの戯言どぅぇーす。
(...あくまで、ハイのまま終了)


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2010年05月02日

【non-rp】「戦場のメロディー」を見る

世間一般は、大型連休、いよいよ、ゴールデン・ウイーク、です、ね...。

ま。いつものように、お仕事、でございます。
連休、に、休める方が珍しい今日この頃。
だからって、「どお?」って事もない、ですが(笑)

で、4月28日は、休暇(代休の先取り)でした。
突然取らされたので(-_-;)何にも予定が立ちません...。

そう言うときの、習いとして、録画済みの番組(ドキュメンタリー+ドラマ)を、再見しました。


戦場のメロディー
〜108人の日本兵士の命を救った奇跡の歌〜
出演:薬師丸ひろ子、成宮寛貴、萩原聖人、中嶋朋子、田畑智子 他
フジテレビ(土曜プレミアム)
2009年9月12日


私の好きな歌手、「渡辺はま子」がらみで、録画してあったものです。
既に、昨年放送直後に見てます。

再見、の、訳は、「小日向文世」が出演してる(お約束)、って、ことです。
この話の「主役」のひとりとも言える役柄で、強烈な印象を受けたのですが、例によって、俳優「小日向文世」の認識はありませんでした...。

明日は4月29日「昭和の日」。(←書き始めたのは4月28日だった...)
昭和、といえば避けては通れない、第二次世界大戦(太平洋戦争)について、の話、と言うこともありこれを見直すことにしました。


以下、ネタバレ注意、では、あります、が、史実ですから、気にせず、どーぞ...。
ってか、知らなければいけないこと、の、ひとつだと思います。
日本の「教育」からは、まるっと、抜け落ちている、大事なこと、です...。
例によって、一視聴者の雑感、感想、戯れ言ですので、番組がこの通りとは保証いたしません。
が、大筋は合ってる、ハズ、です、よ...。


終戦から7年。
サンフランシスコ講和条約が発効し、A級戦犯の恩赦も行われていた。
復興に沸き、「戦争」も段々遠くなりかけていた。

遠く、フィリピンのモンテンルパの刑務所で、「BC級戦犯」の元日本軍の兵士14人の死刑が執行された。

正式な戦争犯罪人として軍事法廷で裁かれた、のではあったが、証拠調べもロクにされず、反論も許されない、証人の「指さし」だけで、実際にはそこにいなかった人でも、死刑判決をうけるなど、冤罪も多かったという。

が、当時フィリピンとは国交がなく、巨額の戦争賠償金の支払いも出来ない日本政府には、刑の執行を止める術は、ほとんどなかった。
加えて、戦争は忘れてしまいたい過去として、省みられることも少なくなっていた。

人気歌手・渡辺はま子(薬師丸ひろ子)はその状況に心を痛めていた。
戦時中、慰問という形ではあったが、戦争に協力し、兵士達を鼓舞し戦場に送り出したことを忘れるわけにはいかなかったのだ。
元兵士の家族を慰めようと、家族を地方公演に、招待し、遺族の元を訪ねて歩いた。

復員局の若き役人、植木信吉(成宮寛貴)を通じて、
はま子は、モンテンルパの刑務所の教誨師・加賀尾秀忍(小日向文世)と文通を始める。
反日感情は激しく、当時の大統領は、妻子を日本軍に殺され、憎しみは大きかった。
いつ、次の死刑が執行されてもおかしくないほど逼迫した絶望的な状況だと知る。

刑務所への慰問の品や、家族からの手紙さえ、予算が削られ送ることができない状態に、フィリピン担当の植木は悶々としていた。
囚人達を独自に調べ奔走し、「命のリスト」を作る。
が、若いのだからそんな事に関わらず、栄転の話を受けるようにと言われる始末。


遡ること3年前。
真言宗の侶僧、加賀尾は、半年の期限で、教誨師としてモンテンルパの刑務所にやってきた。
劣悪な環境と食事。
祖国から見放され、絶望し、荒んだ眼差しの囚人達。
教誨師が来たんなら、死刑は近い、と言うものまで...。

加賀尾は、任期が終わっても、日本には帰らず、最後まで彼らに寄り添っていきたいと、自らの意志でモンテンルパの刑務所の中で囚人達と寝食を共にするようになる。
少しづつ、打ち解け、彼らの心の支えとなっていく...。

が、ある夜突然、死刑の執行が始まる。
恐怖と絶望に泣き叫ぶ、死刑囚。

「何も聞いていない!」
加賀尾は強く抗議するが、中止させることなどできない。
せめて支えになりたいと、ただひとりの日本人として、最期に立ち会い、家族への遺言の言葉を聞く...。
亡くなってもなお、故国には帰れず、絞首台の傍らに無造作に葬られる囚人達...。
心臓に持病があり、劣悪な環境に、心労が重なり、死刑執行の立ち会い後倒れてしまう。
心配し、先生は日本に帰ってください、と言う囚人に対し、帰るのはここの囚人がすべて日本に帰ったときだ、と。
誰彼となく、「ふるさと」を歌う...それに聞き入る、加賀尾...。

回復した加賀尾は、囚人達に、日本の人々に、ここのことを知ってもらうためには、囚人自らの言葉と音楽が必要だと、このモンテンルパのことを歌にして欲しいと依頼する。
訝る彼らに、音楽には力がある、倒れた時自分はみんなの歌にに元気づけられた、と。

作詞は、代田銀太郎(阿南健治)。彼は紙がなくてもちり紙に詩を書いていた。
作曲は、伊東正康(金井勇太)。音楽が好きで、オルガンを弾きみんなを慰めていた。
二人とも作詞、作曲は初めてであった。



苦労して書き上げた「ああモンテンルパの夜は更けて」(ドラマ中ではいきなりこの題名だが、実際は「モンテンルパの歌」だったそうです)は、加賀尾を通じて、渡辺はま子の元に届く。

反対を押し切り、レコーディングされた「ああモンテンルパの夜は更けて」は大ヒットとなる。
モンテンルパ刑務所の囚人達への同情と、解放への世論も盛り上がるのだが、一方、売名行為という言われなき中傷もあった。
そして、モンテンルパの刑務所へ、慰問に行き少しでも彼らの助けになりたいと願うようになる。

国交もなく、反日感情も激しいフィリピンに渡ることは難しく危険なことだった。
ギリギリになってやっとビザが下り、はま子はフィリピンに旅立つ。
モンテンルパの刑務所で、少しでも慰めになればと、和服やドレスなど、何回も衣装を変え、往年のヒット曲や唱歌を歌うはま子。
そして、「ああモンテンルパの夜は更けて」...囚人達、加賀尾ら、そこにいた全員が歌った。
その様子は、はま子が持ち込んだテープレコーダーで録音され、日本で放送された。
モンテンルパの囚人達を救おうという機運が高まった。


慰問から半年後。
加賀尾は、キリノ・フィリピン大統領に、会う機会を得る。
涙ながらに命乞いをし、釈放を求める、と考えていたと言う大統領は、しかし、許す気など全くなかったという。
自身も妻子を殺され、激しい反日国民感情もあった。

加賀尾は、会ってくれたお礼を述べ、アルバム型のオルゴールを贈る。
鎌倉彫りで富士山や桜をあしらった美しいもので、はま子が作らせ加賀尾に贈ったものだった。
開くと「ああモンテンルパの夜は更けて」が流れた。
耳を傾けた大統領は、この哀愁を帯びた曲は何なのかを、加賀尾に聞いた。
モンテンルパの囚人達が作った曲で、作詞も囚人がし、その内容を語ったと言う。
日本は憎いが、戦争がなければ彼らも、父であり、息子であり、このように美しい曲を作る、人間であると感銘を受けたそうです。
会談の後、予想に反し、戦争に負け、圧倒的に不利ななかで、このように堂々とした外交をする日本に、感心したという。
(実際には、「日本の外交」と言っても個人の尽力が、あまりにも、大きいです、が...)
ひとつの曲が、憎しみを、憎しみで返すのではなく、寛容の気持ちが生まれるのに大きな力となった瞬間でした。

そしてその年の感謝祭の日、大統領による特赦で、全員が釈放され、日本へ帰国する。
死刑執行された14人と共に...。

再会に沸く港で、悲しい再会を果たす、妻、そして一度も会うことのなかった息子。

戦死したと誤報を受け、再婚し新しい生活を始めていた妻...。
無事帰国を喜びながらも、どうしようもない現実。

終戦から、8年。やっと彼らに本当の終戦が訪れた...。


ドラマ部分を中心に書きました。
実際には、記録映画や、最近のインタビューなど、ドキュメントと交差した構成でした。

ドキュメント部分に、コメントは、できません。
事実は重すぎて、初めてこの番組をみてから、半年以上になりますが、
未だに、整理がつかない、不条理で、息苦しい気持ちになります。
日本軍、日本人が、フィリピンの人々に対して行った、数々の残虐行為は、残念ながら否定する事はできません。
一方で、徴兵により望まぬ戦いにかり出された、普通の人々にすべての責任を負わせるのも、無理な話です。
戦争が悪い、と言うこと以外、答えはありません。

ただ、ひとつだけ...教誨師だった加賀尾秀忍の33回忌に集まった、植木信吉、元死刑囚、遺族が墓前で「ああモンテンルパの夜は更けて」を歌う姿に、落涙止まらず...。



再放送を、ぜひしていただきたい、番組です。



長々と書いているうち5月になっちゃいました...。
明日は憲法記念日...。
「我が窮状」はどうなるんでしょう、か...。
妙なこと、は、無し、で、お願いしますよ...。

(文中、敬称は略させていただきました)



長くなりすぎましたので、渡辺はま子さんと、「ああモンテンルパの夜は更けて」について、私が持っていた「疑問」は、次の機会にいたします。


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2010年04月25日

【non-rp】「上海バンスキング」 思いつくまま (たぶんその1)

100314-171917.jpg初日から2ヶ月、千秋楽から1ヶ月半。
早いもんです、ね。

とはいっても、やたらと寒い今日この頃、
もうすぐゴールデン・ウイークですよ...。


16年ぶりの再演「上海バンスキング」について、思いつくまま、です。
私が観たのは、2月23日(初日)、3月2日、5日、13日ソワレ、14日(千秋楽)の5回。
記憶が少々曖昧になりつつありますが、今更、何時だったかなんてさして重要でもない、か...。


例によって、あくまで一観客の、妄想を含んだ戯れ言です。
他意はございませんので、ご容赦を...。


以下、ネタバレもあるかも知れません...。



初日、弘田の登場場面。
小日向さん、出だしの台詞カミカミ(笑)
でも「必死な感じ」よく出てました。
↑これに、心奪われたんですよ...。

でも...。
5回観て思ったのは、噛んでる、と、思ったのは、勘違い(たぶん)
本気で噛んでるように、毎回噛んでた...。
そういう芝居、だったよう、な、気がします。

映画版の「陰湿サイコストーカー野郎」の弘田とは、まるで別人の、
一途で、在る種爽やかさ、さえ感じる、「恋する男」弘田がいました。

映画版では、「お呼びでないんだよ(怒)」ってスクリーンに何か投げたかった(笑)、弘田のシーンでしたが、今回の舞台では、去ってゆく姿に、哀愁と切なさを感じました。
↑貴方の「いいひと」は、他にきっといるよ、って慰めてあげたくなりました...。


カテコの「ウエルカム上海」での吉田日出子さんの登場のタイミング、
初日のみ2コーラス目の途中だったけど
他の日は1コーラス後の間奏で登場
初日は衣装替えに手間取ったのかしら?


(以下は、たぶん千秋楽)
日本軍から逃げてきたラリーを匿うかどうかと言うときの台詞、「沢山の中国人を揚子江に浮かべて来た...。」のくだりがとぶ...。
でも、芝居は滞ることなく、気がつけば、無かった、な、程度でした。


バクマツの赤トンボがへろへろ(首捻りながら演奏...)
↑つらい気持ちが、滲んでいて、これはこれでよかったです。


開演のジャムセッション、いつもは、走り気味の、串田さんのクラリネットが、テンポ鬼遅...。
クラリネットが、リードしていくはずが、逆に「追っかける」。
なんとか追いつきました、が...。


新聞を開げたバクマツが「なにっ?業務仕分け?」
(これは楽前日ソワレも言ってた)


タス通信支局長夫妻の接待のため着替えに行くはずが、
2階に上がったり降りたりで、少々もたつく、まどか...。
なぜか弘田(小日向さん)が手で促すような、仕草...。


第二幕冒頭、小日向さんは、初日は上手から下手に横切りながら写真撮影。
千秋楽は客席に降りて客にカメラを渡し、自分も写真に収まる
(爆笑&拍手が起こる)

あの写真見たいなあ♪


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2010年04月24日

【non-rp】小日向文世関連作 これからの放送 覚え書き(2010年5月)

来月以降放送される番組、の、覚え書き。
うわー。いっぱいある(嬉)。
とりあえず録画、です。

あくまで「覚え書き」、あんまり信用しないよーに(笑)。
日時、リピートの有無など詳細は各放送局のWebなどで確認して下さい...。


以下、順不同。括弧内は制作年。


連続ドラマ

警視庁失踪人捜査課(2010)
毎週金曜(既に2010/4/16から始まってます)
テレビ朝日
※レギュラー

以上新作。


以下は再放送など、スカパー!電子番組表などから大雑把に検索。

SCANDAL(2008)
TBSチャンネル(CSなど)
2010/5/4 一挙放送
※レギュラー

職員室(1997)
TBSチャンネル(CSなど)
2010/5/18〜ウィークデー帯
※レギュラー

相棒Seasone4(2005)
テレ朝チャンネル(CSなど)
2010/5/7〜
※第4話、5話ゲスト(たぶん5月下旬〜6月上旬)

瑠璃の島(2005)
日テレプラス(CSなど)
2010/5/24〜ウィークデー帯
※準レギュラー



単発ドラマ
すべて再放送

第三のミス〜まず石を投げよ(2009)
WOWOW(BS)
2010/5/24
※黒木瞳と共演

Wの悲劇(2010)
TBSチャンネル(CSなど)
2010/5/19
詳細不明

仕掛人藤枝梅安(2006)
ホームドラマチャンネル(CSなど)
2010/5/2他
※岸谷五郎と共演


映画

スイングガールズ(2004)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2010/5/4他

ハッピーフライト(2008)
日本映画専門チャンネル(CSなど)
2010/5/5他
(テレビシリーズも一部放送予定?)

眠る男(1996)
衛星劇場(CSなど)
2010/5/6他

このほか放送日不明ながら「そのときは彼によろしく」(2007)も放送される模様。

ざーっと来月分です。
...やたらと出てますね(笑)

殆どが未見、です。
連ドラはともかく、以前から(小日向さんには関係なく)見たかった「眠る男」が楽しみです。
DVDが廃盤で...BOXセットには入ってるけど...。





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2010年04月23日

【non-rp】小日向文世関連作 録画済みの番組 覚え書き

とりあえず、わかってる分のみ。
殆どがこの3月以降に録画したものです。

わーん。録画するばかりでなかなか見てられない...(うれしい悲鳴?)

他にも出演作で録画済み、なのはあるかも。
多すぎて把握しきれん...。

以下順不同。括弧内は制作年。


映画

恋の門(2004)
阿修羅城の瞳(2005)
重力ピエロ(2009)
木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003)
木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006)
ALWAYS〜三丁目の夕日(2005)
ザ・マジックアワー(2008)
虹の女神 Rainbow Song(2006)


ドラマ

オレンジデイズ(2004)
SCANDAL(2008)
天才柳沢教授の生活(2002)
戦場のメロディー(2009)
古畑任三郎(「哀しき完全犯罪」(1999)「ラスト・ワルツ」(2006))
いじわるばあさん(2009)
わが家の歴史(2010)


その他

劇場中継「海をゆく者」(2009収録)
ゆとりツーリズム 北海道(2009)



実は、出演作「深紅」(2005)も深夜映画でやってたけど録画、は、せず...。
事前情報で、血みどろ(!)なシーンがあるらしいんで。
どうせ録画しても、見ない(怖くて見られない!)だろ...ってことで。
いくら好きな俳優が出てても、ホラーやスプラッターは×。基本、コメディ、と、ロマンスの、人、です。

「ゆとりツーリズム」は偶然、いつも録画してた園芸番組が時間移動してて、とれちゃった(笑)、北海道の観光PR番組。
「ちっ、とり損ねちゃった」って、いつもなら、そのまま、さくっと消去、するんだけど、一応、何やってるのかって、高速サーチで流したら、「えっ...小日向さん?」。とうとうイカレちゃって、幻を見たのかってびっくり。
昨年度(2009年)、北海道の観光PR大使(?)みたいなのを、つとめておられたようで...。
天は我に味方した!
↑大袈裟、です(笑)...。

「ALWAYS〜三丁目の夕日」「ザ・マジックアワー」「天才柳沢教授の生活」「戦場のメロディー」は小日向さんに関係なく(笑)録画済みでした。
ただし、「柳沢教授〜」以外は、例によって「小日向文世」の認識が、無い...。なぁぜなぁんだあぁぁぁ〜と、絶叫...(爆)

で、「天才柳沢教授の生活」のみ、唯一、俳優「小日向文世」を認識してた、ドラマです。

かぁ〜らぁ〜すぅ〜 なぜ泣くのぉ〜♪

↑見たことがある方、は...分かりますよね(笑)



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2010年04月21日

【non-rp】「古畑任三郎ファイナル〜ラスト・ダンス〜」を見る

「上海バンスキング」関連作、強化月間(笑)
小日向さん出演映画、ドラマを見ます。

「わが家の歴史」(4月9〜11日放送)の関連番組(三谷幸喜つながり)で再放送されたのを録画したものです。

田村正和主演のテレビドラマ「古畑任三郎」のスペシャル版の最終話「ラスト・ダンス」。
初放送は2006年
メインゲストは松嶋奈々子。

小日向文世さんは、松嶋奈々子演じる作家コンビ(双子、犯人と被害者の一人二役)が書いた、人気ドラマ「鬼警部 ブルガリ三四郎」の主役を演じる俳優・誉陽一役(ややこしい)

ブルガリ三四郎は、まるで、古畑任三郎(笑)
小日向さんは、鮮やかな黄色のコートに身を包み、田村正和演じる古畑任三郎を彷彿とさせる、ブルガリ三四郎を、喜々として演じてます。

これも以前見たことがあります。
もちろん、この「古畑もどき」には大爆笑した覚えがあります、が、例によって「小日向文世」の認識は無し...Part4
うーん。こうも続くと、偶然、じゃない、よ、ね...。

出番は冒頭の劇中番組「鬼警部 ブルガリ三四郎」のみ。
打ち上げパーティーにちらっと、誉陽一が「背景」として出てはきます、が。
↑文字通りの背景。伏線って意味ではありません。


本筋の方は、ま、いいでしょ...。

小日向さんは本筋には全く絡まないし、わざわざネタバレすることも、ない、でしょ(笑)

ってか面倒になりました(ごめん)


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2010年04月20日

【non-rp】古畑任三郎「哀しき完全犯罪」をみる

「上海バンスキング」関連作、強化月間(笑)
小日向さん出演映画、ドラマを見ます。

「わが家の歴史」(4月9〜11日放送)の関連番組(三谷幸喜つながり)で再放送されたのを録画したものです。

田村正和主演の連続テレビドラマ「古畑任三郎」のうちの1話「哀しき完全犯罪」。
初放送は1999年。
メインゲストは田中美佐子(プロの棋士で妻、犯人)。
小日向さんは、その夫でやはりプロの棋士、で被害者...。


以下、ネタバレ注意。



結婚して2年。

夫・小田嶋佐吉(小日向文世)はやたら細かい。
きっちりと整理整頓。
炊事、掃除も完璧。

今日も今日とて、細々とお小言。
ビクつきながらも、うんざりしている妻・小田嶋さくら(田中美佐子)...。

うるさいけど、口ばかり、文句ばかりで自分ではやらない、ってんならダメだけど、この人の場合は、自分でやるんだからいいんでない?
料理上手だって評判のようだし、洗い物もせっせとこなす。

ってか、奥さんが、余りにもえ加減過ぎ(笑)
蓋は常に半開き、飲んでたカップの存在忘れて、次々出しちゃうし、
買い物をすれば、買うべき物は買い忘れ、まだある物をだぶって買って来ちゃう。

旦那がお小言を言うのも、しょうがない一面も、ある。
ま。奥さんのアクセサリーを隠しちゃったのだけは、×だけどね。

仕事の打ち合わせがある、というのに、外で食事を一緒にとる、と、勝手に決めてしまい、仕事は断れと、一方的。

ケーブルテレビの囲碁番組のレギュラーで講師をしているが、
彼女にとっては、唯一の息抜きとでも言える仕事だった。

あまり、社交的でない彼女には向いていない仕事だと、夫は賛成していない。
この頃仕事にも慣れ、評判もいい、と、反論するが、
「笑われてるのが、わからないのか」
って、冷たく言い放つ。
↑おー。こわ(笑)

とうとう自分で断れないなら、私が電話する、と、断りの電話をかけ始める。
我慢できなくなった彼女は、背後から、頭を殴りつける。

居間から玄関まで逃げるばかりで、殆ど抵抗できずに殺られちゃいました...弱っ。
一応、コートのボタンを引きちぎったけど、気がつかれて回収されちゃった...。

登場から10分たたずに、殺られてしまいました...(-_-;)。

完全犯罪を狙った偽装工作をする、妻。
そして、何事もなかったように、着替えて番組の打ち合わせに出かける。

帰宅し、ドアを開けるが、玄関にあるはずの夫の死体がない...。
恐る恐る中に入っていくと、何かにつまずいて倒れてしまう。
買ってきた卵が割れた。
なぜか夫の死体が居間に...床には電話が。
虫の息の夫が助けを呼ぼうとして、居間に這ってきて力尽きたらしい。

警察に通報し、古畑任三郎登場。
でも、今回ばかりは、少し趣向が違っているようで...。

強盗被害にあったように偽装工作した、が、如何せん大雑把。
家を出たときはまだ生きていたってことで、夫の代わりに夕食を作るが、料理上手のハズの夫の麻婆豆腐は、味なし(笑)
ラー油の蓋も開きっぱなし。
猫の餌やりも、既に餌をもらっていたことを確認しなかったため猫は食べず、おまけに空き缶も、洗わずに捨てて、バレバレ...。

殺された時間には家にいなかったように、アリバイづくり。
テレビ番組の打ち合わせ中に夫からの電話を偽装するも、
着信が残らない方法で、片手落ち。

さらに、やたらと出してしまったマグカップと、犯行時間には暗いはずが、電気をつけ忘れ死体につまずいたことが、決定打となる。

余りにもお粗末すぎて、古畑任三郎の敵ではない(笑)
謎解きってほどのこともなく、少々拍子抜け...。

虐げられた、妻、といった所で同情的な古畑...?

ただ、妻・さくらは、最後、自分が出ていた番組の録画テープを、うれしそうに見ているが、
そこには、たどたどしく、危なっかしくお世辞にも、上手とは言えないその番組での彼女の姿が...。
夫の言っていた「笑われている」は実は本当だった、ぽいってこと、が、落ち...。

ひゃー。殺られ損じゃん(苦笑)

古畑は、「同情してた」んではなく、「哀れんでいた」のね...。


このドラマ以前見たことがあります。
この細かい嫌みな夫も、印象が強かったけど...「小日向文世」の認識は...ないPart3(笑)

あれー。


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2010年04月17日

【non-rp】「火星のカノン」を見る

自宅待機...。

なんで家にいるときまで、縛られねばならぬ?
出社させてくれればいいんでない?
休出だからって、別に会社でボーっとしてたりしませんよ。
何しろ時間なんていくらあったって足りないんだから、ね。

金、の問題ではないですよ...。
そもそも、月間総労働時間で報酬計算するんで、休出や、深夜の手当は、ないに等しいんだから...。

おっと。
愚痴は余計に気分を凹ませる「負のスパイラル」に陥るのでやめましょう...。

そんな、落ち着かない「休日」の習いとして、ありもののDVDでしのぎます。

「火星のカノン」
製作:2002年
監督:風間詩織
出演:久野真紀子、中村麻美、小日向文世(お約束)

なぜか持ってました。
いつのまに手に入れたのか詳細不明...。
数回見た覚えは、ある、が...。


以下ネタバレ注意。



小日向さん演じるは、主人公、絹子(久野真紀子)の彼氏、公平。
ただし、既婚で娘もいる。
基本、火曜日だけ、しかも、朝には家に帰っちゃう。

ま。一般に言うとこの「不倫」の関係。
絹子曰く、「その言葉は、嫌い」

一応、絹子には、「惚れられてる」って役だからか、妙に、カッコつけまくりで、可愛いです(笑)
絹子の勤め先のチケット屋へ訪ねていって温泉旅行に誘う時、野球帽を目深にかぶってうつむき加減に店に入ってきて、ツバをクイって上げてニコッと笑うとか、いちいちカウンターに斜めに寄っかかるとことか。
絹子を狙ってる、恋敵・聖(中村麻美...女の子!)と対決(?)するときも、階段の手すりに斜めに寄っかかって、カッコつけ...二枚目風に斜に構えてる。

前に見たときは、小日向さんの認識は、ほぼ無し(あちゃー)
フィルモグラフィーで題名見つけたときも、同じ題名の別の映画か?って思ったぐらい...。

「愛してるよ」って、口先だけの、やりたいだけのしょーもない男(笑)
役柄の印象は、記憶に強く残ってるのに、「小日向文世」の認識は、ない...Part2(笑)

ちなみに、「小日向文世」の認識は、ないPart1は、自由劇場版映画「上海バンスキング」の、弘田。
陰湿で傲慢な、粘着質のサイコ野郎...今で言うところの「ストーカー」。
スクリーンに大写しになると、爬虫類的な気持ち悪さで、不快感大。
役柄の印象は、強く残ってるのに、役者の認識が、無い...不思議だ...。

公平は絹子よりも、コンパクト(...)で、頼りがいはなさそ...。
なんで、こんなの、と?ってのは聖とほぼ同じ認識...でした、ね...。
絹子に感情移入で、好きなもんは好きなんだからしゃーねーよなって感じで、は、ありました。

絹子は公平とは「大人の関係」で、家庭を壊してまで、どうこう、てことはないが、いつも一緒に居たい、が、本音。

結局、公平と決別し、いつも一緒に居てくれる聖と暮らし始める。
が、聖が大好きってわけでもなく、なんとなく寂しいから(たぶん)
愛想が尽きた訳ではなく、まだ、公平が好きなんだな...。

最後夢に公平が出てきて、目覚めて、泣いて...。
泣いていたのは怖い夢ではなく、幸せな夢だったからって...切ないね。


ま。そういう「大人」な、お話なんで、必然的に、濡れ場もあります...。
いえ。残念ながら(←こら)ハードな、の、ではないです。

白い...ですねぇ。
脱いでも変わらず華奢な感じの、まま、です。

...って、男性に「華奢」って単語を使うのも、なに、ですが、
細身で贅肉はないといっても、ムキムキ筋肉質って訳でもなく、貧弱ってほどやせ細ってる訳でもないんで、やっぱ、華奢、かな...。
少年に、なら「華奢」でもいい、気もするが、当時御年48歳の小日向さんには失礼かもね(苦笑)
いや。どこか少年のような、生々しくない躯ってことで。
↑...フォローになってない。

...ってかどこに注目しとるん、やぁー。(棒読みで、自己突っ込み)


童顔、可愛いけど、脱いだら凄いマシューとはえらい違い(爆)


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2010年04月12日

【non-rp】「重力ピエロ」を見る(途中まで)

体調不良。
頭痛、は、いつものことだけど、ここ数日は、胃が痛い。
水飲んでも気持ち悪い...。
やっぱり、寝不足と長時間勤務のストレスはイケないよね...。

今日は、せっかくの代休だけど、
こんな日は、家でじっとしてるが、よろし。
で、たまってる録画済みの映画をこなす。


「重力ピエロ」
製作:2009年
監督:森淳一
出演:加瀬亮、岡田将生、小日向文世(お約束)、鈴木京香 他


しまった...。
何の予備知識もなく見たものだから...。

具合、更に悪くなっちゃった、よ...。
えっらく落ち込みました。

話が重い。重すぎる。




以下、ネタバレ注意。



鞄を探す父親。
旅行に行くのかと訝る兄弟。
「旅行じゃなくて、入院するんだ」
驚く2人にあっけらかんと
「まぁ。手術すれば大丈夫だろ」
ガンで入院すると、余りにも軽く話す父親。
「本当に深刻な話は陽気に話した方がいい」


遡ること20数年前。
吹雪の中、正志(小日向文世)が運転する車は、突然飛び出してきた女性に驚きハンドル操作を誤りスリップし雪だまりにつっこんでしまう。
車が立ち往生して助けを求めたのは、モデルの梨江子(鈴木京香)。
だが、正志の車もつっこんだ雪から抜け出せなくなった。
他に車も通らない中で孤立する。
このままでは遭難だ。
「もうすぐガソリンが無くなります」
「そんな深刻なこと軽く言いすぎです」
梨江子は怒るが、泰然自若な様子に、何かを感じる。

正志が勤める役場に梨江子が押し掛ける。
驚く正志...。

2人は結婚する。
美しい妻とかわいい長男。

幸せに暮らす一家に悲劇が起こる。
梨江子がレイプされ、妊娠。
悲しみと苦しみが家族を襲う。
事件のことを町中が噂する。
いたたまれない、梨江子と正志。
だが、正志はその子を、我が子として育てる決心をする。

どこか頼りなさげながら、超然としている、正志。
「楽しそうに生きていれば地球の重力だって消してしまえる」

弟・春(岡田将生)、は父親にも、兄・泉水(加瀬亮)にも似ていないと、世間の目は冷たい...。
母親が交通事故で亡くなるが、それさえ、自殺ではないかと疑われる。
「妻は自殺なんかしません」

父親は、兄弟に分け隔て無く愛情を注ぐが、
弟は自生の秘密を知り、何かが変わり始める。
連続放火、舞い戻ったレイプ犯人、遺伝、殺人計画...。
酷い話が続く。


ミステリーってほど謎はない、ね...。
殆ど予想通りの展開。
一家を取り巻く人々の描写は、残念ながら薄っぺら。
レイプ犯の人物像も、「ステレオタイプ」。
殺人を正当化するかのごとくな、伏線でしかなく、消化不良。


正志は淡々としているようで、強烈な印象。
終始人間離れした、達観ぶり。
いや、猛烈な葛藤は、ある。
けど、それを乗り越えた、高いところを常に見上げている。
軽やかに、にこやかに...こんな人、実際はいる訳ない...殆どお伽噺。
そんな人物の存在を納得させてしまう小日向さんって、凄いです。
一方、物語の中心となるはずの兄弟2人の印象は、薄い。
↑小日向さんに贔屓してる訳ではないですよ...。


父、正志は、ガンが転移して、余命幾ばくもないと兄弟に告げる。
「死ぬのは怖くない」ってあっけらかんとしてるのを見たらもう、ダメ。
最後まで見ることができなかった、よ...。
あとホンの少しで映画は終わり、なんだけど、正志が死ぬところは、見たくない。


たかが映画。
死ぬったって、あくまで、死んだ振り、さ...。
...頭、では、そう思っても...だめ。

はぁ。(溜息...)
呼吸困難になるほど苦しくなってしまってDVDを止めた。


最後は微笑みをもって終わる...話らしいけど...。


もっと体調のいいときに見直します...。


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2010年04月10日

【non-rp】劇場中継「海をゆく者」

録画した、「海をゆく者」を見た。


「海をゆく者」
作:コナー・マクファーソン(翻訳:小田島恒志)
演出:栗山民也
出演:小日向文世(お約束)、吉田鋼太郎、浅野和之、大谷亮介、平田満
2009年12月 PARCO劇場

翻訳、ストレート・プレイです。
役者が見事に「おっさん」ばっか(笑)
女っ気なし、二枚目もいない(失礼)、動員が見込めるアイドルもいない、で、どーすんのよ...。
しかも、居間のセットのみで、場面転換無し。
酒飲んで、ポーカーして、怒鳴りあってるだけって...。

こう書いてしまうと、身も蓋もないが、
これが、もの凄くおもしろい。
昨日深夜(ってか今日だな)帰宅して、録画できてるかなーって確認するつもりが、
2時間半、一気に見てしまいましたよ。(夜が明けた...泣)


以下、ネタバレ注意で。


クリスマスイブの朝から物語りは始まります。

が、なかなかお目当ての小日向さんは出てきません。
普通なら出てくるとこまでとりあえず早送り、なんだが、
ついつい見入ってしまいましたよ(面白くて...)。

のっけから、むさいオジサンが、怒鳴り散らしてます。
出てくる人はみんな、よれよれなカッコウしたオッサンばかり...見事です。
朝っぱらから酒飲むし...。
部屋の中はそこはかとなく散らかって雑然とした感じはいかにも男所帯。

しかも、小日向さんは1時間近く出てきません(笑)
第1幕も終わり近くにやっと登場。
一人だけスーツにネクタイ、こざっぱりした紳士です。

アクの強い他の出演者に比べて、見た目からして可愛らしい(爆)
でも、豹変すると、超怖い。


ちょこっと、見るつもりが、おかげさまで、寝不足です。
しかも今日は、休日出勤なのに(分かっちゃいるけど止められぬ♪)
おおっと。出勤時間が迫ってきました(泣)
感想などは、また改めて。
例によって長々となりそうです、が。

...舞台を生で見たかったな。


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2010年04月09日

【non-rp】小日向祭り(笑)

本日、小日向文世さん出演の番組が目白押し。

ドラマ「我が家の歴史」フジテレビ
舞台中継「海をゆく者」NHK教育
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」日本テレビ

この時間まだ残業中ですから、帰宅は無理です。
リアルタイムで見るなんて、そんなこと、無理。
初めっから諦めてます。
録画しますよもちろん。

でも微妙に重なってて全部は無理、なんで、映画はパスします。
(どっかに既に録画されてるハズだし)
ドラマはカメオ出演ってことだけど脚本・三谷幸喜ってことで興味アリマス。

何より「海をゆく者」が楽しみ(*^_^*)
昨年秋の舞台。
映画と違って見逃したら、チャンスは無いものですが、
ある意味、超幸運。
一昨日「人物伝」のシッポに宣伝が録画されてて
驚喜乱舞。
うれしくって、この2日間、ニヤケっぱなしですよ。

さー。
残業ガンバンべー。


honey_c@残業(休憩)中



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sent from W-ZERO3


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2010年04月03日

【non-rp】ウエルカム上海(カーテンコール)〜「上海バンスキング」初日(その12・・・完?)

100402-165108.jpgBunkamuraシアターコクーンのwebに「上海バンスキング」の舞台写真が追加されています。

舞台写真公開 Part 2
http://www.bunkamura.co.jp/shosai/org59_bansking_15s.html

上から5段目右の写真がお気に入りです。(当然!)
第2幕冒頭の、「ダイナ」演奏シーン。
左から、服部さん、大森さん、小日向さんのサックス隊(笑)。

あん?小日向さんの衣装、「白」と思ってたけど、
どっちかというと「薄いベージュ」か「生成」ですかね...。
神々しいお姿に目が眩んで見誤ったようですぅ。
↑ライトに目がくらんでたんですよ...。

やー。本当にかっこいいですよ、ね。(同意以外は認めません...。)

早速、壁紙にさせていただきました。


私の駄文で何万文字で語るより、1枚の写真の方がわかりやすい、です。
いや、何万枚の写真より、舞台観た方が、わかりやすい、に、決まって、ます、が...。



以下は、初日ソワレの続き、カーテンコール〜です。
例によって、妄想含む、戯れ言、雑感、感想です。
(ネタバレ注意、です)



拍手と歓声。
幕が上がり、日出子さんがカーテンコールに応える。
にこやかに、声援に応え、深々と挨拶。

幕が降りる。

拍手と歓声が続く。
...。

...ん?
普通このぐらいの間合いで、2回目、が、あってもいいんじゃない?
なかなか、幕が開かない。
え...もしかして、これで終わり?
でも、幕の後で、何かやってる...。
何かの音と、幕が時折揺れるのと...何してんだ?

突然、「ワン、トゥー、ワン、トゥー!」のかけ声。
幕が上がり、「ウエルカム上海」が...。
バンドのメンバーはそろいのユニホームで、
他のメンバーも、チャイナドレスや、スーツ(もちろん衣装!)で、
舞台上に勢ぞろい。
リリーとコーラスはもちろん、若手の女優さん達も歌っています。

会場は大興奮。
手拍子と歓声。
またまた、ライブのようです。
これは、カーテンコール、と、いうより、アンコールだわ(笑)

2コーラス目途中、一同舞台中央をあけて、奥に視線を向けます。
黒いチャイナドレスに着替えた吉田日出子さんが、現れ、歌い出します。
会場は、さらにヒートアップ。

最後に日出子さんを男性キャストが肩にのせ、
串田和美さん、笹野高史さん、が、その前にひざまづき、フィニッシュ。
大興奮の内に「ウエルカム上海」がおわる。

全員がお辞儀。

拍手と歓声が続く。

串田和美さんは中央で、客席を見回して、にこやかに、応える。
吉田日出子さん、笹野高史さん、大森博史さん、小日向文世さんなど、
主なキャストもにこやかに、とても、うれしそうだ。

今度は、ドラムから始まる。
「シング・シング・シング」
舞台に一直線にならんで、一斉に、ブラスの演奏。
ミラーボール回るわ、ライトが錯綜するわ凄い迫力。
会場も手拍子。
バンド以外のキャストも手拍子。
途中、ソロの見せ場があったり、
各パート毎に、コール・アンド・レスポンスというか
揃って、前後に動きつつ、どんどん演奏が白熱していく。
本物のビッグバンドのライブのよう。
最後はバンドメンバーがステージ前面に一列に並びフィニッシュ。

歓声と拍手。
全員がそれに応えて、深々とお辞儀。
串田和美さんは、後方のキャストやミュージシャンたちも、もり立てる。

「ワン、トゥー、スリー、ワン、トゥー、スリー」
かけ声と共に、演奏しながら、客席通路に降りてきた。
(残念ながら曲名不明。最初ワルツっぽい...聞き覚えあるが思い出せない...途中からデキシー調?になる...誰か知ってたら教えてください...。)
上手、下手に別れて、行進する。

わー。小日向さんだぁ。(でへへ...よだれ出そう...全身弛緩状態)
すぐ目の前を、通り過ぎる出演者に見とれていた、が、
最後に串田和美さんが、クラリネットを吹きながら
通っていったのを見て我に返った。
そーだ「ロビーへGO!」、だ。

いつもは、出口の混雑に巻き込まれたくないのと、
余韻を楽しみたいのとでしばらく席を立たない主義なんだが、
折角、教えていただいたんだから、行かなくっちゃね。

割とスムーズにロビーに出られました。
「後に回ってください、立ち止まらないでください。」
スタッフが、叫ぶ中、人並みに流され、いつの間にか、
左寄りの前方に位置を確保成功。

前方の人は、しゃがんで、ってことで
前に目をやると、おお?
目の前に服部さん、大森さん、そして...小日向さん!
あわわわわ。わずか2mぐらいの所に...やべぇ...死ぬ。

いきなりで、心構えがつかない内に、不意打ちを食らいました...
目の前、真っ白...ワタシハダレココハドコ?
数十秒間は、呼吸(と心臓)が止まってた...と思う。

何とか自力呼吸復活(汗)
こんな機会二度とない、ってんで、取りあえず、ガン見、です。
ニコニコ優しそうな笑顔、大好きです(*^_^*)
こんな笑顔を見せられたら、溶けます。
↑私、多分、かなりだらしない顔してたハズ。

間近で見る、小日向さんは、
お肌、つやつや、しっとり、プリップリ...シミ、しわ殆どなく綺麗...。
このぐらい(50代半ば)の、特に男性の肌って、結構荒れているもんだけど、
どんなお手入れしてんだろ?
普段テレビで見てた印象とかなりのギャップ。
もの凄く若くて、艶っぽくて、色っぽくて、格好いいいってのが正直な感想。
普段のテレビが老けメイク、なのか?(まさか)


ロビー中央の柱(前にピアノ)を挟んで、向かって左に、バンドメンバー。
前列にバンジョー、サックス、後方にトランペット、コルネット、トロンボーン、
その後にドラム。
向かって右にバンド以外のキャスト。
概ね、前列に女性、後方に男性。
ピアノの左側の小さな台の上に吉田日出子さん。
そこに寄り添うように、フロントにでているのは、クラリネットの串田和美さん。
いよっ。陰のバンマスが、出てきよった。(笑)

コクーンのロビーにぎっしりの人、人、人...。
朝の山手線、新宿ー渋谷間って感じです。
が、押し合いへし合いってことは無く、粛々と間合いを詰めて、
みなさん、お・と・な、です。

歓声と拍手とでよく聞こえない...。
(吉田日出子さん以外はマイク持ってない...。)
串田さん「吉田さん一言...(以下歓声で聞こえず)」
日出子さん「明日からまた元気で...(笑)...(歓声で聞こえず)...りんごの木の下...を歌います」

拍手と歓声。
「りんごの木の下で」を歌う日出子さん。
右側のコーラスと左側のバンドの間を、
串田さんはゆっくりと行ったり来たりしながら演奏しています。
手拍子と歓声。


一応、ボーカルの日出子さんを、目で追っているつもりだが、
ついつい、目前の小日向さんをちら見、してしまいます。
流石に、ずーっと「ガン見」し続ける勇気はございません。
(マジ、貧血か、心臓麻痺起こしそう)

余りにも、近すぎて、思考が、大暴走...。
サックスのマウスピース(リード)をキュってしてる、唇と、
吹くたびに頬がぴょこぴょこするのが、もー、たまらん(爆)。

首から下げた、サックス・ストラップはキラッキラ、格好いいです。
うぉお。ストラップに成ってぶら下がりてぇー(おいおい)。

リガチャーは下だな、とか、マウスピースの差込具合...コルクの出方ヤヤ浅め?...とか、正にどうでもいいことばかりに目が行って、ご尊顔をなかなか拝む勇気がございません。

さすがに、サックスのメーカーとか、リードは何かとかそんなことまではわかんないが、それなりに年季が入ってるなぁ...。
楽器は各自自前って聞いたことがあるけど、ずっと同じ楽器なのかな...。
いいなぁ、サックスになりたいよー、で...(これ以上は危険なので自粛)
↑こら。それだけでも十分危ないから、やめなさい...。


再び「ウエルカム上海」。
手拍子が起こる。
ステージとは違って客との距離がとても近いせいか、
演奏しているみなさんも実に楽しそう。
後方の一部の客から大合唱も。
曲が終わると大歓声と拍手。


日出子さんは、串田さんに、何か言って欲しそうだったけど
笑顔の串田さんに何か言うように促されて...
「またこのメンバーみんなでやりたい…です。今日はもう遅いからぁ...」
歓声と拍手。ヒューヒュー。
あの、イメージのまんまの、吉田日出子さんです。
「あのーそれでは、えっと、えー、まあ、(えへへへ)」
日出子さんは、少し照れたように、
串田さんに助けを求めるように振り返ります。
客から「かわいいー」と声がかかる。

串田さんは日出子さんに、なにやら耳打ちしています。
「はい、じゃー、あの...(串田さんがささやく「おやすみ」)おやすみなさい。」


拍手と歓声のなか、手を振り歓声に応えながら、ロビーから引き上げていきます。
最後に日出子さん、寄り添うように串田さんが、手を振ってロビーから消えていきました。


はぁ。茫然自失。めまいクラクラです。
暫く、ヘタっておりました。


救いようのない真っ暗な芝居のあと、カテコとロビーのライブでパァーっと発散して、現実に戻る...。
開演時、現実から芝居の境目を曖昧にかつ、スムーズにつないだのと同様に、芝居から現実にもちゃんと連れ帰ってくれたのね...。

とっても、スッキリいたしました。

さっきまで人でいっぱいだった、ロビー。
こうしてみると、結構狭い...。
そうか...。
開演前、初日のロビーにあって当然な物(=花)が、1つもないのはなぜだろう、(まさか)何処からも来てないなんてこと、じゃないよね...って素朴な疑問だったけど、これだけの人がロビーに集まるんじゃ、危ないから、ね。
楽屋か何か、余所に飾ってあるんだろうな...。


余韻を楽しみながら、人もまばらになったシアターコクーンを後にしました。



今回は、自主規制。
小日向文世さんへの妄想は、99%OFF、で、お送りいたしました。
↑これで99%OFF、って、どんだけなんだよ(呆)



以上で一応「上海バンスキング」初日、は、終了です。
まー、長々書きましたが、まだ書き足りません...。



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2010年03月28日

【non-rp】夢のジャム・セッション〜「上海バンスキング」初日(その11)

100314-172137.jpg音楽劇...毎年のように、都合がつかず「パス」してるが、
今年も、やっぱり、パス、だな...。
いや、やっぱりと、言うより、今回は「上海バンスキング」に食われた(笑)、
と言うべきか...。
今年は「新センセイの鞄」だそうです。
現在上演中です、が、物理的にも、経済的にも今回は完全に、無理、です。


以下は、雑感、戯れ言、感想の続き、です。
あくまで、一観客のものですので、ご容赦を(笑)
...いよいよ大詰めです。


波多野は阿片に侵されて、幻想をみる。

ラリー、バクマツ、リリー、シングリー、宮下たちは、メキシコへ行こうと、
踊るように、波多野を誘う。
が、まどかが帰ってくるまで行かれないと躊躇している内に
出航に遅れるなと言い残して行ってしまう。


ミュージカルの「ドリーム・シークエンス」のよう、
そろいの鞄と帽子で楽しそうに踊っている。
音楽も軽快でここは、全く「悪夢」ではない。
...にしても、いつもは、まどかをあれほど蔑ろにしていたのに、
この「夢」では、「...あいつを置いて行けないよ...」って、
その10分の1で良いから、本人に直接言ってやれよ...。


「阿片ならいくらでもここにあるぞ!」
軍服姿の弘田が軍刀を掲げて叫ぶ。
「欲しいなら金を出すんだ。さあ、こいつで何もかも忘れちまうんだ!」
波多野が手を伸ばす。
「お前は日本人じゃないか!」
おいすがる波多野を打ち据える。
「こいつ...麻薬は法律で禁止されているのを知ってるのか!」
弘田はさらに叫ぶ。
「さあ、阿片の欲しい奴は他にいないかぁ!」


赤いライトに照らされた弘田は、まるで「メフィストフェレス」。
怖いオーラ全開です(萌)。
小日向さん、舞台映えしますね(きゃー。欲目じゃないです、よ...。)。
小柄で、華奢な感じの、小日向さんですが、
ここでは、大きく見えます(*^_^*)


軍服にさいころを背負ったバクマツが、リリーを見つける。
喜んで手を振るリリー。
だが、様子がおかしい。
「この女は俺が見つけたんだ!」
恐怖にひきつるリリーをバクマツが襲う。

白井とまどかが踊っている。
まどかの顔は覆われていてよく見えない...。
呼びかける波多野を無視して行ってしまう。

方が現れる。
「方さん、俺だよ...いろいろあったけど、仲良くやろうよ...。」
だが、方は包丁を振りかざして、波多野を襲う。

上海にやってきた当時の左翼青年の弘田がアジっている。
「...絹のマフラーのギャング諸君、腰まで裂けたチャイナドレスの淑女方、
そろそろツケを払う刻限だ!」


この辺がもっとも、アングラっぽい、ですか、ね。
声高に主張を絶叫し、観客を挑発。
でも、現在の観客は、軍属の弘田、以上に冷ややか、かも、ね...。


何か動物の骨、化け物、がうごめき、光が集結したり四散する...。


波多野の阿片中毒は、映画(自由劇場版)では極短く
日出子さんが歌う「君去りし後」にあわせて暗に示されるだけ。
あっさりしている上に、おどろおどろしさは、皆無だったが、
十分に、戦争が進んでいく様子と、阿片に冒され壊れていく恐ろしさは感じられた。

一方、舞台では、かなりの大芝居。
時代、が、そうさせたのかも知れないが、多少長い。
いや長すぎる。
少なくとも、最後の、布を使った組み体操(?)みたいなのと、
懐中電灯の点滅の件(くだり)は丸っと無くていい...。

なーんて言うと、生意気だとか、芝居が分かってないとか、
言われそうだが、そこまでの芝居と毛色が違いすぎで、
芝居に集中しにくい。
私個人で言えば、ミュージカル映画の大プロダクション・ナンバーのごとく、
あえて物語を止めてまでやることか?などと感じてしまった。

逆にステレオタイプな、勝手なイメージ通りの
「アングラ芝居」、ではあったけど...。


戦争は終わった。

家具が殆どないがらんとした室内に、車椅子に座った波多野。
阿片を始めて、2年。
すっかり衰弱し、心臓も弱って、日本に帰る船にすら乗れない...。
「マルセイユ行きの船が出る...。」
意識も混濁し、時間さえ分からなくなっているようだ。

リリーは、トランペットを抱えて、バクマツを駅まで迎えに行った。

方が訪ねてきた。
困っているだろうと、たくさんの食料をもって。
「波多野さん、どうしました?」
方は波多野の変わりように驚く。
「おなか空いたでしょう。なんか作るよ。」

まどかは甲斐甲斐しく波多野の世話をする。
車椅子を押しながら、あやすように「浮気はやめた」を歌う。

ガランガランガラン

「...居ません!そんな人居ません!」
まどかは制止するが、中国人民軍の兵士がなだれ込んでくる。
弘田を探しているのだ。
「弘田さんが何をしたの?」
弘田は阿片を密輸し、多くの中国人に売りさばき被害を広げていた。
中国人民は弘田を許さない、と...。

だが、台所から方が出てきて何か言うと、人民軍は引き上げていった。
「どうしたの」
「他人の家、勝手に入るな、言ってやったよ。」
「そんなことでよく引き下がったわね」
この家は元々方の父親が建てた、方の家、だった。
戦争前は、大学で教えており、さっきの人民軍の隊長は、
その頃の教え子だという。

意識のはっきりしない波多野が呻く。
まどかは引き出しからピストルを取り出し、波多野の頭に銃口をあて
頭を銃口で起こし引き金に指をかける。
顔をそらし撃とうとした瞬間、何かの気配を感じる。

2階から中国服を着て、頭から布をかぶって、
足を引きずった男が降りてくる。
「だれ?」
布をはずすと、弘田だった。
「何の用なの?」
「そんな言い方すんのかよ。」
強気な態度だが、以前の面影はなく、疲れた様子だ。
「来ないで!中国の軍隊があなたのこと探してるわ。」
「ここにも来たか...。」
「何の用なの?ここに...。」
「殺されたくはないんでね。」
「だったらさっさと逃げればいいでしょ。
こんなところにぐずぐずしてないで。」

まどかの怒りに自嘲気味に微笑む。
「君に憎まれる筋合いはないけどね。」
「この人のことはどうなの?」
車椅子の波多野を、冷ややかに一瞥する。
「俺がやらなくたってこの男は溺れたさ。」
「これからどうするの?」
「台湾へ行く、いいルートがあるんだ、どうだ...行かないか...。」


まだまだ強気の、と言うより、かなり強がっている弘田。
もう権力の傘も、特権も無くし、追われる身となって尚、
まどかへの未練が...。


「私が?」
「1度くらいつきあってくれてもいいじゃないか。」
まだまだ上から目線。
「こんなこともあろうかと、向こうに鉱山を一つ買って置いた。
不自由はさせないよ。この男にしがらんでちゃ浮かばれないよ。」
へへっ、と笑う。
まどかは同意しない...。
はあ、とため息をついて。
「(弱々しく)おかしなもんだ...あの時君が僕と一緒になってくれていたら...。」
上海に来たばかりの頃のように、弱々しい弘田。
軍人をも一蹴していた面影は、ない。
「今、日本じゃ戦争中の非国民が英雄となって、
次々と監獄から出てきている...。
いや。まだ賭は終わった訳じゃない...。」

銃を向けるまどかに気がつき手を伸ばす。
「返してくれ、それは十年前、僕が城内で30円で買ったものだ...
仕方ない。一人で行くさ。」
まどかから銃を受け取る。
「ありがとう。それじゃ元気で。」
「どうするの?」
弱々しく微笑む弘田。

表から出ようとするが、無理だ。
「2階の窓から逃げるような身分になるとは思わなかったよ。」
階段を上がっていく。
「それじゃ...今度会うときは、もう少し優しくしてくれよな...。」


かつての悪魔のなれの果ては、以前の弱々しい男に戻っていた。
まどかに拒絶され、地位も特権も失い、
信念さえ無くした男の、最後の精一杯の強がり。
「今度」なんて、あるはずも、ない。
虚勢をはった気障な台詞。
小日向文世さんって、意外と(失礼)、
こういった「二枚目」な役柄がよく似合いますね(うっとり)
↑はじまった、よ。病気(笑)が...。


リリーが帰ってくる。
手には布で包まれた箱を持って...。
「バクマツじゃないわよね?」
「帰る途中、汽車の窓から落ちたというよ。」
「ばーかぁ。バクマツのおっちょこちょい。
あんたそんなになっちゃって、どうやってラッパ吹くの?」

「おーい。俺の楽器。バクマツ帰ってきたんだろ。」
波多野がまどかを呼ぶ。
「そうなの、バクマツも、シングリーも、みんな帰ってきたきたの...。」
やさしくささやくまどか。

銃声が響く。
はっ、として2階へ行こうとするまどか。


不敵に、尊大な態度で、強がってはいたが、追いつめられ、
まどかにも拒絶され、絶望した弘田が、自らを撃った、のか...。


「まどか行かないでくれ。」
波多野が追いかけようとして倒れ込む。

「わたしここにいるわよ...あなたの側にいつも...
だって、何時か約束したでしょ、『一緒のお墓に入るんだ』って...
悪い夢見てるのよ。そうよね、私たち今日上海に着いたのよ。
春陽丸は、明日の朝マルセイユに向かって出航するのよ。
夢なのよ、みんな...。
だってあなた達がいなくなってどうやってジャズがやれるの?」

まどかは、リリーが置いていったバクマツのトランペットを吹く。
空気が空しく抜ける。音は出ない。
もう一度吹く。
音が出た。
が、まどかが出した音ではない。

セット上方にスポットライト。
バクマツがトランペットを吹いている。
出征前日に着ていたスーツ姿。
「ウエルカム上海」を演奏し始める。
見上げるまどか。

応えるように、クラリネットが...。
「シロー!」
駆け寄るまどか。
上海に上陸した日の白いスーツ姿の波多野がクラリネットを吹いている。

弘田(左翼青年の姿)、白井、ラリー、シングリー、コバチ、宮下らが、
楽器を演奏しながら、楽しかったころの姿のまま、まどかの周りを回る。

時間が逆戻りしたような、夢の瞬間。


ちょうど開演直後の「ウエルカム上海」と同様に、
再会を喜び合うかのようなジャム。セッション。
余りにも救いのないまどかの為に、最後に見せた夢なのか...。


いつの間にか、一人、一人いなくなり、
バクマツも、波多野も楽器を演奏しながら、去っていく。

まどか一人が残る。
じっと壁によりかかり、動かない。

まどかの前を、アヒルが歩いている。

まどかはじっとこちらを見つめたまま動かない...。

幕が下がる。
セットのライトはついたままで、透けて一人たたずむまどかが、見えている。

セットのライトが落ち、真っ赤な特製幕が透けなくなり、客席が明るくなる。

第二幕終了。


以上で全二幕が終了。

話だけでは、本当に救いようのない、暗い話だ。
幸せになった人は、誰もいない。
だが、この時代には、ありふれた、不幸...。

以上、妄想モード全開で書き飛ばさせていただきました。

重ねてお断りいたしますが、一観客の雑感、戯れ言、感想であり、
多少の妄想、勝手な想像、も、含まれておりますので、
実際の舞台がこの通りである保証は一切いたしませんので、悪しからず(笑)

この後、カーテンコール〜ロビーの追い出しライブも続けて、
書き飛ばす予定です。(気長にお待ちください)


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2010年03月27日

【non-rp】タイニーズ・テンポ〜「上海バンスキング」初日(その10)

100223-174631.jpg「配役は開演1時間前に発表」
これって、ある意味、スリル満点(笑)
役者さんには申し訳ないけど、当たり、外れ、も、ありかも、って...。

実際過去には、「まどか」=吉田日出子さん、以外は、
いろいろな配役があったようです。

そもそも今や売れっ子になっている役者たちを、
これだけの期間「押さえておくこと」自体が無理そうだし
体調的に、無理な場合もありそうだし、で、
「代役」、は、あるだろう、なって思ってました。
(正確には、配役が決まっている訳ではないので「代役」ではありません、が...。)
今回の再演には、かなり若い役者が見受けられましたので
もしかしたら、その中に代役要員がいるんだろう、って。

正岡まどか(マドンナ) 吉田日出子
波多野四郎 串田和美
松本亘(バクマツ) 笹野高史
林珠麗(リリー) さつき里香
弘田真造 小日向文世
白井中将 大森博史
ガチャンコ・ラリー 真那胡敬二

結局、私が観た5回(2/23,3/2,3/5,3/13ソワレ,3/14)はいずれも上記の配役でした。
主な配役(特に、まどか、波多野、バクマツのあたり)に「異変」があれば
「今日のまどかは、××××さんでした」とか、今時、blogにでも書くでしょう。
が、今のところ(2010/3/27現在)そういったものは無いようですから
どうやら「代役」なしで完走したようです。

それはそれで、とっても嬉しいことでしたが、
ただ、私は密かに願っていました。
これだけ、チケットが売れているんだから、
マチネ公演後などに、元自由劇場以外の配役で追加公演とかあったらいいな、と。
ブロードウェイの「アンダー・スタディー・ナイト」みたいに、ね...。
役者の力、も、大きいですけど、作品の力も大きいですから、
オリジナル演出の串田和美さんが作品をコントロール出来る、今の内に、
たとえ役者が変わっても、この「上海バンスキング」という作品が
生き残って行く作品だという証明として...。

でも、普通に観る方は「1回」だけでしょうから、
なじみ無い役者では、あるいは、ガッカリされるかも知れません、が...。


以下は、再演「上海バンスキング」初日、2月23日ソワレの続き。
(ネタバレ注意の、戯れ言、雑感、感想、ですよ...)



蓄音機で「タイニーズ・テンポ」を聞いている、波多野、シングリー、コバチ、
宮下ら。
「これが噂の、ビーバップですか。」
「まずいもの聞いちまったなぁ。」

アメリカ国籍のシングリーは、宮下にコルネットを託し収容所へ。
バンドのメンバーも今や散りじりに...。

ジャズが禁止され、いらだつ波多野は、誰彼なく当たり散らす。
「方、いつまでここにいるつもりだ!」
仕事がなく、給金を払えないのに、なぜか、方は出て行こうとしない。
「...何が目的だ...どういう魂胆だ...」
方につかみかかり、引き倒すと、締め上げる。
まどかはやっとのことで、引き離す。
方は、何処へともなく出て行った。

日本に帰ろう、と言うまどかに、帰るなら一人で帰れ、
ジャズの出来ない日本になど帰れない、と。

リリーにバクマツから葉書が届く。
日本語の読めないリリーに、葉書を読んでやるまどか。
でも、南方に送られること、を、言うことが出来ない...。
悪態をつき、リリーにも当たる波多野。

「いやよ」
波多野は、気まぐれにまどかを抱きすくめる、が、拒絶される。
立ち上がり、まどかを見下ろして、つぶやく
「...『あなたのこと、とっても愛してるわ』」
はっとするまどか。
「...いいわ。じゃあ2階に行きましょう」
棒立ちの波多野に抱きつきささやく。

ガランガランガラン

階段を登りかけたとき、玄関の呼び鈴が鳴る。

「おーう。誰もいないかと思った。」
紙袋と箱を抱えた弘田が勝手に入ってた。
我が物顔で、居間の椅子に座る。
「あ、これね。つまんない物だけど。」
テーブルの上に箱を置く。
「何?」
「相も変わらず、缶詰ですよ。」
まどかは階段に波多野を残し、テーブルの箱のふたを開ける。
「うわあ。蟹缶!(波多野に)あなた...(弘田に)波多野ったらね
蟹に全く目がないんですよ。」
波多野はふてくされている。

「それは良かった。」
微笑む弘田。
まどかは、箱を大切そうに台所に運んでいった。


弘田は、まどかにはとても優しい。
まるで、守護天使のよう。
ラリーを追ってきた兵隊を追い払ったのも、
彼女の立場が悪くなるのを防ぎたかったから?...。
入手困難な高級品を惜しげもなくふるまう。
まどかが喜ぶなら、たとえ波多野の好物でも...。


「それから、これ」
洋酒のビンをテーブルに置き、波多野を見る弘田。
「どうもいつもすいません。」
態度を一変させ、途端にへつらう波多野。

まどかが台所から戻ってくる。
「それじゃ私ちょっと着替えてきますわ...今日は誰?お相手は?」
「タス通信の支局長夫妻。」
「じゃ和服、かな。」
「さあ。なんでもいいんじゃない?」
なぜか楽しそうな弘田。

弘田は接待にまどかを連れ出している。
「どうもすいません。いつもお借りしちゃって」
「少しは役に立つんですか」
へつらう波多野。
「それはもう。英米が牛耳っていたせいか、
フランス語の話せる女性は、稀ですからね。」

絶対的優位に立っているせいか、弘田は波多野に対しても、
妙に優しい...。
「どうです。ご決心はつきましたか?」
「いや...それは...。」
弘田の仕事に協力して働くように誘われているが、
波多野は乗り気でない。
「...飲みますか?」
弘田は無視する。


うーん。やっぱり優しくない(笑)
一方的だね。
表面上は、紳士的だけど、波多野を冷酷に見下している感ありあり。
悪意のオーラ出まくり。


「内地へ帰ろうと思っているなら、やめた方がいい。」
冷ややか、上から目線な態度復活。
「内地は贅沢は敵だ、とばかり、食料、衣類など押さえられてますからね。
酷いもんです。それに比べたら、上海は天国です。」

波多野はグラスに酒を注ぐが弘田は取り合わない。
気まずく一人で飲んで何となく誤魔化す波多野...。


乾杯のグラスを無視するって、どんだけバカにしてるのよ(怒)
な、尊大な態度、もうたまりません。
↑危ないですよー


「近頃あまりご気分がすぐれないそうで...。」
「あいつがそう言いましたか...。」
「どうです、これ。少しやってみませんか。」
紙袋からパイプを出しテーブルの上に置く。
「...なあに、少しなら、別にどうということはありません。
かえって気分がすっきりして、楽しくなります。」
テーブルに道具を並べる。
「パイプたばこの要領で...差し上げます。」
波多野は曖昧に笑っている。
「あなた方、芸術家にはつらい時代ですからね...。」


正に「悪魔のささやき」。
一見、優しげ。
実は破滅への道に突き落とす。
女取られた恨みは深い...。
阿片をすすめる弘田の冷酷で怖いことといったら...。
ここだけは映画(自由劇場版)に負けず劣らず陰湿だなぁ。


「おまたせしました。」
着替えたまどかが降りてくる。
波多野はパイプと小箱を後手にもって隠す。
「それじゃ、お借りしますよ。」
「出来るだけ早く帰ってくるけど、先に寝てらして。」
「ああ。うん。」
曖昧に答える波多野を残し、弘田はまどかをエスコートして出て行った。

一人残された波多野は所在なさげ、だ。
酒を飲んだり、レコードをかけたり落ち着かない。
テーブルのパイプが気になるが、首を振り
2階へ上がりかける。
だが、やがて見入られたように、パイプを手に取る。
パイプをセットし、吸い始める。
が、激しくせき込み苦しみのたうち回る。
それでも、とりつかれたように、吸い続ける。

「...寒いよ...まどかぁ...まどか、俺のところに帰ってこいよ...。」
阿片の影響で震えが止まらない。
波多野は泣きながら悶え苦しむ。
「ひでえ所に連れ込んじまったな...
お前ももう30、あれから8年経つんだからなあ...。」

突然狂ったように笑う。
「...楽しかったなぁ、あの頃は...
老いぼれていくなんて思ってもみなかったんだよ」
再び泣き始める...。



posted by honey_c at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

【non-rp】月光価千金〜「上海バンスキング」初日(その9)

100314-171938.jpg桜は開花した、らしいが、寒。
体調管理が難しい季節になりました。
この数日は、鼻水、が...。
もしかして、花粉症デビュー(泣)か?
でも、今日は殆ど止まった、ってことは、ただの風邪、か。
↑疑惑の花粉症...。


以下、は、あくまで一観客の、雑感、戯れ言、感想です。
(ネタバレ注意含む)


まどか(吉田日出子さん)は幕の前で、
スポットライトを浴びて、バースからゆっくりと歌い出す。
幕が開くと、
ダンスホール「セント・ルイス」のバクマツ最後のステージ。
「月光価千金」を演奏するバンド。
そろいのユニホーム。


わーい。また呉越同舟バンド(笑)、だぁ。
小日向さんって、楽しそうだなぁ。
演技なのか、素、なのか。
いや、これ、は、ま...演技ですよね...。
波多野(串田さん)のユニホーム姿は、ここで初めて、だね。
第一幕のバンドでは「お試し」で私服だったものね。


「シュッド・アイ」
アップテンポでノリノリ。踊る日出子さん!!
会場から手拍子が起こる。
正にライブのよう。

曲がおわると、バンドマンたちは、それぞれ楽器を片付け、はけていく。
「おい。おまえ!」
軍人が、リクエストの紙片をわたす、が、もう終わりだと断る。
が、客に軍要人がいることを知らされると、バクマツは一人で吹き始める。
帰りかけていたバンドマンたちが戻ってきて演奏に加わる。
「海ゆかば」
演奏がおわった、と、思った瞬間、波多野のクラリネットが、スイングする。
バクマツはリクエストの紙片を投げ捨てるとそれに続く。
ジャズ調「海ゆかば」が楽しく、賑やかに繰り広げられる。
が、軍人がステージに駆け上がってくる。
直立不動で正調「海ゆかば」に戻る。
いたずらを見咎められた子供のように首をすくめる、バクマツと波多野。


「海ゆかば」は、あまり馴染みがないのか、
この日の観客は正調からジャズに転じる直前に「拍手」する人が多かった。
曲の終わりに「拍手」のつもりなのでしょうが、
波多野が嫌だって言ってる「軍歌」ですよ!
バクマツも初めは断った「軍歌」ですよ!
逆でしょう?
スイングし始めたら、拍手、でしょ!

これも、差別用語の封印と同じ、で、
知ることから始めるべきもの、でしょう。
これが軍歌と知っていたら、あそこで拍手、は、できない、ね...。


「戦争」が終わって、バクマツが帰ってくると、歓迎会の準備。
波多野らは、新曲を聴かせてやろうと2階で練習をはじめる。
遠くで大砲の音、が...。

ガランガランガラン

玄関の呼び鈴に、バクマツが帰ってきた、と、出迎える、まどか。
が、意外な訪問者に驚く。
「弘田さん?」
部屋の中を見回す弘田は、
仕立ての良い服を着て、以前の姿とは別人のようだ。
「まだここにお住まいとはね...もう5年になりますか?」
不敵な笑みを浮かべつつ...。
「驚いたね...正岡家のご令嬢が、パリにも行かず、
上海のダンスホールで腰まで裂けたドレスで踊っているとはね。」
テーブルにあった酒を勝手に注いで飲み始める。


キャー。でたぁ。
慇懃無礼。
とぉ〜っても嫌みな、小日向さん!
態度でかいし、見下したような、正に「上から目線」の極みの、や〜な奴(笑)
でも、好き(爆)
(↑はじまった、ぞ...。)


「私になにかご用ですか?」
弘田の様子に不安を覚える、まどか。
「家宅侵入で、領事館警察にでも突き出しますか?」
「帰ってください!」
「...私にそうつれなくなさらない方がいいと思いますがね...。」
まどかに詰め寄る弘田。
「大きな声、出しますよ」
2階から、波多野達が練習しているジャズが聞こえてくる。
「ほお。相変わらずジャズですか」
バカにしたように2階を見上げる。
と、大砲の大音響が響きわたる。
「おやおや。派手におっぱじめたな」
弘田は腕時計を見ながら、妙に嬉しそうだ。


冷ややかで見下した態度。
誠実さのかけらもなく、以前の、弱々しさも全くない...。
嫌みなキャラ全開です。
でも映画(自由劇場版)の弘田とは、やっぱり少し印象が違う。
陰湿な感じは、あんまりない、ね。
映画のほうは終始「サイコ野郎」って感じだったような...。


砲音に驚いた波多野たちが2階から降りてくる。
「やあ。これは波多野さん、お久しぶり...覚えてらっしゃらない?
この人のお父様の家で2度ほどお目にかかったことがあるんですよ」
まどかが紹介する。
「弘田さん」
波多野は曖昧にうなずく。
「あのときの学生服着た書生ですよ」

「さすが上海だと思いましたね...こんな時局に大ぴらにジャズなんかやってる日本人がいるとは...ご立派というか、ズレているというか...」
慇懃無礼、炸裂。
「何なんですか、あなたは。いきなり人の家に上がり込んで...」
さすがの波多野も声を荒げる。
「さっき、この人にも言ったんだが、
私に向かってそんな口をきかない方がいいな」
またまた超上から目線発言。

いきり立つ宮下を制して、下手に出る波多野。
「弘田さん、と、おっしゃいましたね。
実は今日これからお客さんがございまして...お話はいずれ伺いますので、
今日のところはお引き取り願えませんでしょうか?」
「これ1杯ぐらいは、いいでしょう?」
意に介さず、グラスを手に椅子に座る弘田...。

ガランガランガラン

「バクマっちゃん、帰ってきた!」
呼び鈴に歓声を上げながら出迎える一同。

だが、やってきたのは、ガチャンコ・ラリーだった。
新曲を仕上げている最中だという波多野に、驚いたように言う。
1時間前に日本とアメリカが戦争になったと。
「明日、セント・ルイス無い」
ダンスホール「セント・ルイス」は日本軍に接収されてしまい、
ラリー自身も収容所に入れられそうになって逃げてきたのだった。
「私、ここに、居たいなあ」
匿って欲しいと言うラリー。
多くの中国人を揚子江に浮かべてきたラリーだが、リリーは匿う、と言う。

日本軍がラリーを探しにやってくる。
2階にラリーを隠し、追い返そうとするが、
波多野はしたたかに打ち据えられてしまう。
もう少しで、見つかる、と言う瞬間、
「やめたまえ!」
弘田が制する。
「何だぁ?貴様は」
「こう言うものだ」
身分証を見せると隊長の態度が一変する。
「帰りたまえ!」
弘田の一喝に兵士達は帰って行った。


またまた、こわーい(笑)
でも、こーゆーの、ダーイスキ。
どエスなキャラもすんごく好き(はあと)
↑もしもし。危ないですよ...。


驚く波多野たちに、微笑む弘田。
「さあ。再会を祝して乾杯、といきますか」

2階に隠れていたラリーが恐る恐る降りてくる。
女物の着物を着ている。
「ああ。あなたですか...ご心配には及びません。
セント・ルイスと、賭博場と、麻薬の権利を我々に引き渡せば
本国へ送還しましょう。」
「ソーカン?」
「I´ll send you back to the United States」
ラリーは喜んで握手を求めるが、弘田は一瞥すらしない。


なーんか、もの凄く気障ったらしい英語、だな。
映画(自由劇場版)の弘田の台詞に英語は無かったような気がする...。
冷たくて、一層人間離れした、超然とした感じが増大。
うわー。いいよ。うん。凄くいい(*^_^*)
↑なに言ってるんだか...。


弘田は冷ややかに言い放つ。
「さ。ジャズでも何でもやってください。
おそらく、上海のジャズも今宵限りです。」


きゃー。悪魔よ(怖)
どう考えても...。
左翼青年が転向して軍属になり、180度性格まで変わっちゃって。
「悪魔に魂売り渡した」みたい、な...。
悪魔でも、わたくしは、よろしくってよ。(って何が?)
こんなに、かっこいい悪魔なら、オーケー、ウエルカムです。
↑だから...暴走してる、よ(笑)


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2010年03月25日

【non-rp】暗い日曜日〜「上海バンスキング」初日(その8)

100314-172243.jpgもう終わって10日あまり、か...。
だんだん、興奮と感激の記憶が、曖昧に、なってくる。
客席で観ていたときは、夢のようだと思っていたけど...。
本物の夢、だった、のかもしれない...。


以下、戯れ言、の続き、ネタバレ注意、ですよ。


一人編み物をする、まどか。
方はまどかに聞く、なぜ上海に居続けるのか、
波多野のいる日本に帰らないのか、と。

バクマツは軍人相手に博打の毎日。
まどかは、お冠だ。
バクマツもまどかに訊ねる。
「日本に帰ったら?」
まどかにその気はない。
「上海には人を不幸にする夢が多すぎるのよ」
「街のせいじゃないさ」

大尉になった白井が訪ねて来る。
「...部下をたくさん死なせると偉くなれる」
今度は満州へ発つという。

バクマツは領事館から呼び出され出て行く。

まどかと白井が残る。
「ウクライナレストランにでも出かけません?
世界一おいしいサラダをごちそうするわ」
「...いや...」
まどかはコニャックをすすめる。
「...去年まで一滴も飲めなかったんですよ」

物思いに沈む白井。
「...不思議だ。私たちがこの部屋でこうしている間にも
支那の各地で泥沼の中を行軍していたり、女を殺している連中がいるなんて...」
「今日は怖い話はいやよ」
「ではまどかさんのご主人が早く帰ってこられるように...」
「あ。その話もダメ。
満州であなたに怖いことが起こりませんように」
二人は乾杯する。

白井は、何か歌って欲しいとまどかに求める。
まどかの歌を聞きたくて、決死の戦いを生き延びたと。

まどかは白井の背中に向かってアカペラで「暗い日曜日」を歌う。


ドラマチックに歌い上げる日出子さん。
なんか、うるっときてしまいました(←鬼の目にも涙)
んだが、これから死ぬかも知れない戦いに向かうのに「暗い日曜日」は無いんじゃない?
どーゆー選曲なんだ?謎、だ...。


「ありがとう。あなたに会えてよかった。いい夢を見せてもらいました」
「戦争の方が夢だったらよかったのにね」
「あれも夢みたいなもんです」
白井は戦争が終わって生き延びていたら、また歌って欲しいと言い残し帰っていった。
「おまえさん、行き先なくなっちゃったね」
まどかは編みかけのセーターにつぶやく。


白井さん、切ないね。
まどかへの密かな思いを胸に秘め...。
と、いっても「不倫」なんて下世話なものでなく、誠実に、あくまで誠実に...。
「ダメな男」ばかりの「上海バンスキング」の登場人物で、唯一まともな人。
なのに、思いも告げず戦場へ。
まどかも、本当に男運が、ない。


バクマツが帰ってくる。
変に、ご機嫌、だ。
酒をラッパ飲みし、大声で叫ぶ。
「大日本帝国、ばんざーい」
愛するリリーに捧げる愛の歌と、「スターダスト・メモリー」を
滅茶苦茶に吹く。
様子がおかしい...。
おもむろに「赤トンボ」を吹き出す。
ポケットから封筒を取り出し、リリーに渡す。
中からは、赤い紙、が...。
「何、書いてあります?」
日本語の読めないリリーには分からない。
「バクマツは戦争に行くの」
納得できないリリー。
「バクマツどこにも行かないよ」
明日、行かなければならないと言う。
今夜がラスト・ステージだ。

「トランペットの次に、私、好きですか?」
バクマツに訊ねるリリー。
「ラッパの前に、お前が好きさ。」
リリーは二人で中国の田舎に逃げようと言う。
渋るバクマツ。
「...ミス・オカダみたいに、自分の国を捨てられるかって、あなたが聞いたのよ...」
バクマツは乗り気でない。
「バクマツさん、私と、博打しましょう」
リリーが勝ったら、中国人になると。
リリーのカードは18。
「とんがれとんがれとんがれ...おーら、とんがったぁ」
勝ったのに、決まり悪そうなバクマツ。
「中国人になり損なった」

本当はリリーが勝っていた。
バクマツはインチキをして勝ったのだ。

まどかはパリに行くことにした。
バクマツがいなくなっては、波多野はここへ戻らないだろうと...。
「よーし最後のステージ。吹きまくってやるぞ」
「私たちだって、歌いまくってやるぞ」

「そのお仲間に加えてもらえるかな?」
波多野が帰ってきた。
少し疲れた様子である。
日本では、ダンスホールが閉鎖になり、
ジャズは出来ない日本から上海に帰ってきたのだ。
「...日本のジャズは殺されちまった」
崩れ落ち、弱々しく泣く波多野。


スピードアップしたつもりだけどまだ先は長い、長い。
ってことで、遅い昼休みに、更新です。
何だか、落ち着かなくておなかも空かないよ...。



posted by honey_c at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月22日

【non-rp】レイジー・ボーン〜「上海バンスキング」初日(その7)

蓄音機.jpg初日から、もう1ヶ月。
まだまだ、うだうだ、初日の事を書き終わってません、
ってどんだけなんだよ(笑)
ま。
書きたいことは多いけど、時間が、無いってことで...。
通勤時間に書いてるけど、朝は無理(当然通勤ラッシュで満員)
帰りも座れれば、で、ね。

今日は自宅待機、だけどなかなか、落ち着かないせいで
書くのに気、が、のらない...。
とはいえ、あんまりなので、少しスピードアップ、に、勤めます。

以下、ネタバレ含む、戯れ言、でございます。



休憩時間は15分、です。
が、「開演ベルはあてにするな」ってことなんで、
Mailチェックだけして、大慌て、速攻で席に戻る。
(トイレの行列、長い...し。あきらめました。)

!!!!

休憩時間10分、たたぬ内に、幕が上がりました。
間もなく、セット奥、玄関からフラっと誰かが出てきました。

え?
串田和美さん?

衣装と言うより、普段着っぽい出で立ち...。
ふらふらと客席に目をやりつつ歩き回っています...。
一瞬、セットをチェックしにきたスタッフか、って思いましたが、
クラリネット持ってます。
セットのテーブルの上に、持ってきた小振りの黒表紙の冊子を、
ポンっと置きました。

居間のセットの一部が開いてドラムセットがあります。
ケースに入ったシンバル持って下手から、
出てきてセッティングしてる人はいるし、
もしかしてもう始まってる?

笹野さんと腕を組んで、セット奥の玄関から日出子さん登場。
串田さんと、なにやら話してるけど、マイクはオフだし、
まだ客席はざわざわしてるし、で、殆ど聞こえない...。

普段着っぽい出演者達が、三々五々、
手には楽器をそのままやケースに入れて持ち、
下手から、上手から、奥から、あるいわ客席通路から、
わらわら集まってきて、てんで勝手に雑談、音合わせを始めた。
何だか、稽古の様子を見てるみたい。

串田さんは、セットのテーブルの上の、小振りの黒表紙の冊子を手に取って、
笹野さんと日出子さんに
「...これやろう...」
と、出し抜けに、クラリネットを吹き始めました。
それにあわせて、他の出演者達も、演奏を始め、
冊子を手に日出子さんは「レイジー・ボーン」を歌い出しました。

まだ客電付いてますよぉ〜。
油断も隙もありませぬ(笑)

演奏が始まっても、遅れましたの、体で出演者がやってきて、
やあ、おう、と、挨拶など、しつつ演奏に参加していきます。

わーい、小日向さん登場。
帽子を目深にかぶって、全体に白、でキメてます。
うんうん、かっこいいよ(*^_^*)
↑おーら。はじまったぞぉ(笑)

手には楽器、ではなく、なぜかデジカメを持っています。
そして、演奏には参加せず、写真を撮り始めました。
あれ?何してますの(爆)

串田さんや笹野さん、日出子さん達を舞台上を移動しながら撮り続けます。
演奏に気が付いて、戻ってきたお客さん達も、怪しい動き(笑)に気が付き、
くすくす笑いが、時に爆笑に。
これって、何なんだ?
写真撮ってる小日向さんは、メチャクチャ嬉しそうにしてるし、
撮られてる出演者も、リラックスしてて、なんだかほのぼのしてしまった。
一通り撮ると、大森さんのところにあったケースからサックスを取り出して
吹き始めました。

曲が終わる頃には、会場はすっかりいい雰囲気。
現実(休憩時間)と物語の中間、の、虚実入り乱れた曖昧な現実?
ちょっと串田さんに、一本取られた、みたいな(笑)

マイクは相変わらずオフのまま、再び雑談(!)が始まる。
残念ながら全部は聞こえない。

串田さんは、真那胡さんのシャツの柄、について、
「珍しい柄だな」とか何とか。
ひょうたん柄...。
うん。確かに珍しい。

舞台奥には、上海の部屋のセットがあるけれど、
舞台上手手前には亀?の剥製はあるし、
てんでバラバラに、それぞれがガヤガヤ話してる、と言う感じ。

串田さんのクラリネットから再び曲が始まる。
「ダイナ」
日出子さんは、時折、串田さんや笹野さんと視線を絡ませつつ、
楽しそうに歌っている。
アップテンポでノリのいい曲に、会場からは手拍子が起こる。
途中、各楽器でソロの見せ場。
小日向さん&大森さん、服部さんのサックス隊(笑)は、
「きらきら星」のメロディーを織り込んで。

キャアキャアキャア(狂乱)
格好良すぎです。
ますます惚れてしまいます。
どーしてくれるのよ(^^;)
↑はいはい。また、はじまった、よ...。


演奏が終わると、再びガヤガヤ雑談しながら、三々五々
上手から、下手から、「じゃあね」、とか、「よぉ」とか言いながら
舞台からはけていきます。
最後に、串田さんが日出子さんを促してセットの中の椅子に座らせ
舞台をはけていきました。

日出子さん、だけ、が、セットの中に残り、
第二幕の物語が始まりました。


あれあれ。
結局、休憩あけの第二幕冒頭、しか終わらなかったよ(呆)
この調子じゃ終わるまであと1ヶ月は、かかるよ。
いくらなんでもな...。


posted by honey_c at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月19日

【non-rp】浮気はやめた〜「上海バンスキング」初日(その6)

100314-182605.jpg100316-183653.jpg我がadvanced/W-ZERO3[es](PHS)は現在「上海バンスキング」仕様です。
って、ステッカーを貼っただけですけど、ね(笑)

あ。
それ、と、プラス、待ち受けはロビー演奏の時撮らせていただいた
小日向文世さんになっております(*^_^*)
画面見るたびに、ニヤケておりますよ(←きもっ)

ちなみにストラップはポッチャマ(ポケモン)とイセ・ジョージ(BE@RBRICK)...。
イセ・ジョージと言えば、伊勢丹吉祥寺店も14日で閉店したんだっけ。
ロンロンも今月末で終わり、先月はユザワヤが閉店。

ま、いろいろ、ある、けど、ね。


月日は百代の過客にして...。


以下、「上海バンスキング」初日ソワレ(2月23日)の続き、です。
(ネタバレ注意、の、雑感、戯れ言、感想、です、よ...。)



町は日本の勝利でわき返っていた、が、上海は砲火で滅茶苦茶になっていた。
波多野の女遊び、はひどくなる一方で、一昨日の夜、店で別れたきり帰宅していなかった...。
まどかはステージ衣装に100ドルを散財。
仕事に欲が出てきた、と...。
新聞には、女優のシベリア逃避行の記事が載っている。
「何もかも捨てて、ロシア人になれるかい?」
バクマツの問いかけに、リリーは要領を得ない。


笹野さんが、小道具の新聞を勢いよく開いたら、ビリッ!
結構厚手な紙みたいだけど、縦方向に三分の一ぐらい裂けちゃいました。
その後、さつきさんが、手にとって眺めると、
ビローン(笑)ってなっちゃいそうになって、持つ位置を少し上に持ち直して誤魔化してました。


南京から帰還した、白井中尉が訪ねてくる。
バクマツは、戦果を聞きたがるが、暗澹たる思いを抱えているようだ...。
そこへ、まどかが「浮気はやめた」を歌いながら階段を降りてくる。
新しい衣装に、ランプシェードをかぶり、はたきを振りながら、
踊るように、歩き回るまどかを立ち上がって迎える、白井...。

「あらやだ。シローが帰ってきたのかと思って...。」
まどかは、波多野と勘違いしてはたきで、白井の頭をたたいてしまった。
慌てて着替えてこようとする、まどかをバクマツは引き留める。
「...ちょっと、よく見せろよ。へぇ〜これが100ドル!」


真っ赤なドレスに、水色に金魚の模様のランプシェードという出で立ち。
いくらランプシェードで視界が悪いっていっても、足もと見れば、
波多野じゃないことぐらい分かりそうなもんだけど(笑)
逆にそのくらい、会ってない、ってこと、か...。


ガランガランガラン

波多野を驚かせたいと、まどかは衝立の陰に隠れる。
レコードを抱えて帰ってきた波多野は、なぜか気もそぞろ。
「抜けさせて欲しい」
戦争になってから、アメリカにジャズマン達が帰ってしまい、
上海のジャズに観るべきものがなくなった、と、
見切りをつけて、日本に帰る、と言う。
「まどかさんが、行くって言うかなぁ〜」
「俺がいる限り、パリに行けないと思うんだよ」
「...あの人さ、踊りを本気でやる気になってるよ...」
取り繕おうとする、バクマツ。
「そいつは結構じゃないか、いつも勝手言ってすまん」
決心が変わらないうちに、と、スージーに切符を買いに行かせたと、
まどかが、聞いているとも知らずに、ラリーと話をつけに出て行ってしまった。
「それはないよ」

追いかけるように促すバクマツにかぶりを振り、後ずさるまどか。
「んもー。世話が焼けるよ、お前らは...」
バクマツは、波多野を追って行った。

まどかと、白井が残された。
「踊りましょう」
タンゴを踊る二人。
「ねえ中尉さん。私たち上海で頑張りましょうね。
ずっとここにいましょうね。」

バクマツが怪我をした、バンドマンの宮下を抱えてつれてくる。
介抱しようとする方を突き飛ばすバクマツ。
「さわるな!おまえら、チャンコロ(※)がやったんだ」
そこへ、ドヤドヤと中国人の一団がやってくる。
銃を抜いて、制する白井。
驚いた中国人達が叫ぶ。
「波多野さんに頼まれてきたよ。どこです、波多野さんの荷物?」

「貴方とならば」を歌い始めるまどか。
照明が落ち、まどかにだけスポットライトがあたっている。
嘘と裏切りに耐え、どこまでもついて行こうと、決心したまどかの淡い希望は、
やはり、叶わない、の、か...。


第一幕終了。

幕が下がり、客電がつく。

これから15分間の休憩に入る、と場内アナウンス。
あっと言う間の1時間半でした。
夢中になりすぎて、足変な風に踏ん張ってた。
向こう脛、が少々痛い...。
軽く伸び、肩と首を回して体をほぐす。

よっしゃー。
第二幕も、かんばるぞぉ。
↑って観てるだけ、だぞぉ(爆)


これから残業だぁ(泣)@社食


(※)中国人を意味するスラング。
これは現在では「差別用語」ですが、当時は普通に使われていた言葉です。
この「上海バンスキング」には、時代、を、表す言葉として
他にも、現在では差別用語として使われなくなった言葉が、(あえて)使われています。
が、決してこの芝居の作者、及び出演者、主催者、この芝居を見ている客(私も含めて)が、
差別しているというものでは、ありません。
私は逆に、そんな気遣いが出来ない、悲しい時代であった、
と、いうことを理解するのには、必要不可欠な、言葉であると、考えます。
口にしなければいい、のではなく、なぜなのか、を、理解する為には知るべきこと、だとおもいます。

↑これは、あくまで、私、一個人の考えです。
って、こういう事いちいち断らねばならぬのは...面倒、です、ねぇ。
長々こんなこと書かなくても、当然のこと、と、分かって欲しいです、が...。


posted by honey_c at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 【non-rp】上海バンスキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする